日記:2001年05月

最終更新:2001年11月14日 15:40



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安形氏にめいる
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05月31日
(木曜日)

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茉莉花に想う /  間に合った,よね?

 [食べる・飲む] 「緑茶+ジャスミン」ティーのおいしい淹れかたがだんだん分かってきました.両方とも結構気まぐれというか気難しい材料なのですが,たまに大当たりの味が出ることがあって,そういうときはなんだか嬉しいものです.

  あれですね,普段はとてもわがままで気まぐれに見える女の子でも,その「行動パターン」にこちらが慣れてきたころ先入観抜きで見てみると実は結構根は素直で純情だということが分かったりするのと似たようなものですね … え,違う?(笑)

 [研究] 月末までの締め切り仕事が3本.余計なことを考えずに仕事に没頭できる絶好の?環境が整いました.

  結局3本目の仕事−GEWEX in Asia and GAME国際会議(10月に名古屋近郊で開かれる)にアブストラクトを出して発表申込をすること−を終えて種類をオンラインで提出したのは23:59!でもWWW資料をよく読むと,締め切りは6月10日に延びたと書いてありました.

  と思ったら予算関係の仕事も舞い込んで来ました.第五回国際地形学会議のone-day trip「富士山」についても6/5までに概要を出さねばならないし…

 [電子・コンピュータ] 予算がついたということでノートPCを物色中.しかしながら,自分の中でノートの位置付けが不鮮明なままであるためなかなか絞りきれず.モバイルに徹するか,重量級で攻めるか?

05月30日
(水曜日)

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ホッとしたよまったく

 [身体と健康] 最近信憑性を高めつつある安形氏疫病神説にまた強力な傍証が.再びガン患者が一名増加です(本人は知らないらしい)

  すでに病院送りになっていた知人の一人は,今日が手術でした.全身麻酔で5時間という大手術.成功率はかなり高いとはいえ,一抹の不安も隠せませんでした.

  研究室セミナーにはちゃんと出たものの,その後もじっと電話を待つ長い長い時間をすごしました.灼け付くような胸の痛み(思わず,後日仕事を終えたら食べるはずだったヨハンのサワークリームチーズケーキを2ピースとも食べてしまったョ(笑)). そして,成功の知らせがきたのは,帰る直前の夜8時半ころ. だいぶ遅かったので心配していました. 大きくため息をついて胸をなでおろしました.

  自分の全身麻酔手術のとき(といっても15年前)は全然不安も緊張もなかったのですが,お世話になっている人の大手術にはなんだか大変な重圧を感じるものです.

  「文句があるなら自分でやっちゃう」という行動原理の私にとっては,何もできずただ祈って待つしかないという状態はかなりツライものがありますね.

  実は,6月上旬にもまた別の人の手術があります.不安な日々はまだ続きそうです. うるうる.

 [研究] こういうときは何かに没頭して不安を蹴散らすというのも一つの方法.GAME-Tデータセンタのアップデートシステムをリファインし,マレーシアミャンマーについてはとりあえずページだけはつくりました(現在はステーションリストしか書いていないが,こうして「器」を作っておくとこの後のモチベーションが違ってくる). 

 [食べる・飲む] 帰ってからも没頭状態はまだつづく:ついに買ってきて昨日一晩かかってアク抜きした(←やりすぎです(笑))落し蓋を駆使して煮物に挑戦.

  結果:オレモヤレバデキルンダとちょっと感動.

  さらに,どさくさまぎれ(笑)にケーキを買って帰り,デザートと称して布団の中で寝転がって食べました. 合わせたお茶はバーベインにペパーミントを少しブレンドしたもの.

05月29日
(火曜日)

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涼風

 [天気と季節] かみなり,です.ごろごろ ごろごろ. 激しく擾乱が起こっております.

 [生活] 思い切って髪を短くしました.ショートカット男の誕生です.年に3回か4回しか行かないので,行くときはいつも「思い切って」といっていいくらい一気に短くするのです(髪がギリギリ立たない程度まで).しかも1回¥2000以下ですから,年間の調髪代は間違いなく¥10,000を下回っております.

  思えば,先週までは金田一耕助もビックリというスズメの巣頭だったのですが,いまや梅雨時もこれで乗り切るゼといわんばかりの涼しい頭になっております.

  ついでに頭の働きもcoolになってくれればいいんですが(笑)

 [電子・コンピュータ] Excelの任意の部分をHTMLのTABLEに変換するExcelアドインを作って愛用していたのですが,このたびそれをWWWで公開しました. Excel2000で開発した(VB6も持っている)のでCOMアドインにすればよかったのかもしれませんがExcel97でも使えるようにと普通のアドインで組みました.ところがExcel97は手元では動いていないので結局Excel2000でしか動作確認できず.なんだかちぐはぐ(笑)

05月28日
(月曜日)

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コンピュータ三昧 / 白雪姫はどこ?(笑)

 [電子・コンピュータ] 今日のTIPS:WWWクライアント(ブラウザ)にhttp://で始まるURLをキーボードから入力するとき,イマドキのクライアントなら,http://」は省略できます

 [電子・コンピュータ] 今日の「作品」は,同じターゲット(ファイル群)からgzip圧縮(またはtar.gz圧縮)とzip圧縮の両方の圧縮アーカイブファイルを生成する単純なスクリプトです(→とりあえずソースだけ公開

  GAME-Tデータセンタで多用するので,関連HTMLソースも吐き出せるようにしたところがちょっと変わっています.

 [電子・コンピュータ] そのGAME-Tデータセンタではディレクトリ構造をとっているので,各ファイルに対してGAME-Tトップページからどのような階層を通ってここまで来ているか,という表示をタイトル下に出し始めました(なんだかYahoo!ちっくですね(笑)).ちなみに手作業でやっているのではありません.

  さらにもう一頑張りで,コマンド一発ですべてのファイルのデザインを変えられるような構造が出来上がります.「DB自体と表示部門とを分ける」のは最初からやっていますが,しかし,表示部分のほうで機動的にデザインを変えられるようでなくては意味がなかったですから,やっと本来あるべき姿に近づきはじめたというべきでしょうか…

 [食べる・飲む] 挽肉が安かったので,ホールトマトを買ってきて,ミートソース作りに挑戦. ナツメグ実は大好物.塩コショウを入れることになっている料理でもよく「塩ナツメグ」を入れる)が効いた安形味のソースが出来上がりました.満足満足. それにしても,先日聞いたことはどうやら本当らしい.今日はタマネギを刻んでいても全く目に染みませんでした.よく切れる包丁というのは,それだけでウデを1レベル上げてくれますね.

  それはさておき,赤くドロドロした液体をごぼごぼ煮詰めているというのは,なんだか自分がマッドサイエンティストではなく魔法使いのおばあさんになった気分がしたもんです(笑).

05月27日
(日曜日)

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裾野と奥庭

 [地形・地質] この8月に東京で第五回国際地形学会議という大きな学会が開かれます(→日本地形学連合による案内ページ)日本中の地形屋が総出で世界各国からの研究者をもてなします.

  巡検excursionの企画立案・引率などもその一つ.安形は学会前巡検「宗谷地方」と学会中一日巡検「富士山」を担当しています.前者はサブリーダですが,後者はメインリーダ.つまりルート設定まで自分の責任でやっていいのです.

  今日はその下見一回目を行ってきました.前もって研究室内に「一緒に来る人いる?」と声をかけたのですがレスポンスは全くなし.残念,キミタチ,センサイイチグウノチャンスヲノガシタノダヨ…. いずれにせよ,フィールドの楽しさについてまだ研究室内への宣伝工作が足りないんだろうなぁと猛省させられたものです(もしかしたら「日曜巡検」という概念自体ちゃんと伝わってないのでは…)

  反省しているだけじゃ始まらないのと,今後の同様の下見には助手が多分不可欠なので,まずはよそのゼミに声をかけてみるつもり.

  今日行った場所は,談合坂SA,忍野八海,富士スバルライン(麓は何十回と行っているくせにここを登るのは初めて),奥庭遊歩道,船津胎内,吉田胎内.そこで真っ暗になったので鳴沢氷穴と富岳風穴はお預け.また,大正時代の文献に載っていた,忍野八海とは別の忍野盆地の湧水も行けず.さらに県立ビジターセンターなるさわ富士山博物館道の駅なるさわに併設)も見られず.藤野PAから桂川の河成段丘が観察できるかどうか確認するのも忘れました. ま,これから数回下見が必要なのでその時探訪しましょう・・・

 [森と樹][地形・地質] 今日のヒットは奥庭遊歩道.富士山に数多い寄生火山が作り出した,そこだけ妙に平坦な場所です.北海道にあったらカムィなんとかとか,とにかく神々がどうのこうのという名前がついたに違いない,不思議な場所です.大賑わいのスバルライン終点から車で5分ですが,私のほかに人はいませんでした.

  そこからの富士山上部は,スバルライン終点の喧騒からみるのとは全く違った美しさでした(東京は雨だったのかもしれませんが,こちらは午後から晴れてきたのです).矮生のカラマツとコメツガ,そしてシラカバに囲まれていると,かつてアメリカのセコイアの森でかいだのとよく似た樹脂の匂いが漂っていることに気づきました.なんとなんと懐かしい. しばし時の経つのを忘れて独りでぼんやりしていました. 独り占め独り占め.にこにこにこにこ.

  彼女がいたら間違いなく連れていくでしょう.そんな場所です(もちろんいませんが(笑)). 自分へのご褒美として行くのもイイですね. 人の心の変わりやすさや不誠実さに傷ついたときも,案外ここに来るといいかもしれない. 赤の他人のことなんて,人間関係のゴタゴタなんて,どうでもいいじゃんという気持ちになれる,でしょうね,たぶん.

 [文学と言語][食べる・飲む] 奥庭入口には売店があって,そこの人につかまって長話.お茶とお菓子をご馳走になりました.久々に静岡なまりを聞きました.これまた懐かしい.お礼?に,奨められるままに超マニアック名物のコケモモジャムを買いました.どうやって味わおうかな…酢豚作りでは最終段階でイチゴジャムを入れるという裏技がありますが,コケモモジャムではダメなんでしょうか?

05月26日
(土曜日)

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あどいん / 私は,経営者

 [電子・コンピュータ] MS Excelのアドインをいくつか改良整備しました.まず最初はアドイン自体のヒナ型です.組み込むと「ツール」メニューに新たにメニュー項目が出てくること・組み込みときにダイアログボックスを2秒表示することetc.は私がアドインを組むときにしょっちゅう使うのでそのエッセンスだけを取り出したものです.

  第二が,パルス式ロガーの記録を保存した*.SEQファイルを読み込み,それをdaily, hourly, 30-min intervalなどの任意の時間間隔でExcel Worksheetに落とし込むアドインです.

  第三,これは昨日活躍したものですが,ワークシートの選択部分をHTMLのTABLEに変換するものです.

  どれももちろん.公開予定です.ただ,使い方(それ以前に組み込み方)のドキュメントを書くのが億劫で…こういのは,やはりその場の勢い,あるいは何らかのキッカケがないと出来ないものです(あ,苦しい言い訳(笑)).

  ちなみにCOMアドインではなくて普通のアドインです.

 [生活] 家事やっていると,ホントいろいろなことを一時忘れることができますね.

  今日は新しい包丁で指を切りませんでした.やれやれ,やっとこの「長さ」を両腕が覚え始めているようです. それにしても,煮干の味噌汁にオムレツというのはちょっと取り合わせが…(苦笑)

 [生活] 明日までが期限という鶏卵(10個パック)を今日使い切りました.実は初めての快挙かも.食品の在庫管理は,今までやったことがありませんでしたがやってみると楽しいのですね. それにしても卵料理だらけの一週間でした(まだプレーンオムレツは自分で納得できるデキにはならないのだけど).ある種の「経営」とも言えるこういった生活は,これはこれで楽しいものです.

 [食べる・飲む] ちなみに某占い(別に信じていないくせに,読むと結構楽しんでいる)を読んでいたら,射手座の来週について「卵料理が吉」と書いてあったのでおもわずクスリ.一週間早かった?(笑) (後日記:別の占いによると吉はフルーツパーラーだそうな.大手を振って(笑)出かけてみようか)

05月25日
(金曜日)

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後方散乱?

 [電子・コンピュータ] DoSやDDoSというものをご存知でしょうか.DoSとは特定のホストやWWWサイトに集中的にネットワーク要求を出すだけの単純なサイト攻撃です.しかしその要求の数と密度たるや普段流れているトラフィックとは文字通り桁違いなもので,相当頑丈なセキュリティを確立しているサイトでも,通常の運用が困難になってしまいます.

  DDoS(分散DoS)は,ネットワークにつながったあちこちのコンピュータにひそかにプログラムを送り込み,あるときいっせいにたくさんのコンピュータが(管理者の知らないうちに)DoS攻撃を真のターゲットに対して仕掛けます.昨年2月には米国Yahoo!をはじめとする超大手サイトが攻撃を受けて被害を出したのは記憶に新しい…かもしれません変化が激しい業界だからもう忘却のかなたになっているのかなぁ.参考→ZDNNによる特集記事

  で,その攻撃がいったいネット世界でどれくらい行われているか,あるいはどこのどういうサーバたちが被害を受けているか,という実態を実に独創的な方法で調べた記録がZDNNに載っていました(→「DoS攻撃は週に4000回以上――カリフォルニア大が調査結果を発表」).

  そうしたら面白い内容がありました.DoS攻撃に使われる基本的なテクニックは,バックスキャッタリングと呼ばれているらしいのです.なんとまぁ,偶然ながら我らがTRMM(お願いだからトリムと読んでね>NHKさん(涙))のようなマイクロ波リモートセンシングではおなじみの言葉ではありませんか.

  もしかしたらDoSの世界でもσ0なんていう記号が使われていたりして(笑).

 [研究] タイのレーダデータ,京大のS先生から到着.Khon KeanとPhuket.これで全部手元には揃ったはず.それにしてもUFファイルをそのまま載せるだけでは怒られるかな…

  でもそれ以前に,もらったデータをまだ公開していないのは怠慢怠慢(深深っ).でも今日はミスター・モンスーンのMさんがその人脈形成能力とノープロブレム性格を生かしてカンボジアからgetしてきたデータを整理しているところです.

  後日記:車で来ていたので結局次の日の1時くらいまでかけて某アドインを整備し,それを用いたプロトタイプを公開しました→Routine Observation in Cambodia

05月24日
(木曜日)

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懐かしき芳香 / にじむ血

 [研究] GAME-Tデータセンタ仕事に夢中になっていたので,呼び出しがくるまですっかり忘れていました.木曜夜は陸面勉強会というものがあるのです. 途中で入っていったら椅子がない.床に座り込んで,顎を机の上にちょこんと乗せて聞いていました. 今日はKさんの論文紹介.例によって植生の話か…と思ったら,ありゃ,だいぶ違いました.

  内容は,実測の河川流量データを世界中から集めまくって(あえてGRDCを使っていないところがちょっとコダワリのあるところ),NCEP/NCARの雨量・蒸発散量再解析データとあわせてその時系列分析を行っているのです. ざっと聞いて思ったのは,「ああ,懐かしい」ということでした.私が理学系大学院地理学専攻にいたときに読んでいたような論文と,「匂い」が一緒なのです.

  現実のデータはスパスパと理屈で割り切れるような挙動を示すことはめったにありません.そのドロドログチャグチャしたものの中から,必死になって「宝物」を探そうとする人類の姿があぶり出しになっているような論文なのです.そう,確かに学部の頃からこういう論文がごく普通に周囲にありました.そこではこういう論文のもつ「価値」を皆が共通認識として持っていました…

  そして,かつてごく普通に読んでいたそういう論文が今は懐かしさを覚えるような存在になっていることを認識することにより,たった2年で大きく変貌してしまった自分の立場というものを強く想ったものでした.

  何はともあれ,こういうタイプの論文の「価値」を伝えるのは結構難しいものです(特に今回聞いた論文の場合,図の表現や解析手法の選択などにも難があったし). でも私の場合は,こういうタイプの論文が切り開く智の世界というものを知っているつもりなので,ある程度の評価はできるなと思いました. ただ,解析対象や手法の選択においては特に,現在我々が取り組んでいる課題と直接の結びつきは少ないのです(そのことにより過小評価されがちになるかもしれない)が,我々の「望む方向」に議論が進んでいかないからといってそれを非難するにはあたらない. そういう個所はまさに我々に残された課題とpositiveにとらえるべきなのでしょう.

 [生活] 一昨日手に入れた包丁,ついに台所に初出演です.記念すべき最初の犠牲者は長ねぎでした.

  それにしても切れる切れる.包丁を軽く当てて前後に滑らせるだけでOKです.これはなんだか「切る」という次元の行為ではありません.私の台所作業に革命的な変革をもたらすような予感がします.

  ついでに別の物も切ってしまいました.指です.「ちょっと当たった」くらいの感じだったのですが,後から見たらしっかり血がにじんでいました. これまでの包丁ならまず間違いなく切れなかったはずです.今後は注意しなければなりません.でもそうやって注意することによりウデを上げてゆくのでしょう.

  道具を使うアクティビティの場合,下手な者ほど最初からよい道具を使わねばなりません.私の場合もまさにそれです. 少なくとも今日は,回鍋肉が実においしく出来ました. ただ,「四人前」で作ったはずなのに出来上がったのはどう見ても二食分弱でした. 私の場合よくあることなんだけど,これって普通だよなぁ(違うって(笑)).

 [文献][生活] 最新号のESSEは主特集が「歩けば痩せる!」というダイエット物.こりゃしじゅう歩き回っていて体脂肪率9%の安形が買う価値ないな…と思ったのですがさにあらず.食費節約術が載っていて,なんと食費ノートがオマケに付いてくるではありませんか.結局買ってしまいました.結構ボリュームのある雑誌だけど,広告が多いせいか¥500.でも安いとはいえ,そのモトは必ずとらなくては…

05月23日
(水曜日)

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健康について考える

 [身体と健康] 右膝の痛みはほとんどなくなりました.一体なんだったんでしょうか.思ったとおりに身体が動くというのはやはり快感です.

  精神的にはともかくとして,肉体的には絶好調.

  もっとも,トモカクトシテとかなんとか贅沢言っている場合ではありません.重傷を負った友人の見舞いに行きましたら,やはり手術まで自力で起き上がることも出来ないとのこと(それでもジョークを連発してなんとも強靭な精神力です).

  もとより苦しさや痛みというのは主観的なものですから他人の苦しみをみて自分の痛みが和らぐというものでもないですが,それでもオレガゲンキダサンデドースルと無理やり思った次第.

 [食べる・飲む] 長野県東部町のアトリエ・ド・フロマージュが目白にも店を出しているというのは知っていました.いましたが,目白もチーズ専門店かと思ったら実はチーズケーキが多く置いてあると(私の1010倍ケーキ好きな人から)教えてもらいました.

  そのニュースを聞いたら急にモチベーションが上がったような(笑)

05月22日
(火曜日)

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男子厨房に入るべし

 [電子・コンピュータ] 先日書いていた超簡単版マップビューア with DynamicHTMLの件.現在までにInternet Explorer 5.xとNetscape Navigator4.7xでは動くことを確認していますがNN6ではダメでした.IEとNNではDynamic HTMLの実装に大きな違いがあり,お互いに独自仕様を使っています.IEではたとえばagatashiという名前を付けた「部品」を参照するのにdocument.all.agatashiのようにしますが,NNではdocument.layers['agatashi']のようにします(alllayersが,それぞれ独自仕様).逆に言うと,これらの独自仕様をサポートしているかどうかでビューア(いわゆるブラウザ)の機種チェックができ,それに応じて描画部分でifブロックを多用して機種ごとにルーチンを組んでいます.

  ところが,NN6はalllayersもサポートしていないのです.というわけで,機種判定ルーチンを少し増やして,

var bNN4    = (document.layers)                          ? true : false;
var bIE5    = (document.all && document.getElementById)  ? true : false;
var bNN6    = (userAgent.indexOf("Netscape6")!=-1)       ? true : false;
てな感じで場合ワケをしなければなりません(オープンソース版Mozillaにも対応しようと思ったらもう一つ行が必要ですが)

 [数学パズル][生活] 包丁研ぎは単純な作業ですが本当に難しい.ところで,普通に家庭で使われる両刃の洋包丁(三徳包丁)の場合,「15度の角度で砥石に当てて」研ぐとはよく言われることです.といっても分度器で測るよう指示している本は未だかつて見たことがなく,峰の方と砥石の間に十円玉1枚(あるいは2枚)の厚みくらいの間隔をつけて研ぐというふうに書いてあるのがほとんどです.

  洋包丁の幅はおよそ4cmくらい.つまり必要な厚みは,4cm×sin15゜≒1cm.あれ,全然十円玉1,2枚じゃありません.一体これは何なのでしょうか.

 [生活] ま,とりあえず今日はいつものように「十円玉」のほうを信じて研いで見ました.いつもながらひどい出来.刃文は乱れまくりです.それも小乱れとか丁子のような芸術的なものではなく(分かるかな…日本刀の見方に関する資料を探すと出てきます)単なる乱れです(笑).

  でも,見かけはともかくとして切れ味は復活しました.というか,今までで最高の切れ味.鳥もも肉を切ったときなどによく現れます.万歳. 何事も場数を踏むことが大事なんですな.

  それはそうと,今日新しい包丁を手に入れました.なんとネーム入りです.

  もったいなくてまだ使っていなかったりしますが(爆笑).

05月21日
(月曜日)

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仰天の内容 / 1万円のケーキを

 [文献] もう駅売店には売っていないと思うけど,日経ビジネス先週号(2001年5月14日号)が抜群に面白かったです.

  まずはSUNの小特集中に,あのBill Joy氏のインタビュー.続いて,別のインタビュー記事に,これまた「あの」がつく中村修二氏が登場.

  そしてとどめは,光家康夫氏.田中康夫長野県知事と訣別して国土交通省に帰った前長野県土木部長です.最後の記事は「公共事業リストラの凄絶」という小特集の中にあります.都市部住民の政治への目覚めにより,選挙結果に都市部住民の意向が強く反映され,地方の過酷な切り捨てが始まっているという記事です.ビジネス記事というよりは社会問題記事.

  公共事業擁護論を言うとバッシングを受けかねない(実際にはそれほどでもないかもしれないが)世の中,事実は事実として公共事業の安易な縮小をすることの危険を世に問う姿勢はなかなか立派ですね.要らない公共事業は切るが,そうでないのは頑固に続ける.そういう「あたりまえのこと」が出来るようになりたいものです.

  しかしよく考えたら,どれもあまり直接ビジネスとはかかわりのない記事のような…(笑)

  ちなみに同号を某方面に紹介したらコリャ面白いとばかり又貸しされた模様.「日経ビジネスを読んでいるとはなんとも文理融合型人間やなぁ」といわれてしまいました.ちなみに,たまに「ESSE」も読んでいます(ただ最近お化粧とダイエットの記事が多くなってきて,私が読むところが少なくなってきたような…). 自然科学・社会科学に家政学も加えた融合人間?それはそうと先ほどのコメントに「エッセも読んでますよ」と答えたら「そりゃどんなヲタク雑誌だ?」と聞かれてしまいました.安形が読むのははヲタク雑誌だと思われているようです. あえて反論はしませんが(苦笑).

 [食べる・飲む] チーズケーキ好きということが某方面にバレました.そうしたら「鎌倉には1万円のチーズケーキがあるらしいが知ってる?」と聞かれました.四千円のなら知っているけど…と思って調べたら,本当にありました.「ハウス・オブ・フレイバーズ」です.ホールで大サイズ1万2千円.小さいほうが四千円でした(ピース売りはしないらしい).しかしこの値段でも買っていく人がいるそうです(参考→CakeDiaryによる探訪記録).さすが鎌倉

  一度食べてみたいものです.ちなみに安形の誕生日は12月1日です.いや,だから何だということはありませんよ.ただ,安形がチーズケーキ好きで,鎌倉には1万2千円のチーズケーキがあって,で,誕生日が12月1日だというだけのことです.ただそれだけです.それだけですってば

05月20日
(日曜日)

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後添いのカメラ

 [電子・コンピュータ] お別れのときが,やってきました.はい.短い付き合いでした.ずいぶんひどい扱いをしたこともありましたが,よくついてきてくれていました.それでもやはり限界というものがあったのでしょう.どんな思いを胸に秘めていたのか,今となっては問う術はありませんが,結局一言も言わず,心は私のもとを去ってゆきました.今では何を聞いても一言も答えてくれません.

  …何かこう書くとしんみりしてきますね.カメラの話なんですけどね(笑).さて,これまでのカメラの使い方を省みると,別に芸術写真を撮ろうというのではなく,また,以前は熱中していたアルバムつくりももうやっているヒマがありません.むしろ,スキャンしてWebという使い方が中心です.もっとも,スキャンする時間も惜しいのですが…

  というわけで,次の代のカメラはデジカメを狙います.必要要件は,こんな感じです:

  1. 記録媒体:CFでもSMでもよい
  2. 画質(撮影素子・記録画素数):ハガキ大に印刷したとき粒状感が目立たない程度でOK
  3. レンズ:35mm換算で28〜200mm程度(「引いた」撮影が多い.場合によってはコンバータの使用も考慮)
  4. 露出制御方式:AE,シャッター速度優先,絞り優先がともにできること. 後二者の場合,選ばれた絞り・速度がファインダーで確認できればなお良し.また,シャッター速度は1秒以上の超スローシャッターが可能であること
  5. 撮影範囲:マクロの時,煙草の箱大きさのものが画面一杯に写る程度欲しい
  6. ファインダー:一眼レフ形式が理想だが,そうでなくても,マクロ撮影時に実撮影画像とあまり大きなパララクスがないように
  7. フォーカス:マニュアルフォーカス可であること
  8. 電池:形式は問わないが,ランニングコストとして,¥1000/100枚がとれること(実撮影時には液晶画面は使わないしストロボもめったに使わないがズームは多用する)
  9. 予算:ひ・み・つ(笑)

  さて,某量販店に行ってみました.上記の条件を書いた紙を店員さんに渡してアドバイスを乞いました.が,全条件にそのまま合うものはありませんでした,特にレンズが問題.実はデジカメというのは広角にするのが非常に難しいのです.しかし,ちゃんと手はありました.38〜380mmズームや40〜320mmズーム機に×0.6ワイドコンバータをつけるというセンで解決できることが分かったのです(ただし実際にどう見えるかは確認していない).

 [経済・社会][地形・地質] ちなみに上記の「引いた撮影が多い」というのは,露頭全体の撮影や,基部に湧水がある斜面全体を(スカイラインまでいれて)撮るという場合です.ええ,引きが弱いズームですと本当にこれが大変なのです.まぁカメラメーカの人もそんなユーザのことまで考えてカメラを作っているのではないでしょうが… 本当はレンズ交換が出来るデジカメが安くなるまで待とうという気だったのですが,結局その前に今のカメラがポシャったのでした.

 [電子・コンピュータ] 今週のTIPS:Microsoft Excelでセル内に改行を入れるにはALT+Enterです.

05月19日
(土曜日)

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箱根の初夏

 [車] 箱根宮ノ下へ着いたのは前夜.湯本からの登りは予想以上でした.思ったことは,「箱根駅伝の選手はこんな坂を上るのか」 TVではほとんど感じることの出来ない「傾斜」です.

 [水][地形・地質] KKR宮ノ下で,GAME-T水文気象ミーティング.素晴らしい快晴.まず早朝に周囲を散歩.会場は箱根彫刻の森美術館のすぐ下の斜面に立っています.会場裏にアヤシイ溝があり,水が流れています.これは斜面基部からの湧水…と思ったのですが,源を追いかけてゆくと,ありゃりゃ,斜面奥のタンクからあふれている温泉水でした.

  滝不動なる標識があったので行って見ました.ちょうど打たれるにはぴったりの水量と落ち口の滝がありました.周囲には思いっきり火山という地層が見えていました. また,彫刻の森へ行く道で横切る沢には温泉が流れていました(ぬるかったけど).

  会場屋上から周囲の地形がよく見えます.美しい新緑の中,これまた思いっきり火山という地形のオンパレード.これを一目で火山地形だとわからなかったら破門という代物です.参加者の中で面白がって見ていたら,「ナニヤッテルンダカコイツ」「アンマリチカクニイナイホウガイイナ」などなどという顔をしている人々が数名…(笑) この瞬間,私が本当に地形の超マニアになってしまったことを実感したのでした.

 [研究] あ,そうそう(笑),会の話です.モンスーンの季節進行についてかなり突っ込んだ話がなされました.分かったような気になっていること,常識だと思ってあまり突っ込んで考えていないことも,隣接分野の人から「素朴な質問(これが怖い)をされて考えると意外とあやふやな知見しか得られていないことが分かったりするものですが,今日なんかはまさにそのオンパレードでした.楽しい会でした.

  タイのモンスーンの始まり(オンセット)は,平均すると今日の頃です(だから今日になったというわけではないようですが).ゾンデ観測によると,その直前まで大気は地面付近だけが暖まりつづけ,オンセットの後に急に上層まで温まります.ところが,GPSの可降水量観測によると,オンセットの前から大気中の水蒸気量は順調に増えているという情報がもたらされました.この間いったい何が起こっているのかが問題となりそうです.

  このように「何が問題なのか」という意識を陸面水文をやっている人と大気気象をやっている人の双方が共有することが大事なのです. それにしても,この時期陸面では何が起こっているんでしょうね…あ,それは自分の仕事か(笑)

  それはともかく,この件に関する本会合でのキーワード:「インドチャイナモンスーンオンセットの時,この地域は世界の気象の中心である!」

 [ひと] 問題となったこともう一つ.タイの一部ではモンスーンの最中,7月に必ず一度雨が減ります.これをブレークといいます.実はミスター・モンスーンとしてしられる東大のM先生(実は安形の飲み友達?)は誕生日がこのころ,正確には7/8です. そして,GAME-Tの,というよりGAME全体の「日本の顔」となっている筑波大のY先生も同じ日が誕生日.

  そうしたら,今日判明したのですが,上記ゾンデ観測の面白い知見を我々にもたらし,水文気象ミーティングの提唱者の一人となった神戸大のOさんも同じ誕生日! 

  付け加えると,GAME-T裏方事務仕事が多い当研究室のKさんは7/7,チェンマイレーダの主S先生(京大)は7/6がそれぞれ誕生日. ここまでくると,はら,やはり7月上旬には何かが起こるのは当然と考えたくなってくるでしょう(笑).

  (ちなみに,虫明教授の誕生日はモンスーンのオンセットの頃である5/19,つまり今日らしい)

 [水][身体と健康] 会議は3時半ころ終わり,単身車で箱根ドライブ.宮ノ下T字路から国道一号を上がったのですが,逆方向の車が大渋滞なのに驚きました.こんな早くから,帰ろうとする人が殺到するわけですね.その道からすこし入ったところにある千条の滝(ちすじのたき)を探訪.

  芦ノ湖まで登り,湖尻三叉路から北へ.途中イタリー水源湧水群を探訪.さて,途中気がついたことがあります.出発前まで本当にひどかった右ひざの痛みがほぼ消えている! 今日の議論が効いたのか,水行脚がよかったのか… 地球のどこかに私のことを心配している美女がいて懸命に願をかけていてくれたりして(言ってろ(笑))  ま,何にせよ独りになって気ままに旅するということが心のストレッチになったことは確かです.

 [車] 乙女峠を越えて御殿場ICから東名.ここまでガラガラ.皆なぜ狭く渋滞しやすい国道一号を湯本まで突っ込む?

  眠くなったので足柄SAで仮眠.ここで,GWに大改造してもらった板敷き安形号が「活躍」.ちょっと一寝入りのはずが一晩ぐっすり寝てしまいました.フルフラットというのは,やはり気持ちがいい.

05月18日
(金曜日)

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GAME-Tミーティング / ばーすでい

 [研究][電子・コンピュータ] 昨日研究室ミーティングで紹介した,時系列マップビューア超簡易版をreviseしています(→暫定URL.ただし外部からのonlineだとちょっと重いかも…ま,気長に待っていてください).原理はカンタンで,フレームや海岸線・国境線・河川流路等を個別に描いた図と,各年(や各月・各日などいろいろ)におけるある物理量の分布を示した図を全て同じスケールで描いておき,それをDynamic HTMLを用いてオーバーレイするだけです.もちろん,ボタンのon/offに従って指定した項目の図を描いたり消したりは自由自在です.

  そう,描画やらスーパーインポーズやらは全てWWW viewer(この場合はInternet ExplorerかNetscape Navigatorに限られますが)に任せてしまうというお手軽作戦なのです.プログラム(と呼べるのか?画像を数枚とHTMLが一つのみ)サイズも小さいので,データ自身にくっつけてdistributeすることも充分可能です.

  単にviewするだけなら,こういう手法もあるのです.この方法のいいところは,スタンドアロンでOKという点です.実際,昨日のミーティングではノートPCを持っていって(この上ではWWWサーバは動いていない)その場でこのユーザインタフェースを披露しました.

  Dynamic HTMLでどんなことができるのかについては,たとえば初めてのホームページ講座中にある「Dynamic HTMLサンプル集」などをご覧下さい.実は今回示したようなUIについてはトテモカンタンです.

  そして,今日はそれをGAME-T国内集会でもお見せしました.

  こういうviewerの作成が,皆の研究における生産性の向上につながってくれることを願うものです.

 [ひと] 今日から五日間,私の周りの人の誕生日が続きます.中には一歳の誕生日を迎える赤ちゃんがいる(信じがたいことに私になついている赤ちゃん→本当ですよ). 退院したばかりの人,久しぶりに家族に祝ってもらえるという人,今年もっとhappyになりそうな人,ま,人生いろいろ. またの一年がよい年になりますように.

 [数学パズル] なんだか,昔よくやったこのパズルを思い出しますね:「40人のクラスで,誕生日が同じペアがいる確率はどれくらいか?ただしうるう年は考えないとし,誕生日の分布は一様であるとする」

  これ,もちろん変種をいくらでも作れます.「うるう年を考えるとどうなるか?(この場合でもグレゴリオ暦とユリウス暦とでは違うのか?)」「誕生日が同じトリオがいる確率は?」「n人の誕生日がズラリと並ぶ確率は?」などなど.

 [車] 今夜から明日にかけて,箱根でGAME-T水文気象ミーティングというものがあるので,そこに車で行きます.アジアモンスーンはいったいどのように始まるのか?ということを陸上の観測と高層大気の観測の両方から迫るのがテーマです.

  実はこの二つをやっている研究者集団というのは,なかなか相互交流が進んでいなかったのが従来の状況だったのです.それを打破するために試みがこの集会というわけです.第一回目は4月に京大で開かれました.今回はどのような成果が出てくるでしょうか.楽しみです. さ,これからやっと一人乗りジムニーが出発です.

05月17日
(木曜日)

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美しき目黒川

 [水] 東急東横線&営団地下鉄日比谷線の中目黒駅が今日の下車駅.降りてすぐにガードに沿って渋谷方面に行くとほどなくして妙に緑が濃いところに突き当たります.目黒川です.

  もちろん三面張りの都市河川です.が,周囲の緑の濃さは尋常とは申せません.樹種は桜です.春はいったいどんな景色になるのでしょうか. 東京にずっといるなら毎年でも見に来たいようなところです.

  川と道路の間にはもちろん柵がありますが,一部は川に向かったベンチがあり,川面を見ながら座ることができます.なかなかいい雰囲気です.役所が頑張っているのでしょうか.

  川は,もちろんこの付近では最も低いところを流れているわけですが,少し離れると崖線があります.その下には,今もいくつかの湧水が見られます.

 [食べる・飲む] もう一つ付け加えると,ここにはケーキ通の間では有名な「ヨハン」という,チーズケーキしか置いていないまるで私のためにあるような(笑)店があります. が,実は直接行くのは今日が始めて.看板などないのでちょっと探してしまいました.実は店の中からは道がよく見えるので,探し回っている私の姿は店員さんから丸見えだったみたいです(笑).

05月16日
(水曜日)

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終電バトル

  人間あきらめが肝心とも言いますが,いざという時にあきらめないのもまた大事.

  東大生産研の最寄駅はいくつかありますが,うち一つが京王電鉄井の頭線駒場東大前駅(→参考地図 from 生産研WWWサイト).ここから我が家に帰る(中央線荻窪または阿佐ヶ谷駅)には0:20の電車が終電となります.研究室から駅までは約9分.早足で7分くらい.この日はその7分前に出たはずなのですが…

  強烈にいたむ膝,引きずる足.じれったいほどスピードがでません.そうこうしているうちに目の前をその終電が通り過ぎていってしまいました.さぁ大変です.

  今日は家でやる仕事があったので研究室泊まりというセンは却下.ここで選択肢はいくつかに絞られます:

  1. 小田急を使って新宿まで行く(代々木上原の上り終電が0:40ということは覚えていた).新宿までいければ中央線でなんとかなるでしょう
  2. 0:30駒場東大前発(吉祥寺行)にのり,約5km歩いて家へ
  3. 同じく,吉祥寺駅からタクる.

  ただ,今現在駒場東大前駅に来ているのですから(よく考えたらこういう時は最初から池の上駅に歩いてゆくというほうが良かったかもしれないが,それは今言ってもしょうがない.今後の教訓),1はこれから代々木上原にせよ東北沢にせよ歩いてゆくのは間に合いそうにない.また,携帯電話で終電チェックをしたら新宿下り終電が0:50と出てきたのでちょっと間に合いそうにない.というわけで2か3か…と考えていたのです,が…

  実はその小田急線は下北沢発0:36.なんと駒場東大駅前発0:30の井の頭線(吉祥寺までの終電)と接続しているのです(といっても乗り換え時間は1分くらい).さぁ下北沢駅に着きました.ここで乗り換えるか吉祥寺まで引っ張るか,瞬間的な判断が求められます.

  携帯電話で中央線終電チェックしたとき新宿発0:50が最終とでてきたのは上述のとおり.しかし,かすかに別の記憶がある.御茶ノ水での終電は0:43ころの三鷹行きなのです.これだと新宿が1時ころになります.自分の記憶を信じるか?携帯電話サービスを信じるか?

  何しろその御茶ノ水終電というのは本郷で飲みまくって丸の内線終電を逃したときに乗ったことがあるだけで,ようするにかなり酒飲んだときにしか乗らないわけですから記憶にイマイチ自信がないのです(笑). しかし,ここは自分の記憶に賭けました.下北沢駅下車,小田急へ.代々木上原駅に着いたときにはここで降りて研究室に戻ろうかどうか思案したのですがさらに賭けて乗車続行.

  3分ほど遅れた小田急線終電は0:51ころ新宿へ.そうしたら駅のアナウンスが:「中央線武蔵小金井行きは小田急線との接続を待って0:53に発車いたします…」.そう,もともと接続していたのです.そしてさらに,時間表を見て本当の終電が1:01であることも知りました.こりゃ携帯電話サービスを信じちゃだめですね.

  結局終電を一本遅らせることができるという「新たな知見」を得たことになります.これでますます夜型生活になる?(笑)

  (後日記:最初から新宿周りということをもくろむなら,井の頭線で渋谷に出るという手もあります.この場合駒場東大駅0:30発で0:32くらいに渋谷に着き,そこから運がよければ0:33→0:40新宿となり,そうでなければ0:52→0:59新宿,となります.うーむ小田急経由の方が時間に余裕がありそう…)

 [地理] 中央線のダイヤがこのようになっているなら,新宿−三鷹間は結構便利ですね.実は今日午前は西荻窪を歩いていました.いやはや,本当に面白い町です.そして幹線道路から遠いからか,緑が妙に多い.阿佐ヶ谷とも荻窪とも違う独特の雰囲気です.一目見たら忘れないような特徴のある店が一杯.住んでみたくなりました. 細い道が多いので住んだら他人に家の位置を教えるのが大変かもしれないけど,それでもよさげなところです(→参考:新西荻大全

 [食べる・飲む] 北口出て右,三井住友銀行の脇を入ってすこし行ったところにあるWater Blue Caf?のケーキ,これが今日の収穫でした.

05月15日
(火曜日)

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怪我って伝染るのだろうか

 [身体と健康] 今周囲はけが人と病人だらけ.最近一人癌が発覚してまた増えました.それにこの一年で若くして鬼籍に入った人も数人.なんだか自分が疫病神になった気分です(笑)(後日記:笑い事じゃないんだけどね.なお,さらにこの日,もう一人喘息の発作で入院したことが発覚.あれほど熱中していた某店舗の経営から手を引かざるを得ないらしい…)

  と思ったら,何かした覚えはないのに右ひざに激激痛痛が.「???」と思ったのですが一応歩けるのでそのままにしてあるというキケンな状態です.久々にステッキ登場かも. いつも安形をイジメているみなさん(笑),ここ数日はお手柔らかに…

 [研究][電子・コンピュータ] GAME-Tデータセンタの話題です.今年になってRIDからいただいた雨量データから1998年雨量マップを作ります.こうすると,実はモンスーンのオンセット(始まり)に注目している気象学者の面々が助かるのだそうです. というか,実は先月に京大であったGAME-T気象学者水文学者ミーティングで気象学の人から打診されたのです.

  一人の成果が皆に陽な形で貢献できるとすれば,それはGAME-T(というかGAME,もっというとGEWEX)の狙った効果が発揮されていることになりますね.

  脚の痛みなんて忘れて,仕事に没頭しそうな気がします.キケンキケン(笑) でも面白いんだからしょうがない(?)

05月14日
(月曜日)

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出汁

 [生活] 田舎から母親の来襲です.なんでも,高校の時の同窓会がかなり強力で,毎年いろいろな人の講演or講義を聴く会が開かれているとのこと.その会が東京のどこだかであったのでついでに我が家に来たわけです.

  それにしても,出汁の取り方はやはり私に比べると一日(どころか一世紀くらい)の長がありますね.私にはどうしてもこの味は出せません.

 [天気と季節] かなり暑い日になりました(夏日だったかもしれない).こういう時は我が家の真価発揮です.何しろ異様に乾いていて,日が当たらず,そして風通しが非常によい.今日もその恩恵をたっぷり受けました.(「冬はどうなるんだ」という疑義は却下)

 [電子・コンピュータ] gSiBの話題.設定項目は現在ほとんどコマンドラインオプションを用いていますが,これが肥大化の一途をたどりつつあるのでしぶしぶファイル渡しにし始めました.それでも結構面倒なので,GUIを組んでみようかと思いましたが,後々ツブシが効くものは,と考えたときCGI+Javascriptで全部書いてしまうことを第一候補にしました.

 [電子・コンピュータ] MSの動き,活発.Office XPが6/8,Windows XPが10/25(日本語版は11月らしい)にそれぞれ発売と決まったようです.Office XPのライセンス体系がだいぶ変わるので企業の人は大変かもしれません.この際業務用端末までLinuxに移っちゃえ…と考える人/企業が続々出てこないとも限りません.まぁどうせ扱うファイルはXML.案外,その内容を見てOfficeのサブセット版をフリーで流通させる人々も出てくるかもしれません.

05月13日
(日曜日)

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丹沢の麓にて 2

 [天気と季節] 大会二日目は今日も快晴です.だいぶ日焼けしました.

 [アウトドア] 男子カテゴリでは決勝でも勝負がつかず,一位を一人に決めるためのプレーオフ(スーパーファイナルという)まで急遽行なったため,最後は暗闇の中,ありったけの照明をかき集めてのクライミングとなりました(これも屋外人工壁の哀しさです).

  女子は例の天才中学生Yちゃんが,第一戦第二戦に続いて三連覇(参考:日本フリークライミング協会発表の暫定結果(PDF)).もう優勝したくらいではニュースにもならない? いまや追われる立場となったYちゃん,今度は誰がYちゃんに対抗してくるかが注目となりました.

  たくさんのカテゴリを同じ日に行なう殺人的なスケジュールだったのですが,スタッフの皆さんお疲れ様でした.安形も炎天下の作業でだいぶ日に焼けてしまいました.赤銅色に日焼けしたイイ男?

 [水] 丹沢周辺にはいくつか有名な湧き水があります.試合会場から車で10分くらいのところにも一つ「龍神の泉」なるものがありますので行ってみました.道は林道なのですが,最後だけちょっとフラットダートという程度ですので普通の車でもいけます.

  夜なので周囲の地形観察などは十分に出来ませんでしたが,久々の湧き水探訪でちょっと心を潤してきました.

05月12日
(土曜日)

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丹沢の麓にて 1

 [アウトドア] 神奈川県秦野市「県立秦野戸川公園」にて,神奈川県山岳連盟・日本フリークライミング協会が行なう「クライミング大会・オール神奈川」兼「2001年度スポーツクライミングジャパンツアー第3戦」が行われました.

  本当は行かないはずだったのですが,スタッフの一部に病気やら用事やら…と抜けが生じまくり,急遽呼び出されました.

  公立の人工壁というのは,出来始めた当時は屋外にばかりできていました.実は今回使われた壁もそうです.はっきり行って大会(コンペ)向きではありません.コンペでは,各選手の登攀に関して出来る限りの公平性を確保しなければならないのですが,屋外の壁ではそれが難しい場合があるのです.たとえば,暑い日などは太陽がちょっと陰るだけでだいぶ登り易さが違ってきます(汗をかくと登りにくくなる).  

  こうなってしまった裏には計画立案当時における某役所のいかにもお役所仕事らしい,ばかばかしい事情があると聞いているのですが,最近ではだいぶこういった事情は改善されているようです. とにかく,秦野の巨大な人工壁は,「かつては間抜けな人々がいたものだ」という象徴として,丹沢の麓に鎮座しています.

 [天気と季節] その天気ですが,午後遅くまで快晴,その後少し曇りました.しかし,心配していた雨も強風も急激な気温変化もなかったのは幸いでした.誰かな,晴れ男/晴れ女は?(笑)

  ただ,肌の健康を気にする人には辛かったかもしれません.とにかく強烈な紫外線,あ,いや,我々におなじみの言葉でいえば下向き短波放射でした.

05月11日
(金曜日)

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ゴールキーパー論

 [文献][サッカー] 最近あまり本を買わないようにしていたのですが,やはりこの本だけは見逃せないと思ってつい買ってしまいました.増島みどり「ゴールキーパー論(→講談社による紹介ページ)です.

  ああ,そうですね.ゴーリー(GK)はどのスポーツでもちょっと似たところがありますね.非常に頷ける部分がありました.今まで,他人には説明のしようがないGK独自の「感覚」と思っていましたが,練達のジャーナリストの筆にかかると結構分かりやすく書かれてしまうものなのですね.たいした筆力です.

 [サッカー][身体と健康] ちなみに同書に登場するGKは皆男性です.男性GKならではの「悩み」というか「痛み」というか…あまり書くと18禁な話題になりそうな事柄もありますが,早い話がある程度の重さを持つボールが時速100kmとか200kmで飛んできたとき,それが股間にあたると…という話です.著者自身は女性であってもそこを逃しはしていません(もっとも,GKについて深い共感を覚えながらもこの痛みだけは他人事だという記述がありました)

  あれ,本当にイタイんですよ.声も出ません.「生命の根源を脅かされるような痛み」といえば分かっていただけるでしょうか. これに似た「恐怖を伴う痛み」は,他には高校のとき肺の手術を受けた後の処置(胸の深くに挿してあったパイプを思いっきり抜かれる)の時に一度感じただけです.

  もっともこちらだって,たとえば生理痛なんてわかりっこないし,陣痛に至ってはもっと分からない.お互い様?

  でもまぁ,そばに苦しんでいる人がいればその痛みをともに感じ分かち合えるだけの感受性くらいは持っていたいものですが,さてさてどうでしょう…

  そうそう,あと分からないのは「冷え症」と「肩こり」.長年それらに苦しんでいる人たちから話はよく聞いているのですけど.

05月10日
(木曜日)

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期待する人々

 [研究] 日本学術振興会(学振)が行っている「未来開拓学術研究推進事業」という巨大学術事業があります.その中に「複合領域」という分野があり,そしてその下に含まれる研究領域の一つが「環境負荷の影響評価と軽減」です.この領域の中にはいくつかの「プロジェクト」があり(→プロジェクトのリスト,うち一つが「水・物質バランスの時空間変化に着目した人間活動の環境影響評価とその軽減方策に関するシステム的研究(→PDF資料)です. あー書くだけで疲れる(笑). さて,このプロジェクトの研究代表者(プロジェクトリーダー)は当研究室の虫明教授です.

  今日はそのプロジェクトのミーティングがありました.主に東大生産技術研究所の「地球環境+リモセン+IT」絡みのメンバーが集結です.安形は現在この研究領域のポスドクとして雇われている身分(博士をとったあと民間に行く予定だったのがこの未来開拓に,言うなれば「拾われ」た形).というわけで当然出席.と思ったら,ありゃ,いきなり最近の病院関係の用事により遅刻,失礼しました.

  おかげで全く打ち合わせなしに,他の人が作った概要OHPをその場で始めて見ながら自分の発表を行なうハメになりましたが,よく考えたら準備の方々のほうがもっと大変だったはず.

  さて,この会合で思った,というか思い知らされたのが,私に対する他研究室(といっても約一名)からの期待の高さです.下手すると私はその期待されている研究室に引き抜かれてしまうんじゃないでしょうか(笑). でもよく考えたら,その時部屋にいた全員が一人一人いろいろな分野でいろいろな「期待」を背負っているのです.そういう面々の強いコラボレーションから何か新しい知の地平を得ようとする試みなのです.

05月09日
(水曜日)

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ゆばに期待

 [研究] 当研究室のO助教授,今月初めから総合地球環境学研究所(文部科学省 大学共同利用機関)の助教授との併任になりました.

  前もって知っていたのですが特に人には言っていませんでした.もっとも,よくみると当教室新着ニュースのページに書いてあったのですから別に秘密でも何でもないんですけどね.

  今日の研究室ミーティングでOさん自身から地球研の説明がありました.それによると,毎週月曜日に京都出張だそうです.

  ということは毎週京都の土産物が期待できるということになります…ってそれは違うか(笑).

 [身体と健康] 「他人は自分の思ったほど自分を見てはいない」:確かに真実ではあります.ただ,全く見ていないかというとそれも違う.「何か不機嫌な様子だね」と言われてしまいました.まぁ不景気な顔はいつものことですが(笑),  

  見舞いやら手伝いやらは別に苦労はないんですが,ご家族の心労を見るというのはちょっと負担が大きいですね… というわけで,現在あまり自分で「楽しいこと」「幸せなこと」をやる気になれないのですな.お世話になっている人が現実に苦しんでいるのを目にすると,なんか自分が楽しいことをするのに罪悪感を感じてしまう.ちょっと律儀すぎ?

  周囲には,話をするだけで楽しいand/or幸せな気分になれる人々がたくさんいる.しかし,というかだからこそ,それすら意識的に避けたい気分になることもここ数日はたまにある.というわけで当分失礼な態度を周囲にとってしまいそうな予感,いやすでに無意識のうちにそうしているのかも.

  ま,みなさん,お体には充分気をつけて. 私のほうは,甘えるべき相手などいないので独りで落ち着きを取り戻すしかありませんが,なに,大して時間はかからず元通りのウルサイ安形氏(笑)が復活するでしょう…(ペコリペコリ)

05月08日
(火曜日)

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そういえばにぎやかな新婦友人だった

 [電子・コンピュータ] マイクロソフトがOfficeXPを正式発表.発売は6月8日というニュースを聞きました(例:Impress PC Watchによる該当記事).

  できたらDevelopper版を(個人で)買いたいのだけど,これにカネをつぎ込むよりもMSDNに入会するほうを選んだほうがいいんでしょうか?(意外に思われるかもしれないけど安形はまだMSDNに入っていない.もちろん理由は財政的なもの(笑)).

 [ひと][文化芸術] 先日同僚が押し付けて貸してくれたモーニング娘。のテープのこと.一聴した感想は「いったい何人いるんだ?」 …実は知りませんでした.はい.もっとも,新加入やら脱退やら「卒業」やらがあってメンバー数は一定していないみたいですが.

  歌唱力の低さは確かに目を覆うばかりですが,それを求めるのは筋違いというもの.安形が好きな他のヴォーカリストの中にも結構技術的な面では下手な人もいますが,他の魅力があってよく聞いています. それと同様に彼女らも別の魅力で人をひきつけるのでしょう.

  それでも声にあまりエフェクトをかけていないのが印象的で,これは普通っぽさを演出しているものなのでしょうか.たしかに「手の届かないところ」にいる大アイドルという感じはいたしませんね.

  ちなみに,アレンジを誰がやっているのかは知りませんが,YMO調・My Little Lover調・角松敏生調・ZARD調・昔のアイドル歌調など結構曲ごとに色が大きく異なる多彩さがあって面白いものでした.

  収穫といえば収穫だったのが,妹の結婚式のときに新婦友人が余興で歌った歌(替え歌だったらしい)の元題が分かったこと.それは「ハッピーサマーウェディング」…確かにさわやかな「夏の結婚」式でした.

 [電子・コンピュータ][身体と健康] gSiBはある程度固まってきました.そろそろK研と連絡を…と思ったらK研側の窓口であるIさんが骨折か何かで家から出られないというニュースが. もっとも彼はADSLをすでに家に引いているそうで(さすが…),通信環境に不安はないようです.

05月07日
(月曜日)

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ねっと・わーく

 [電子・コンピュータ] 昨日から携帯電話がフル稼働.もともと山岳レスキュー連絡用に買ったものですが,別種の事故でも同様に活躍できるのですね.それにしても,目に見えない「網」が命を救う(大げさな言い方ですが)というのは,いざ体験してみると不思議なものです.

  ただ注意しなければならない点が一つ:病院内では携帯は使えませんので,病院にいるチームに対して連絡を取れるようにするために,常に一人は病院のそばの屋外に連絡受け係りの人を用意しておかねばなりません.最初この配慮がなくて苦労しました.教訓であります.ただこんな教訓,あまり役に立つような状況が多く来ても困るのですが…

 [身体と健康] なんだかんだで結局病院の駐車場に泊まりです.いつもは酒好きの相棒が,目の前に酒瓶を並べられても見向きもせずに寝入ってしまいました.相当疲れているようです. まぁけが人の容態が安定してきたので気合が抜けてそれまでたまりにたまっていた疲れがどっと出てきたのかもしれません.(後日記:他人のことは言えない.私自身この数日後に一日中動けない−というか実は19時間眠ってしまった(笑)−という事態に陥った)

05月06日
(日曜日)

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痛っ!

 [身体と健康] 日頃お世話になっている人−研究室外−がいきなり車関係の事故に遭遇して重傷・入院です.事故は常に突然やってきますね.

  遠方の病院に私が着いたのは夜3時.病院の広い駐車場(有料)は,この時間にも3割くらいは埋まっていて,泊り込みで看病している人がこんなにいるのかと実感しました.

  さて,かなり近い立場にいる私ともう一人の人が取り仕切っていろいろな準備や手伝いです.連絡や買出しや人の手配や…いろいろやっているうちに夜が明けました.

  事故で学ぶこともやはり多いものです.でもヤッパリ事故は損です.経験者は語る.

05月05日
(土曜日)

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ちょっとショック?

 [ひと] 知り合いが子供を連れてきていました.その子が私と遊んでいるときに言った言葉:「おじさん名前なーに?」

  知り合いが慌てて(笑)「おじさんじゃなくておにーさんでしょ」と言ったがもう遅い,というかそうフォローされたためなおさらショックが大きかったかも(苦笑).

  まぁ確かに3日間髭をそらないでいるとカールのおじさんを髣髴させるような顔になります.本当ですよ.

 [地理][食べる・飲む] どうでもいいが,全国にたくさんある地域限定カールを全部食べてみたいものである.でも王道は(こどものころから大好きだった)チーズ味に限る.異議は却下(笑).

05月04日
(金曜日)

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新生安形号見参

 [車] 安形の車はジムニーJA12Wです.1月はじめにあった知り合いの自動車整備士Uさんが「中で手足を伸ばして寝られるように改造する」なんて言っていたのですが,それが冗談でもなんでもないことが判明しました.今日新生安形号が誕生しました.

  もともと取ってあった後部座席に加えて,なんと助手席までも撤去です(後日記:今では部屋の中にあってなかなか高級感あふれる?座椅子になっています).そしてUさんがガレージ内の廃材を適当に組み合わせて作ったフレームを置き,上に板を敷いてハイ出来上がり.実際寝てみたら本当に平らで足が伸ばせます.もはや一人乗り専用となってしまった安形号.

  載りたい方がいらっしゃったら(笑)お早めにお知らせください.助手席を乗っける必要がありますので…

05月03日
(木曜日)

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兄来る

  歴史好きの兄が鎌倉と佐倉歴博に行くため我が家に泊まりに来ました.先に着いて片付けなければと思ったのですが結局遅れて兄の方が先に着き,あまりのきたなさに絶句していたそうです.結局二人で大掃除. いつもよりちょっと豚肉が多い豚汁で歓迎しました.

  長男の兄が歴史ファン(大学では東洋史専攻)で,次男の私が地理好きというのはなんだか面白い対照ですね.

 [電子・コンピュータ] 家庭用サーバのファイアウォールのログを見ていると面白いものです.私はフレッツ環境でありながらもしょっちゅう接続を切るので,つまりIP自体がしょっちゅう変わります.しかしそれでもログには不正侵入をトライした痕跡がバッチリ残るのです. つまり,侵入を試みる側はIP空間を無差別にスキャンして(もちろん某ツールを用いて自動的にやっているのでしょうが),無防備なサーバを探しているのでしょう.

  ところでクラッキングを試みるのは現在はそれほどITスキルが高い必要はありません.かつては「クラッキングを試みる」≒「IT素質がかなり高い」だったのですが. まぁそれでも,クラックを試みるほどの度胸とコンピュータ熱があるなら,GCMの移植をやってみない,名も知らない君?(笑)

05月02日
(水曜日)

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矢作川

 [研究][地形・地質][天気と季節] 河川見学二日目,今日は矢作川です.ただし,河川見学というよりは災害現場見学という感じの一日でした.

  昨年9月11〜12日に起きた三河豪雨は全国的にも大きく報道されました.されましたが,地元以外ではすぐに報道されなくなってしまいました.しかも名古屋近くの新川の洪水が大きくとり上げられ,矢作川上流の出水・土砂災害はほとんど全国的には注目されませんでした.

  いまそういった現場に立ってみて,報道量と被害の大きさのギャップを感じます.もちろんこういう「報道というもののもついい加減さ」は知っているつもりなのですが…(参考資料:豊橋工事事務所のまとめた被害報告)

  昨日の豊川とは違って花崗岩類が多く分布する河川です.とくに上流部ではいかにも花崗岩らしい河床形態が観察できました.もともと地質と河川環境の関係に興味を持っているM教授がこれを見逃すはずがなく,予定外のバスストップ.そして当然のように自分もバスを降り,しかもなかなか河床から上がってこないA氏(笑).案内の豊橋工事事務所の方,時計を見てやきもきしています.

  上矢作町災害現場を多数観察.中央アルプスの荒廃河川で花崗岩類地域の「荒れた」川を多数見ている私からすると,災害時に流れたとされる礫の礫径が意外と小さいなと思いました.が,それでも,地域住民などの”人間レベル”から言うと「川が人に牙をむいた」という表現がぴったりくるような惨状があちこちに見られました.

  矢作ダムバックウォーター周辺にも大量の土砂集積.かつて斐伊川で見た鱗状砂州とよく似た堆積状況が見えてなんだか懐かしい思いがしました.

 [ひと][経済・社会][天気と季節] 矢作ダムに到着.昨年9月の災害では,オペレーション開始後30年の歴史の中で初めて堤体上部のゲートを開けるハメになったのだそうです.その時のダム管理所がいったいどのような状況だったか想像すると身震いがしますね.ただこういうとき,そのストレスに耐えられずスタッフが倒れたりしたときのバックアップ体制がどの程度確保されているのだろうかと思いました.まぁちゃんと出来ているんでしょうけど,とにかく,ダムを作るというのはそういう「体制」までもきちんと作るということであり,計画後運用開始まで数十年というのもむべなるかなと思いました.

  (だからこそ,「数十年先の水資源」が予測できなければいけないんですけどね)

 [生活] 三河安城駅で解散.皆新幹線で帰りましたが,私独り鈍行.まぁ行き先が静岡ですからね.のんびり帰りました.実家と我が家at東京の最大の違いは,「実家では両手を広げて歩ける」ということでして,床どころか壁もろくに見えない我が家とはえらい違いです.久しぶりに両親と食事.

05月01日
(火曜日)

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豊川

 [研究] 国土交通省 中部地方整備局 豊橋工事事務所の方の案内で,豊川流域を見学.豊橋集合で泊まりは設楽町田口です.

  豊橋には40分早く着きました.こういう場合にヒマしていられないのが地理屋の職業病(笑).早速市街地の構造を見に行こうとした(人文地理学ですね)ら,駅前に路面電車を発見.地形図「豊橋」をチラリと見て計画変更,とりあえず市役所そばの豊川にかかる橋を見に行きました.帰りは徒歩で,何だ結局市街をじっくりと観察してしまったのでした.集合時間30秒前に豊橋駅西口に到着(実は遅れると罰金だったのでした.ちょっと焦った(笑))

  ちなみにこのあたりは「安形」という名前はそれほど珍しくない地域でして,商店の名前にも安形〇〇店というのが見受けられました(ある苗字事典によると,もともとは遠州森の地名から由来しているらしい)

 [文学と言語][地理] いきなりひと口メモ.「豊川」の読み方です.とよかわと読むと市としての豊川市とよがわと読むと一級河川の豊川となります.

 [車][ひと] マイクロバス1台での移動.どういうわけだか前の方,というか国土交通省の方を除けば一番前の席になりました.他にこの列に並んだのは教官2名とD1が1名.

  当然のように地形図を広げる安形と教官1名.しかし世の中上には上がある.なんとLANDSAT画像とにらめっこする教官が1名.目が点になっているD1生.ちょっとdeep過ぎたか?最初は元気良かったのに,誰かの毒気にあてられたかのように,時間がたつにつれてだんだん調子が悪くなってきたようでした. 申し訳ない,もっともっと新しい髪型(なかなかいい)を褒めていたら少しは元気になれたのかも(って,そういう問題じゃないか(笑))

  巨大な岩壁の「鳳来寺山」にも,土石流災害跡地に農民が築き上げた「大代の千枚田」(→東海TV「ふるさと紀行」による紹介ページ)にも,奥三河に人知れず分布している多数の湧き水ポイントにも(一つはルート沿いに発見した.全容は「奥三河での水汲み」WWWサイト参照),建設当時は日本最大だった人工クライミング壁「ぶっぽうウォール」にも(これはあたりまえか(笑))寄っている時間はなく,あわただしく本日の日程終了.

  細かいことは後日時間があったら書くことにして,要約すれば,豊川というのはどちらかというと水不足のほうが問題になる川ということでした.また,霞堤なんて単なる無堤地でした.

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安形氏にめいる
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