日記:2001年07月

最終更新:2001年11月14日 15:40



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安形氏にめいる
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07月31日
(火曜日)

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徹夜できず

 [電子・コンピュータ] 水文水資源学会に行く前に終えなければならない仕事があり,それはCD-R焼きです.現状では研究室で私が使えるCD-Rを持っていないので,家でやっています.

  しかしSCSI接続のCD-Rドライブが,こういう時を狙ったかのように調子を崩しました.先日から同じchainにつながったHDDの調子が悪いのですが,それのアオリを食らったのでしょうか.

  Chainをいろいろつなぎなおして(SCSIカードは実は2枚挿している),安定状態をgetするまでにずいぶん時間がかかりました.他にもあれこれやっているうちにもう外が白み始めています.

  今日は告別式.欠席するわけにも行きませんが寝ぼけ眼というのも失礼.とりあえず仮眠を取りました.浅い眠りから覚めたのは,目覚ましセット時間からだいぶ過ぎたころ.慌てて背広を羽織り飛び出します.外は猛烈な暑さ.

  何とか出棺には間に合いました.手を合わせて見送りました.

  地理学教室の面々で昼飯を…となりましたが失礼して即帰り,研究室直行.まだ仕事です.

  でもこういう精神状態の時でもできる仕事というものはあるものです.「調子悪い」イコール「仕事できない」ではないのです.このあたりは,さすがに長生きしていると自分の「反応」というものが分かってくるものです.

  「こういう状態のときはこういう仕事をするのが吉」という,自分にしか分からないruleを自分でわきまえていること,これがプロの条件. しかしそうは言うものの,やはり誰ともしゃべりたくない心境です.まぁこういう状態は,そうそう長く続くものではありませんが.

07月30日
(月曜日)

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風の涼しい駒込にて

 [研究] 今日夕方は御通夜です.二日分の仕事を半日でやらねばなりません.誰とも口をきかずに黙々と作業.

  ところがこういう時に限って面白そうなアイデアが次々と湧いてくる.しかし今日夜と明日は仕事が出来ないしその後は続いて水文水資源学会ですので作業がどうしても中断してしまうことになります.そうすると,最初そのアイデアが持っていた「輝き」に若干のかげりがでてくることは避けられません.

  まぁいい,とにかくそういうアイデアが出てきたことでヨシとしましょう.なくなった先生からの贈り物かもしれません.

  さて,通夜の席は豊島区駒込にあるお寺.そのあたりは初めて行ったのですが,旧古河庭園の近くであるその周辺は,大変緑が多く,寺の回りもさりげなく桜並木があって,風が涼しいところでした.こんな機会でもなければ来なかったでしょうが,しかしこんな機会でないときに来たかったような気がします.

  地理学教室の同級生や先輩後輩が勢ぞろい.でも再開を喜び合う暇もなく各自仕事です.安形の仕事は受け付けに不審人物が入ってこないように見張る役.人相が一番悪いという理由で選ばれたのでしょうか.

  そう,たしかに私が泥棒さんなら葬式の席を狙うでしょう.即席に出来た組織で行われる複雑なカネのやり取りには,よほど注意していないと管理にスキが忍び込むものです.

  それにしても,世界に通用する大物に安形がなる前にご自分が亡くなってしまうとは,先生,話が違います!

  別に叫んだところで状況が変わるものではない,命は常に有限なものです.

07月29日
(日曜日)

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訃報来る

 [ひと]本気(マジ)かよ」「ザけんじゃねーや」「冗談だろ?」という感じです.

  いや,何もだれか個人を非難しようというんじゃありません.そこの君,身構えないように(苦笑).

  せっかく先日いいニュースが入ったのに全部帳消しです.むしろ今年最大級のバッドニュースといっていいでしょう.

  地理時代にお世話になった先生が突如亡くなりました.享年61歳,早すぎる,あまりに早すぎる死です.定年退官後もあちこちに引っ張り出され,忙しい忙しいと嬉しそうに飛び回っていた姿が今も目に残っています.

  今年はこういうニュースが目白押しだったのですが,これはダメ押しに近いものがあります.

 [天気と季節] 車で東京に帰る道は濃霧でおまけに寒かった.本当に寒かった.なんとヒーターを入れてしまったくらいです.

  当分楽しいことはしたくないという思いですね.でもこういう時に限って面白そうな会への誘いがくるものですが…

  明日は,お通夜の手伝いです.明日明後日でやるはずだった仕事を一気に片付けなければ.

07月28日
(土曜日)

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ふたたび富士山

  またしても富士山です.といっても今日は午後から別の用事があるので半日だけ.それにしてもこの2ヶ月で何回中央道に乗ったのかな…(来月早々にも甲府の水文水資源学会に行くために乗ることになる)

 [地形・地質] 富士山はやはりデカいです.写真ではなかなか感じることの出来ない膨大なマス.冗談みたいに大きな凸凹が延々と連続する青木が原(磁石が効かないというのはかならずしも青木が原のどこでも当てはまることではないようですが,しかしいくら磁石が効いたとしても方向感覚が簡単に失われる樹木密度の濃さと凸凹の大きさです).

 [車][ひと] 富士山麓某所に集まったジムニー乗りの面々.皆ものすごすぎるカスタマイズです.中には公道を走れないのでトラックに積んでジムニーを持ってきている人までいます.

  ステッカーも気が効いている.これは欲しい!と思ったのは日本道路公団のパクリで日本泥公団

  何しに集まってきたのかといえば,某オフロードサーキットで開かれた四輪オフロードトライアル大会.私が所属するクラブで主催しているものです.下働きに行ってきました. ちなみにレース名はJ.O.R.S (Jimny Off Road Spirits)というもので,注意深い人がいればどうみてもLEGOのパクリ(笑)というポスターを都内のガソリンスタンド等で見つけたかもしれません. 実は安形もなぜか一枚せしめて研究室に貼っていたのですが,もし生産研掲示板に貼ったらこれまたものすごすぎるカスタマイズカーが参加してくれたかもしれません.

  上から下まで軍隊装備という人もいれば,もともとどんな車だったのか分からないくらい改造している人もいる.その場にあった刃物を全部あつめて喜々として研ぎを入れている人もいる(刃物マニア).なぜか一級調理師の免許を持っている人が登場して150人分の夕食を作り出し(安形は数十個のタマネギを刻んだ.もちろん上記マニアの研ぎが入ったナイフで.これがまたよく切れる!ついでに指もちょっと切ってしまいました(笑)). 食事の席で交わされる会話のマニア度(SFもアニメも音楽もパフォーマンス系芸術もCM系美少女も…)といったら,ちょっと録音して取っておきたいほどの濃さです.

  ジムニーはもともと直線が目立つデザインなのですが,すでにその直線が残っていないほどボコボコになった車もあり,軽量化のためにボンネットとドアをFRPに換装している車もあり,さらにはハードトップ(幌車ではないということ)なのに後ろの屋根を全部切断していたり,と集まってきた車を見ているだけで全然飽きません.もちろんエンジンルームのイジり方も尋常ではなく,燃料系も電気系も何らかの手が入っているのがほとんどです.

  こういう面々の中にいると,私など極めてフツウの人種に思えてきます.いつも私を首相もビックリの変人だの何だの言う連中にはこの濃すぎる面々を見ていただきたいものです(笑). かく言う私も,よく見たら会場で他に二台とない,手製ルーフキャリアなんてものを積んでいたり助手席をはずして完全板張りにしていたりするのですが(爆)

 [天気と季節] 夜は曇りでした.ちょっと寒かったくらいです.晴れていれば素晴らしい星空だったでしょう.周囲は牧草地しかないところです.山梨の富良野というにふさわしい景色のところなのです.

07月27日
(金曜日)

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涼しき日

 [天気と季節] 最近暑いのは晴れているから…というのは半分くらいしか正しくありません.今日は晴れているのに風が涼しい.気持ちのいい金曜日です.

  そういえば小学生の頃「6月が夏至で一番太陽が長い時間当たるのになぜ7,8月のほうが暑いの?」と先生に聞いたことがあったっけ.納得のいく答えは得られなかったけど,今自分ならどう答えるでしょう?

 [経済・社会] やかましい二週間であります.第19回参議院選挙です.実は今日不在者投票を済ませているので,候補者の皆さん,私に何を言ってもムダですよ. この10年ばかり,不在者投票の皆勤賞.私が日曜日に町にいると思う?(笑)

  まぁとりあえず,大学の周りで騒ぎ立てる人には投票しない. 名前の連呼をする人もペケ(どうしても連呼したいならもうちょっと「芸」を入れてね.「…の〇〇(ぼそぼそ)と.え,聞こえない?〇〇です.まだ?〇〇ですよ.まだ聞こえない?〇〇です」なんてね←ちょっと例が悪いか(笑)).

 [研究][電子・コンピュータ] GLASSの中にGSWPとよばれるプロジェクトがあり,そのPhase1は終了して現在Phase2への助走中…というのはこの日記の読者の方なら常識ですね(嘘(笑)).ところで,そのGSWPですが,現在Rhône川プロジェクトというものが動き始めています.その国内ミラーサイトをとりあえず勝手に(笑)作ってしまっています.また,今日から日本語版も作り始めました.

  実は今回の日本語版作成も「実質的に」どころか「完全に」一人での作業です.皆忙しいのでしょう…

 [生活] 妹(結婚一周年)からの留守電が水曜日夜に入っていたのですが,そのことを知ったのもメッセージを聞いたのも今日家に帰ってから.あぁなんと優雅な生活(笑).

07月26日
(木曜日)

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ダム追放の後に

 [文献][経済・社会] 日経ビジネス2001/07/23号にあった第二特集が,実に重たい話題.「シリーズ ニッポンの外科手術 第3弾」として,「苦しくとも断たねばならない 公共事業という麻薬」という題名なのです.

  で,いきなり登場したのが,徳島県木頭村(きとうそん)の前村長さん藤田恵氏.ぴんと来る方も多いでしょう.細川内ダム計画で旧建設省に反旗を翻し,全国の環境問題(公共事業問題)運動家に大きな影響を与えた人です.

  で,この人は今は「前」村長なのです.実はこの4月の選挙で落選してしまったのです.その落選の背景を丹念につづった記事なのです.記事の題名は「木頭村で露見した改革の”痛み”」. 記事中にある一文が内容を見事に要約しています:「村民の支持を受けてダム建設を阻止した男はなぜ,今回の選挙で村民の信を得ることができなかったのか」.

  木頭村は,ようやっとユズが全国ブランドにまで生長しましたが,実は主要産業は土木建設業.全国的な公共事業縮小の流れの中で村の生活が逼迫し,国や県に公共事業の陳情をあまりしない(そのポリシが当初は支持を集めたはずだが…)村長への反感が高まっていったと記事では分析しています.

  もっとも,村全体を見渡すと前述のユズのように村の自然を生かした第一次産業で成功を収めている人もいる,ということが紹介されています.でも,村全体がこのように公共事業に頼らないでOKという体力を身につけるまで,現在すでにある苦しみがなおも続くのです.

 [文献] この記事の中で一番印象的だった部分をまた引用:「その姿(安形注:前村長のこと)は地元紙に限らず,公共事業問題に切り込む中央のマスコミにも盛んに取り上げられた.しかし今回,藤田の敗北を伝える中央の報道はベタ記事扱いでしかなかった.

  本当にベタ記事だったかどうかは実際に紙面を検討しないと分かりませんが,少なくとも私の記憶には残っていませんから大して大ニュースにはならなかったはずです. マスコミの無責任さ,というものをちらりと指摘している記述でした. ちゃんとフォロー記事だせよな… あと大いに木頭村ネタで盛り上がった村外のNGOも,きちんとその後のケアをしているのか心配になってきました(今は諫早や川辺川のほうで忙しいのかもしれませんが).今度NPOにいる知り合いにこの記事教えよう.ビジネス誌は嫌いなんて言っていたから間違いなく日経ビジネスは読んでいないはずだし.

 [文献] マスコミ記事にはかならず書いた人の主観が入る.ついでに書くと,先日見事金メダルを獲得した女子シンクロナイズドスイミングペア競技.2位となったロシアの18歳ペアの演技について,A新聞は「終始硬い表情で演技を終えた.まだ若さが目立った」という感じの論評でしたがB新聞は「笑顔を振り撒く日本ペアに対抗して怒気さえ含ませる硬い表情で演技をこなした試合巧者ぶり」というニュアンスで書いてありました.ま,人間の主観なんてそんなもの…

07月25日
(水曜日)

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サラーム!

 [天気と季節] PCのコンセントを全て抜いてから家を出ました.今日は雷雨の予報が出ていたのです.先日父が来た日,深夜に猛烈な雷雨が降りました.それ以来のまとまった雨です(大手町の気象庁では,今日の雨が「40日ぶり」ということでしたが,ということは18日の雨は大手町では降っていなかったのでしょうか)

  で,いよいよ降ってきました.短時間で過ぎ去ってしまいましたが,本物の稲光を伴った,当たったら痛いほどの雨粒です.雷光をこの目で見たのは久しぶりでした.

  正月に書いた,ユーミンの歌「Salaam Mousson Salaam Afrique」を思い出すような雨です.

  乾ききったアフリカの大地に,恵みの雨が降ってくる.遠い海の香りをかすかに乗せて,モンスーンがやってくる.私は両手を広げ,天からの恵みを受け止める…まあ簡単に書くとそんな内容の歌です(歌詞を書くなどの行為に対するJASRACのレギュレーションが最近公開されましたが,何べん読んでも理解不能だったのでとりあえず歌詞書きはやめておきます.興味或る方はアルバム「NO SIDE」TOCT-10649をどうぞ)

  乾いた地面に雨が落ち始めると,特有の匂いが立ち込めます.その匂いをかぎながら,「サラーム!」と心の中でつぶやいてしまったのはいうまでもありません.にわかムスリム(笑).

 [身体と健康] 友人宅に赤ちゃん誕生.なんだか久しぶりにgoodな方のニュースを聞きました.今年はしょっぱなから香典怪我入院重態…というニュースが連発でしたから.

  新しき命に,豊かな水環境を.

07月24日
(火曜日)

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暑くて寒い日

  研究室に入った瞬間に感じた暑さ.いつもは適度にエアコンが効いているのですが…一瞬寒気がしました.

  つまり,研究室内で冷房反対派と冷房派がケンカして結局エアコンが切られてしまったんじゃないか,なんて思ってしまったのです.あたりにいる人々がうんざりした雰囲気でしたし.

  しかしそれは考えすぎというものでした(笑).といっても別の意味で心寒くなるものでしたが. なんと,建物全体の電気使用量が大きくなりすぎて,エアコンが切られてしまったのだそうです.

  生産技術研究所ビルといえば科学の粋を集めた…という感じがしますが,うぅむ実態はこんなもの.六本木からの引っ越しのとき,容量を少なく見積もりすぎたのでしょう.この種の引っ越しには,申告された容量に対してタップも容量も3倍以上確保するのが常識ですが,その常識を超えて電力使用量が急増したのでしょうか.

  何はともあれ,暑さが苦手な人にとってはまさに研究の妨げとしか言いようのない仕打ちが襲ってきたわけです.

  安形は暑さにも寒さにも(孤独にも)強いのでそのまま一人で仕事をしていました(同室のPさんはタイ出身で,もちろん彼も余裕で仕事をしていました)が,実はエアコンが効いている部屋が研究室内に一つだけあり(ご想像通り,サーバ部屋.ここは暑くなりすぎるとシャレにならない),そこに避難してワイワイやっている人もいたようです.

  たかがエアコン停止ですが,いろいろと楽しい(?)体験だったようです.

07月23日
(月曜日)

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意味深地名「今泉」/PETに囲まれて

 [水] 実家からもらったTVを無理やり車の後部に積んで清水→東京へ帰る途中,突然ですが,富士市今泉周辺の湧水群巡りツアー敢行です.故山本荘毅先生の著書に紹介されているものですが,実態はこれまで知りませんでしたし,載っている本も見たことがありません.

  結論から言うと,山本先生の紹介している水はそこにある湧水の全部ではなく,まだまだたくさんの水場がありました.また,あまり一般に紹介されない理由もわかりました.といっても完全枯渇とか汚れきっているというのではありません.むしろ逆で,今もなお多くの水が湧き,実に丁寧に管理されているものも少なくありませんでした.ただ,一応Public Spaceにあるものが多いとはいえそこは住宅地の中にあり,大勢の人が押しかけるには全く適していないのです.逆に,本物の湧き水を求める人が静かに訪れる,そんな「旅」には向いています.

  印象的だったのは家に取り囲まれた,一辺10m弱の正方形をした広場状の水場.片隅から湧いた水が方形の「辺」をぐるっと回って逆側からでてゆきます.つまり「水辺」の長さが10m以上あってそこに20リットル/sec以上の豊富で清澄な水が流れているというわけです.他にもたくさんの泉がありました.しかしどれ一つとして,看板も案内標識もなく,それ以前に名前もついていないようでした.つまり観光化のカの字もない.自治体がリキをいれて保全整備しているわけでもない(ここが,3月に訪れた原田・比奈周辺の湧水群と異なるところ).それなのに住民の方による保全がしっかりしているのです(ただし,本国寺前のように西側の湧水は枯渇したものが多く,水神の石碑や水洗い場だけが寂しく残っている場所もありました)

  そもそも「今泉」という地名からしてすでにピンとくるものがあります.と思ったら帰る途中,「西井出」というバス停発見.近くには「大泉寺」なんて寺まで(看板だけですが)発見.遅かったので寄れませんでしたが,これはまた来るしかありません(笑).

 [生活] 車で研究室直行.GSWPRhone河プロジェクト関係のデータが届いていました.仕事増えまくり.しかしヒマよりはずっといい.

  ゴミ箱が破裂寸前だったので整理.真夜中のゴミ捨て場はちょっとした肝試し気分ですね(笑). 最近研究室で捨てられるペットボトルの量が多いようです.暑いから皆いろいろなものを飲むのかな…家庭での水の保存に便利なので,2リットルのものをいくつか頂戴しました.

07月22日
(日曜日)

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商売の水とはいうものの/祝米寿

  今日は父方の祖母の米寿の祝いの日です.父方の親戚がこれだけ多く同時に揃うのは久しぶり(正月でも,なかなか「同時におおぜい」というわけにはまいりません)

  その前に隣の静岡市にいる母方の祖父母に挨拶に出かけました.ところが静清バイパスを下りる場所を間違えて(藁科川を渡ってから下りるべきだったのが,安倍川を渡ったらすぐに降りてしまった),意外な場所に自分がいることに気づきました.

 [水] 転んでもタダじゃ起きないのが性分(笑).そこから車で15分くらいの硯水泉に行ってみました.ずっと前に兄(県庁で県道等の管理をしている…ということは以前記しましたね.そう,「カタコー」「ゼンドメ」です(笑))と一緒に見に行ったときは休みだったところです.

  休み,ということはつまり営業時間があるということです.はっきり言うと商業施設以外の何物でもありません.指定された容器を持ち込み,自販機でチケットを買って水を入れてもらうか(10リットル360円です),ペットボトル入りの水(2リットル260円)を買うかどちらかになります.

  が,まぁ,一応は長寿の水だの健康の水だの喧伝している水です.祖母へのプレゼントとしては相応しい.ペットボトルを買ってゆきました.あとで考えたら,自分の水質測定用にもう一本買えばよかった…(客のほうは,くみ出しているところは全く近づけませんので)

 [ひと] 米寿の祝いの会はエスパルスドリームプラザ内の大きなアサヒビール系レストラン「ZAC ZAC」にて.途中マジックショーが始まり,各テーブルを回って目の前でカードマジックをはじめとする華麗な小品を演じてくれました.我々のテーブルのところでは,米寿にちなんでやたらたくさんトランプの「8」が登場するというサービス(?)でした.

  何しろ私よりたくさんビールを飲むという酒豪の面々が揃ったので,スーパードライも黒生もビールサーバ担当の兄ちゃん姉ちゃんが休むひまがないくらい注文されつづけていました.

  安形家の女性はもともと長寿で,たしか全員90歳以上まで長寿を保ったはず,という話が披露されました.米寿といってもあまり年老いた感じのしない祖母のさらなる長寿を願ったものでした.

  ところで,兄が独身なので私には親戚からのケッコンシロ攻撃はそれほどきつく受けない…と読んでいたらこれが甘かった.しかしながら,もちろんそんな攻撃は柳に風と受け流しましたが(笑).

07月21日
(土曜日)

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富士山に行こう

 [水] またしても富士山です.前回と違うのは,少し曇っていることと,今回は同行者がいるということです(同僚のY君).

  前回,忍野八海を丹念にめぐって気づいた,9番目の「池」中池ですが,今日のように曇っていると見栄えがしないことがわかりました.むしろ銚子池の底でうごめく砂が(水面の反射が強くないので)よく見えるということも分かりました.

 [地形・地質] 地質関係でアドヴァイスを頂いている方から,本栖湖湖畔の熔岩地形観察を薦められたのですが,実は本栖湖は結構遠いということも実感してきました.時間があれば,一周ノンビリ走りたい素敵な湖なんですが…

  熔岩樹形・スパイラクル・熔岩洞穴・青木が原・寄生火山…と地形関係オンパレードの贅沢巡検(自称)でした.まぁ本番は本当に贅の限りを尽くす必要があるので,どんどん練習あるのみ,です.

  今日中に帰省するので御殿場に下り(実は万一のときの逃げ道ルートとして御殿場に抜ける道も走ってみたかった),Y君を足柄駅に残置して一路清水へ.

 [天気と季節] 清水も暑いけど,夜風が涼しい.こういう体感の涼しさ(や,逆に暑苦しさ)は,気象データからよみ取れるものなのでしょうか…

07月20日
(金曜日)

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さらっと解決

 [電子・コンピュータ] 昨日から問題となっていたディスプレイドライバの件は解決しました.PnPインストールでも,CD-ROMからAutoでも,ドライバを入れるとWin2000が起動しなくなり,修復インストールすると起動するようになる.しかし後者では800x600の16色が最大解像度・色数です.

  CD-ROMからマニュアルで入れてみました.そうしたら面白いことが分かりました.ドライバ選択画面に三つの選択肢が出てきて,ファイル名から察するに一つはWin9x用,一つはNT4用,残る一つがWin2000用のようなのです.そしてそのオーダー,あるいはすでに選択されている項目からみて,デフォルトで入るのがなんとWin9x用ドライバのようなのです.これでは動かなくても文句は言えません.強制的にWin2000用のドライバを入れさせると,ほら動いた.

  というわけで目の前の液晶ディスプレイに,伊豆半島某所のクライミング写真がWindows壁紙としてTrueColorで復活です.

 [車] ところで今日は休日なのです.あまり生活には関係ありませんが. 明日一緒に富士山に行くY君がやってきて言うには,中央道がムチャクチャな混雑だったんだそうです.明日は連休の中日ですからすこしはマシなのでしょうが…

  書類書き2本と(なぜか)図面描き一本.それから自分の研究ネタであれやこれや.久しぶりにSurferを使いました.D論の時に大変お世話になったソフトウェアです.

  んなことやっているうちに,結局終電帰り.休日とはいうものの混んでいます.終電に近づけば近づくほど急激に混雑してくる不思議な路線井の頭.

07月19日
(木曜日)

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みつば

 [食べる・飲む] 昨日作った炊き込み御飯をレンジでチン.これだけではなんだかな〜というわけで三つ葉を刻んで乗せました.なんともいい香り.料理というのはいかに手抜きしても,なんらかの形でちょっとひと手間かけるとだいぶ良く変わるものです.それが自己満足に過ぎないとしても…

 [電子・コンピュータ] さて,あいかわらずHDDの話.MBRを初期化するのは,fdisk /MBRでした.これはfdisk /?を入力してもでてきませんから,隠しコマンドなのかもしれません.

  それを行い,Win2000の修復インストールを行い…とやっていたら,C:\Program Filesへのファイル書き込みが妙に失敗します.あれれ,U*IX等のmountのように一つのパーティション(というかディスクボリューム)を別のディスクのディレクトリに割り当てることができる機能を使っていたのがまずいのでしょう.セーフモードで立ち上げてローカルにそのディレクトリ内容を移動し,またセットアップしたら今度はちゃんとできました.

  ところがにディスプレイドライバがうまく動作せず,800x600の表示になってしまいます.16色でこのサイズで見る自分のホームページは,ずいぶんシュールでした(笑). 無理やりインストールすると,なんと,今度はWin2000が起動しません.また難題. 入れたばかりのグラフィックカードだから不安だなぁ…

  結局終電になったのでまた明日にお預け.よく考えたら,今日は大学でメイルを読み書きしませんでした.家に帰って知ったのですが,結構重要なお知らせが入ってました.待ちかねていたのも,意外なときに来たのも,読んでJOBが増えたのも,ほっとしたのも,いろいろ…

07月18日
(水曜日)

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幾ら薄味が好みといっても

 [食べる・飲む] 朝はノンビリと炊き込み御飯を炊きました.ちょっと薄味すぎたかな.一応好みなんだけど,「客人」が来ているときに出すもんじゃないですね.なぜだろう…と思っていたら,気づきました.洗い米2カップのレシピに載っていたそのままの量の調味料を米3カップ(洗い米3.6カップくらい?)に入れてしまったのでした.

 [電子・コンピュータ] 昨日に続いてHDD引っ越しの話.DriveCopyでは,実はパーティションコピーといって,コピー先のパーティションサイズを指定することができる方式があります(そうでないコピーの場合,コピー先ドライブの全容量がコピー元パーティション群のコピー先として割り当てられる).それを知らずに昨日ドライブ全コピーをしてしまったのがこれからの苦労の始まりでした.

  現在は,40GBのHDD全容量がNTFSの1パーティションになっており,これにもともとたった1.5GBのディスクに入っていた内容が入っています.これをパーティション操作ソフトで6GB程度のパーティションに押し込めようとしました.

  現在手元にある(しかも使用していない)のがSystem Commander 2000(SC2K)に付属のパーティションマネージャ.これをインストールすることにしました.

  ところがSC2kはHDDに「アクティブにした基本MS-DOS領域」が必要なので,これまでNTFSしか使っていなかった私にとってはちと不便.「NTFS領域しかなくても,起動ディスク2からブートすると自動的にMS-DOS領域が作成されます」なんて書いてありましたがこれが真っ赤な大嘘でして,ブートさせても何も起こらず.結局これまでメインHDD上で無駄に場所を取っていたパーティションを整理してそれをFATにし,そこにインストール.

  で,ここからパーティション操作を行い,40GB HDDの最初のパーティションを6.6GB程度にしました.

  ここまで出来た段階で,システムコマンダーをアンインストールしました.ところがここにも関門が.どういうわけかMBRにSC2Kの残骸が残っていて,ブートさせると「必要なファイルがありません」とでてくるのです.そりゃありませんって.もうアンインストールしたんだから.念のため再インストールすると,げげ,今度はWin2000が走らない.アンインストールすると,先ほどと同様なメッセージが出てきてまた起動せず.これはMBRを強制的に掃除してWin2000を入れなおす必要がありそうです.

  MBRを初期化するコマンドって何だっけ?と思い出す時間がなかったので,今日の仕事はこれでお預け.

07月17日
(火曜日)

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CPUがハミングしている

 [電子・コンピュータ] 先月買ってきた40GBのHDDをやっとつけました.添付されていたDriveCopyで現SYSTEMパーティションの内容をそっくり新HDDに転送し,今度は新HDDをマスタとして起動したのです.ここまでは順調でした.

  いや,速い速い.さすがにUltra ATA/100です.CPUをCeleron466からPentiumIII 1GHzにしても大して体感的には変わらなかったWindows起動時の動きも,見違えるように速くなりました.

  と思ったらこれまでSYSTEMに使っていたHDDがいきなりクラッシュ.回転しなくなりました.バックアップ直後の出来事でした.今日は運が向いているのでしょうか.

 [食べる・飲む] 夜父が来て,二人でビールを飲むこと飲むこと,ロング缶で6本.

  どこかの首相もびっくりという髪型で現れた父と,先日安形が行ったアール・ヌーボー展の話で盛り上がりました.

  なんと,伊豆高原にあるアールヌーボーのガラスおよび工芸美術館の館長さんが父の同級生なのだそうです.

 [サッカー] 他に,静岡県サッカー界の現在,それから,研究室にタイガースファンが多いことなどでも盛り上がりました(父も元虎党).

07月16日
(月曜日)

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ふたたび,富士山

  富士山下見です.今日も単独好き勝手スケジュールです.

 [水] 忍野八海に行った人は多いと思いますが,八海の八つの池を全部見た人はそう多くはないかもしれません.実は,現在はさらにもう一つ中池という池が「増えて」いてしかもそれが最も人を集めている(多分に人工を感じる池なのですが,深さは随一なので印象的)という混乱した状況です.

  国際学会巡検にこの中池を見せるかどうかは微妙なところです.水の美しさはよく分かるのですが,自然に対して相当目の肥えている地形学者が見れば,その不自然さは一撃で分かってしまうでしょう.

  もしかしたら平日の忍野に来るのはこれが始めて?確かに人は多いのだけど,休日よりはるかにすいていて,売店の人もちょっとノンビリムードでした.ちなみに本番巡検は月曜日です.

 [天気と季節] 昼間から,富士山中腹にはずっと小さな雲がかかっていました.スバルラインで登ってみると,標高2000mを超えたあたりで雨になりました.こりゃイイやとばかり,駐車スペースに車をとめて古タオルで車を拭きました.

 [森と樹][地形・地質] 奥庭は今回もさすがに美しい富士山上部が眺められました.雲が一瞬切れたときに夕日に照り輝くスコリアの赤が印象的で,デジカメを抱えたまま何分も遊歩道に立っていました(ここはなんといっても人が少ないのがいい).

07月15日
(日曜日)

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アジアの風

 [研究][電子・コンピュータ] 某「ミスター・モンスーン」先生から届いた情報では,タイNRCTのみならず某国でもコンピュータの専門家をアドバイザとして探しているとのこと.正確には,日本で動いている国際プロジェクトの一環として,その某国の某機関でコンピュータ関係の助言ができる人を探しているとのことです.

  こういうふうに草の根段階で人的交流が進み,その積み重ねのうえに「アジアはひとつ」となれるんでしょうか.

 [生活] 火曜日に父が来るので部屋を片付けなければなりません.いつもだったら直前に慌てて…となるのですが,なぜか最近はこういう大仕事は少し前から少しずつちょっとした準備をするという習慣が出来てきました.

  …ってそれが普通だって(笑).ちょっと前から,目に付いた荷物を片付けるということを,コマギレの時間を利用してやっています.大事なのは,これに集中しないこと.

07月14日
(土曜日)

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大パーティ

  例によって山のように仕事をこなすために研究室へ.ここのところ土曜日も騒がしかったのだけど今日はあまり人がいない(ってこれが普通だって(笑)).先日「Excel→HTML変換ツールを駆使した教室メンバー名簿管理者引継ぎ者いない?」と聞いたのですが,その返事(後継者への名乗り出)が初めて来たのがやっとこさ昨日.その名乗りを挙げた度胸ある?一名もしっかり来ていました. よろしい,VBAと,それからHTMLはみっちり仕込みましょう.

 [文献] さて,先日書いたように学芸大学の小泉先生が著書を出版されたのでそのお祝いパーティ.学芸大学自然地理ゼミの懐かしい面々や,いまや学界の中心となって活動している諸先輩と再会and/or初対面を果たしました.ついでに.ゼミの後輩が学会賞をダブル受賞(日本地理学会・日本第四紀学会),それに他の後輩が結婚,とめでたいこと尽くしの会でした.

  それにしてもまた独身仲間が減ってしまった.気軽に泊まりに行けなくなってしまったなぁ.ま,なにはともあれお幸せに……

  パーティでは(ほぼ)独身最年長となった安形氏に各種質問(笑)が降ってくる場面もありましたが適当にはぐらかしました.多分安形は理想が高すぎるんですよ,何かとね.

 [食べる・飲む] 安形はここ数週間の仕事三昧でどうも睡眠時間が慢性的に不足していたのか(←自覚はなかったんだけど),めずらしくそれほど飲めませんでした.まぁでも,才能ある後輩諸君とじっくり話が出来たのは嬉しかったものです.

  世界は確実に動いている.働けるうちに全力で働くのが必要なのだ,と感じた会でもありました.

07月13日
(金曜日)

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おふくろの味を食卓へ

 [生活][食べる・飲む] 珍しく早く帰って,台所へ直行(といっても帰宅は22時すぎだけど).肉じゃがに挑戦です.というのは以前買ったジャガイモと牛肉がだめになりそうだったからです(笑).

  結果:本当に美味しく出来ました.煮物というのは,一旦やり方を教えてもらうとかなり敷居が低くなりますね.そして,丁寧にやればやるほどきちんと結果がでてくるのだと感心もしてしまいました. しかしこの味,もう一度出せるんだろうか?今日は出汁についてはチョンボして粉末を使ってしまったけど,今度は出汁からとってつくることに挑戦です(あと15分早く,あとちょっとだけ少ない疲労で帰れればの話ですが).

 [研究][電子・コンピュータ] Reviseしている某論文の話.Wordの数式エディタですべて数式を書き直し,さらに,執筆要領のうち見逃していた部分(見出し直後の段落はインデントしない,など)を一つ一つ対応して,すでにK助手が原型を作っていたWord文書をさらにreviseしました.

07月12日
(木曜日)

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だいえっと中(嘘)

 [身体と健康] 留学生の某さん曰く,「Recently you looks more thinner」 確かに強烈に仕事をしていると食欲が減退するのです.安形氏もあまり他人の心配ばかりしないで自分が他人に心配かけないようにしなくてはなりませんね.

 [電子・コンピュータ] 家庭用PCから「カタン」という,大き目のピンが落ちるような音が…あまり聞きたくない音です.HDDが勝手に停止した音なのです.と思ったらそのHDDはまた勝手に回りだし,そしてすぐにカタン,の繰り返し.正常なアクセスができません.

  さて,思案.ここで電源を切ると二度とHDDが回らない恐れがあります(経験あり).かといってこのまま(HDDの)起動ー停止を繰り返させておくのは負担が大きすぎてリスク大.

  実は最近なんだかそのHDDの調子がおかしいので(このあたりの「勘」は長年PCを扱っている人なら身についているはずです),CD-Rにバックアップしておいたのでした.というわけで思い切ってOSをシャットダウン,電源断.

  触ってみたHDDの熱いこと熱いこと.今年は安形家名物の窓風が弱くて,部屋が蒸し風呂状態なのです.こりゃ,人間のためというよりPCのためにエアコンの導入が必要なのかもしれません(現時点では部屋にエアコンはありません).とりあえず扇風機だけは押入れから出してきました.

  HDDは,それからPCを起動させると問題なく動きましたが,その後24hで一回だけ例の音がしました.この音,本当に何度聞いても心臓にコタえます.

07月11日
(水曜日)

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ゴースト/ミーティング中止

  論文のMS Word化の件,図だけを含む文書をまず作りました.ついでに,WindowsでPostscript文書を扱う方法なんてドキュメントを書き上げました(研究室イントラネットで公開.だけどよく考えたら一般公開しても問題ない内容なのでいずれ公開してもOKと考えています)

  その過程で知ったのですが,GhostscriptにはAFPL版GNU版があり,微妙に異なっているようです.現時点でAFPLのVersion7を使っているのですが,たとえばテキストのアルファブレンディングができるのはAFPL版のみのようです.

  このアンチエイリアシングができると,画像全体を高解像度でマッピングして後で解像度を落とす(文字のジャギーを軽減するためだけに)という必要がなくなり,より鮮明な映像が出来上がります.まだ手元のPCにしか入っていないバージョンなのですが,多くのホストに入って欲しいものです.

 [研究] あれこれと緊急の用事がスタッフに相次いだようで,なんと先生方が全員不在.ミーティングが延期になってしまいました.

07月10日
(火曜日)

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Word

 [電子・コンピュータ] 昨日スマートメディアのリーダ/ライタ(USB接続)を買いました.ハギワラシスコムのFlashGateです.USB Mass Storage Classであるというところが特徴で,Win2000やMeなどではドライバインストールの必要がありません.

  動作は,一度ダメだったので落ち込みかけたのですが,これはどうやらカードを入れたままFlashGateをUSBにつなぐとおかしくなるようで,まず空のFlashGateを接続し,きちんと認識された後にSmartMediaを入れれば問題ありませんでした.快調快調.FlashGateよりよほど安定しています.

 [研究][電子・コンピュータ] 昨日払暁に提出できてヤレヤレと思っていた論文に難題.編集のほうから,LaTeXでは受け取れませんと来たのです.Scientific JournalがLaTeXを拒むとはなぁ…ちなみにデフォルトはMS Wordなのだそうです.

  First Authorの助教授は今異国の空の下なので,残った面々でWord化することになりました.といっても私は主に数式関係をやったのみです.

  学部生・院生のころ,国内では一太郎が隆盛を誇っていました.で,「国際誌ではどんなフォーマットが認められているんだろう?」と思って某有名学術雑誌を見たことがあります.結果は,WordPerfect.人によってはまだ現役で使っているのかもしれませんが,私にとってはちょっと懐かしい名前です.Justificationなんて,一太郎を見慣れた目には新鮮だったのですが…

07月09日
(月曜日)

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美しき夜明け

  助教授が本文直し&レフリーへの返事つくり(もちろん両方とも英語).私が図の製作と各種計算…で,時間が流れてゆきます.深夜の研究室は,今日はにぎやかです.

  とおもったら図のキャプションにマチガイ発見.また差し替えました.こういうときの常として,大きな文字ほどマチガイに気づきにくいというものがありますが,まさにそれでした.

  表のための計算は大きくわけて三つ.まず一つは0:43に完了.

  二つ目のためには今後のことを考えて汎用コードを0から起こしたため,やっとこさ結果が出たのは2:09.だけどこのコードのおかげで今後が楽になります.

  最後の結果は,これは以前書いたコードがそのまま使えるので割と楽…と思ったらパスをハードコードするというセンスない仕様だったのでちょっとてこずり(反省反省),2:43に終了.

  これでお役御免のはずだったのですが,昨日の作戦会議のときに出てきた,「こういう図もあると面白いね」という意見を覚えていたので,今この勢いが残っているうちにというわけでやってしまいました.それが終わったのは4:04.(研究には,こういう「勢い」が大事なのです.)

  助教授がすべてを取りまとめて編集委員会に書類を送付したのは04:14.そろそろ外も明るくなりかけです.そのまま助教授は帰宅してその日のうちにオランダという恐るべきスケジュールです. もっとも出発前,「このネタ,もう一本(論文を)書けるよね」と二人でニヤニヤ(笑)していたのも事実ですが… この一週間で何回か見た朝日が,今日も窓から差し込んできました.

  こちらは「こんな図があれば」シリーズを製作して,さらに秋の日本地理学会シンポジウムに出す原稿を作成して,午後やっと研究室を脱出.原稿の提出先が桜上水の日大理工学部だったので直接持ってゆきました.

07月08日
(日曜日)

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時代の風/論文完成,か?

  東京都美術館(上野公園内)にて開催されているArt Nouveau展.実は今日までです.というわけで朝イチで行って来ました.早い時間だったのにもう行列が出来ていました.

  いきなりですが,全体的な感想は某所に書いた文章を引用してしまいます.最近手抜きが進んでいるなぁ:

時代が新しい何かを求めているときにそれに呼応するかのように現れた芸術もあれば,むしろ時代の流れを破壊するかのように圧倒的な個人の力で道を切り開いた装飾の数々もある.何にせよ,真に「新しいもの」を生み出そうとするエナジーに満ちていたその時代のことを少しでも深く感じていたく,混雑を我慢しながら 美術館という空間を楽しんできました.

  一番見たかったのはAubrey Beardsleyという人の書いた絵で,これはマイブーム画家高畠華宵が若い頃影響を受けた一人らしいのです.実際に展示してあったのは二点で,うち一つは「サロメ」の有名な挿画でした.これまで華宵関係の本では題名が「サロメ」となっていましたが,ここでは「お前の唇に接吻したよ,ヨカナーン」(J'ai baise ta bovche, Iokanaan)という,画中に描かれた台詞自体が題名とされていました.こちらのほうが,オドロオドロしさが出ている気がします.

  華宵はこの絵のオドロオドロシイところは受け継ぎませんでしたが,何気ない曲線の使い方は確かに似ている感じがします.世紀末に一世を風靡して彗星のように消え去った(って陳腐な表現だね(苦笑))ビアズリーも,たしかに一つの新しい時代を創り,華宵はそれを自分なりに消化したのでした.

 [電子・コンピュータ] さて,研究室に戻り,論文仕上げです.今日中に終わらせて明日富士山にいけるか?(後日記:結局いけなかった)

  アールヌーボー展に行く前,早朝の段階で作った図を午後にさらにリヴァイズ.これをもとに夕方から作戦会議です.ポスターを作ってくれた人(必ずしも研究に直接関与していたわけではないので完全にボランタリー…当分頭が上がらない?(笑))も出席.そこででた意見を元に,さらに夜にかけて図を製作.よく考えたらまだ集計していない計算があったのでJOBが一つ増加.

  例の指数α(自然状態ならば上流側から河川を通ってやってくるはずの水のうち,どれだけを実際に取水できるか表す量)をいろいろ替えた時の水危機度のグラフを,これまでα=0.0, 0.5, 1.0と変えて書いていたのですが,よく見たら0.5と1.0は大して変わらないので,0.0と0.5の間を細かく微小変化させながら描くことになりました.

  さらにポスター側から意見.南極大陸と北極海を削り,陸域が大きく見せられるように全てのマップ図を変更しました.

  と思ったら一つの図にマチガイを発見.致命的なものではないですが,変更です.農業取水量は複数のデータセットがあってこれがまたえらく違うのですが,本番で用いたものと違うデータセットを使って図を描いてしまっていたのです.

  全ての(正しい)図が出来たのは翌日0時すぎ.でもまだいくつかの表(に必要な計算)が残っていたのでした.この時点で富士山は断念.

07月01日
(日曜日)

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暴落/暑い

 [電子・コンピュータ][経済・社会] ボーナス商戦に,さらに新商品大量発表.デジカメ界はここ2週間大変でした.その余波といいましょうか,旧モデルが次々と値下げされてきています.

  うちひとつは,つい先日まで¥83,800だったのが昨日は¥69,800という体たらく.こういった旧モデルを在庫として抱えているよりも,早く新しい製品を入れたほうが儲かるのでしょう.が,それにしても短い命というものです(値崩れしているこの機種の出荷発表は昨年夏でした).

  で,思わず買ってしまいました.その暴落している機種をです.

  もちろん機能でいうと今最新型のほうが少しはいい.しかし高すぎです.また,新機能の充実に伴って,一見「どうでもいい」ところが削られているのですが,それは私にとって致命的だったりします.

  20代のころはカタログスペックなどに目を奪われて,ここで旧機種を買うという決断は出来なかったかもしれません.しかし,これまで10年以上35mmフィルムカメラを使ってきた経験からいって,必要な機能というのは充分分かってきているので,「今の自分にはこれで充分」という割り切りができたのでした.

  亀の甲より年の功,長生きも悪いことではありません.ちなみに買ったもののスペックは2MPix+38〜380mmズームのもの(といっただけで分かってしまった人がいるとは思いますが).

 [天気と季節] 東京は今年一番の暑さです.東京近辺では今年の梅雨はあまり梅雨らしくありません.東京の水資源は他県に頼っているところが大きいのですが,では,たとえば利根川水系のダムの貯水率はどうでしょうか.これを見るには国土交通省の準リアルタイム(?)資料を見るのが手っ取り早いですね.おや,90%?東京が砂漠状態なのであまり他県のことまで思いが至りませんでしたが,極度に悪いというわけでもないようですね(でも梅雨が終わるときにはもう少し増やしておくと,後が楽になるのかもしれませんが).

  一方西日本では豪雨災害があちこちで起きています(例:6月19〜21日.参考:牛山素行さんの情報ページ).が,なぜか東京発のニュースではそれほど大きく報道されません.西南日本では梅雨の当たり年のようです.

  天気の話をするとき,自分の住んでいるところの天気だけをもとにして「今年の日本の天気は…」と一般化して語るのは極めて疑わしいということがよく分かります.

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安形氏にめいる
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