日記:2002年08月

最終更新:2002年9月2日 17:04



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安形氏にめいる
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08月31日
(土曜日)

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CPUにも歴史あり

 [食べる・飲む] 岩手のお土産,といってもなぜか秋田限定とか青森限定とか山形限定とかいうものばかりなのですが(岩手県内の高速道路SAでなぜこんなもの売ってるんだ?まぁじつはありがたいのですが),持ってきた三日後になくなってました.

 [電子・コンピュータ] しばらくお休みしていてやきもきしていた,元麻布春男氏の連載「PCエンサイクロペディア」,今日久しぶりに記事がでました.「性能向上に勤しんだ486/Pentium世代」です.

  前回の記事は8080からi386までの回顧.ここまで来ると知らない人も増えてくるでしょうが,今回は486から,多分多くの人が現役で触ったことがあるであろうMMX Pentiumまでです.ちなみに安形は,マイクロプロセサで言うと8080から(アセンブラを触り始めたのはZ80から)です.

  ああ,そうそう,昔は数値演算プロセサ(FPU)はCPUと統合されていなかった.8087が載るPC98もあったけど,実際載せるのはかなりのパワーユーザ,というか贅沢なことだったのです.

  バスクロックとプロセサコア内部クロックも,昔は同じだったけど,486DX2/DX4からは内部のほうが高速に…って今言われてみると確かにそうだけど,すっかり忘れていました.当時は大ニュースだったのに.  

  こう整理して歴史を書かれるとやはり分かりやすいですね.論文のIntroductionもこんな感じで書ければいいな,と高望み. 高望みするからなかなか筆が進まない.

  始めて買ったSuper ASCIIの特集が「Pentiumを選ぶ理由」.これから分かるように486→Pentiumへの急速な移行期でした(Super ASCII,じつはとっくに休刊したのだけど,買った分についていまだに全部棄てずに持っています). 当時のテクノロジは0.8μmだの0.6μmだのという前時代的な(って,本当に前時代なんだけど実際にはたったの数年前)数値.

08月30日
(金曜日)

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嗚呼,お土産/ある盲点

 [研究] 朝8時30分から本郷.修論生の修論最終発表会です.今回は一名(8月提出).

  15分の戦いは,教官間ではどんな評判だったかは知りませんが,なかなかの出来でありました.

  お疲れ様でした.

  (後日記:社会基盤工学科全体のなかで上位1/10程度の「優秀な修士論文」に与えられる古市賞という賞を見事ゲットしたそうです.)

 [食べる・飲む] 東急の高いレストランへ.といっても安形基準で言うと高い,という意味です.昼に待ち合わせして一緒に…というとなにやら艶っぽくないこともないですが,じつは両親と. 

  ¥1800のランチ.いつもだったらこれで三日分の昼食だ(もっとも昼食時ではないが…).

  物語だと,いきなり両親が上京というのはお見合い話を持ってくるというのがお約束ですが,それは杞憂. 両親は飛鳥藤原京展を見に来たのでした. 個人的には江戸蒔絵展を見に行きたいけど,暇はあるかな… じつはつい先日行った岩手浄法寺町は漆の里なのですが,浄法寺での蒔絵はすでに廃れており,現地でたくさん見た漆工芸は皆装飾を廃した地味な渋いものばかりだったのでした(もちろんそこには底知れぬ美というのがあるわけですが).

  なぜか静岡のマリオン(朝日新聞)にも載っていたという渋谷東急東横店1Fにあるハチ公ショップ(ハチ公饅頭が載っていたらしい)を一緒に探し当てました.あれ,ここは今までに百回は通ったところ.全く気づきませんでした.

08月29日
(木曜日)

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CREST/修論

 [研究] ときめきメモリアルの話で盛り上がっている同僚と知人を横目に,夕方のCREST会議の資料作り.いよいよ,具体的なデータシェアが動き始めます.

  「バンコクの秋葉原」パンティップセンターに,日本のこの種のゲーム専門店らしきところがあったことを思い出しました.等身大のフィギュアなんてあったりして,実に向こう岸な雰囲気. 色付ガラスで囲まれたブースだというのがまた怪しいところでした. もっとも,アヤシサでいったらもっとすさまじい店がいくらでもあるのですが.

 [研究] 明日は修士論文の最終発表会.本人にとっては人生1度の大勝負の日なのであります.

  ここ数日,その練習がたびたび行われていまして,今日がその最終回.

  だいぶ「背骨」が通ってきました.あとはつっかえないにするだけでしょう.

  2年間の情念がこの数日でスパーク. 若竹のように急激な成長を遂げます.

08月28日
(水曜日)

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世間は狭いものだ

 [文献] 高校の同級生で構成しているメーリングリストに流れたメッセージ.同級生のA君が「『知』の欺瞞」について紹介していました.

  偶然ですね,先日書いたとおり,安形も読んでいたのですから.

  さて,読了.読後感想第一感は,「よくこんなの訳したな」でした.

  もっとも,その感想の強さは「ゲーデル・エッシャー・バッハ」読了時に比べると弱いものですけどね.

 [研究] M2生が修論を書いてこの度提出しました.ぱちぱちぱち. で,発表会に向けて発表練習.

  10分の発表時間には絶対収まらない研究量ですので,どこをしゃべるのかで議論百出.

08月27日
(火曜日)

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クリアビュー

 [生活][身体と健康] 突然ですが眼鏡変更です.

  これまでの眼鏡が合わなくなったからです.さらに岩手でヤブ漕ぎ(性懲りもなく…)やら斜面登り降り(というか滑落)なんぞをしているときにまたレンズの傷が増えたのです. が,じつは合わなくなっていたのではなかったのでした.レンズに傷がつきすぎてよく見えなくなっていたのです.

  旧眼鏡で視力測定.右0.9左0.8.

  次に旧眼鏡と同じ度のクリアなレンズで視力測定.左右1.2!

  というわけで同じ度のレンズの眼鏡を買うことになりました.

  フレームの希望は,できるだけシンプルなもの.ふちなしだったらさらに良し.理由は「掃除が簡単」.

  結局上半分だけフレームがあるというものにしました.ただ,度がきついのでレンズも厚く,下半分もエッジが目立ってあまり縁なしっぽくありません.

  嗚呼,きれいな視界であります.世界は光に満ちている.

08月25日
(日曜日)

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  (一晩中かけてゆっくり帰京. 休んだあと名水関係の資料を整理. まったく終わらず,息抜きに午後秩父方面へ.)

08月24日
(土曜日)

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  (浄法寺町,岩誦坊の湧水.今まで全く知らなかったがこれはすばらしい.前を通ったのは本当に偶然で,要するに昨晩の泊まり場所に行く途中にあったのです. 他,天台寺のカツラ清水と清水明神.天台寺本堂は,階段を上ってゆくと突然目の前に行基ゆかりの聖観音像のデカい顔が真正面に見えます.こりゃ計算して作ったな… お土産に浄法寺漆塗りを買い込む. 二戸市に戻って,高清水稲荷,小池の清水,栃ヶ窪の桂清水,天ヶ塚の桂清水,折爪林道の清水(仮称),山居大権現の湧水.折爪岳を越えて東側に入ったところで,九戸村の錫杖の泉,軽米町の嶽の湧口に行く.これで今回の水探訪は終了…と思ったら標高の高いところの水を見ていないので,八幡平へダッシュ.雷雨の中,松尾村の源太清水へ.羽後はさすがに水量豊富. )

08月23日
(金曜日)

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  (桜清水,山下水.市役所の観光課に行った所,他に分からなかった地点もきちんと押さえられました.そこでくれた地図が素晴らしかったのですが市の一部分のみ.残りは別の課ということを教えられて行ってみると,他地区もいい地図が揃っている.そう,税金はこう使ってくれないと.その意気に応じて,市内および周辺の水場を集中的に回ることに意思決定. 名前だけかくと,萬古清水,つつみの桂清水,武内神社御手洗池,堀野清水,小清水の湧水,ダンノ清水,若宮の清水,古峯神社の湧水,外山の欅清水,稲荷坂の清水,夫婦桂の清水,御膳水,法呂稲荷の湧水,小林の桂清水,樋の水. 夜は隣の浄法寺町に行き,駒形神社登山口で独り寝る.周囲数kmは人間がいないというところです.)

08月22日
(木曜日)

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  (早朝,御田屋清水・青龍水・大慈清水へ寄ったあと水水へ.日差しは強いが涼しい. 口頭発表は15:30ころ終了.しかし同僚・知人がおおぜい登場しました.学界デビューの後輩も登場. さて,皆を見送った後独りに戻って,伊勢屋清水に寄ったのち,八戸道を二戸へ.馬仙峡はかなりの岩だらけ.めずらしく旅館泊まり.詳しい地図を借りることができたので,さっそく予習)

08月21日
(水曜日)

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  (朝は寝坊して散歩できず.水水二日目.ああ昨年につづいて今年もやってしまいました,総会での質問.またしても総会屋の名をほしいままにしております.この質問がもとになって,水水学会情報化委員会に入ることに. 夜は懇親会,ポスター賞には届かず残念. さらに研究室飲み会,ドブロクはけっこうきつかった.)

08月20日
(火曜日)

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  (盛岡到着.涼しい!早朝,金沢清水,長者屋敷太刀清水−いずれも松尾村−に寄る.岩手大にたどりつき水文水資源学会出席.同僚が持ってきてくれたポスターを貼る.コアタイムは昼間.腹減った. 夜は研究室飲み会.他大学の知人も連れてゆく)

08月19日
(月曜日)

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GAME-T2

 [研究] 先日のGAME-2に続いて今日はGAME-T2なのであります.

  朝から晩まで,生産研会議室(食堂棟の二階)に缶詰.

 [電子・コンピュータ] というのはウソで,途中こっそり抜け出して,明日の水水に出すポスターをプリントアウト,しようとしました.が,マーフィの法則は生きていた,こういう大事な日に限って大型プリンタが故障というニュースが入ってきました.

  というわけで同じくポスターを出す同僚が外部の印刷業者に行くことになりました.必要な額を渡して後を託しました.

 [電子・コンピュータ] GAME-T DBについては,一部観測はCEOPやKofluxに移管ということになるでしょう.むしろ私のほうはルーチン観測のデータ整理に注力するほうがいいのかもしれません.

  データ要求について,TMDへの窓口は松本さん,RIDへは沖さんであることが判明.

 [車] 夜,車で出発.珍しく助手席がついています.東北道をひたすら北へ.仙台あたりは豪雨.なにしろ台風を追いかける形で走っているのです.

08月18日
(日曜日)

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盛岡まであと二日

 [研究] 20日には盛岡に着き,水文水資源学会で発表しなければなりません.間に合うんでしょうか. また,明日はGAME-T2キックオフミーティング.これも簡単な資料をつくる必要があります.

 [研究] チャオプラヤ川の0.1度TRIP(デジタル流路網)を手で作ってしまいました.もちろん全球とか全アジアを対象に手で作るのは相当きついので,ある程度自動化するツールが必要になります.

  しかしそれにしても,0.1度といえば10kmくらい.これくらいの精度になってくると,たとえば国境線未確定地などではどう国境を引いたらいいか迷いますね.0.5度グリッドでやっているときはあまり良心の呵責にさいなまされずエイヤができたのですが.

  できたTRIPをプリントアウトして壁に貼る.こうしてプロダクトを目に見える形で置いておくことによって,モチベーションを上げます.

08月17日
(土曜日)

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1000年の水音

 [水] なんとか名水大全のアップデートを再開.

  今回の更新では三重県飯高町の水屋神社でおこなわれた,水に関する行事を取り上げました.

  神社から数百mはなれた井戸の水を,奈良春日大社に送る行事です. これだけ聞くとごく普通の神事なのですが,じつは今年,425年ぶりに復活したものなのです.

  さらに元をたどると,この行事自体は1000年以上前から続いていたのだそうです.

08月16日
(金曜日)

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少しは涼しくなった

 [文献] ソーカル&ブリクモン著,田崎・大野・訳,岩波書店2001年発行の「”知”の欺瞞(→Amazonによる書評)という本を読んでいるところです.

  ま,強烈ですね.ラカンの精神分析学それ自体は否定するつもりはないけど,その著書に出てくる数学の引用たるやこれは,絶対サポセン黙示録風にいうなら速攻で撃墜モードに入ってしまうような代物です.

  思うに,この本で槍玉に挙がった彼ら彼女らは,何か文字では伝えにくい「何か」を伝えたかったのに違いない.でもその文章に,数学やら物理学やらの理論から「借りてきた」言葉を,さもわかったかのようにちりばめたことが,理系の科学者から不興を買う原因となったのでしょう.

  文理融合の難しさというものを,改めて思い知らされる本です.

  ところで著者のソーカルという人の名でピンと来た人もいるかもしれません.そう,あのパロディ論文事件のソーカル氏です(→堀茂樹氏による参考サイト)

 [天気と季節] 六階にある研究室.その窓を全開にすると本当にいい風が入ってきます. クーラーなどいれてはいられません(もっとも,一人のときはいつもクーラーは入れないのですが). なんと心地よい. 

  夜は少し曇りでした.涼しい夜でした.昼間,一時だけだったけどまとまった雨があったからかもしれません.

  乾ききった大地に雨が降ると,特有のにおいがします.昨日(23時〜1時に大雨があった)も夜したし今日もする.松任谷由美の「Salaam Mousoon Salaam Afrique」を思い出します.いつかはカラオケで歌いたい曲だったりしますが,たぶん歌ったら皆引くな…

  最近やっている仕事から言うと,やはりZABADAKの「Harvest Rain」のほうがいいかもしれない.なんといっても水の大循環に,それに農業気象まで絡んでいるのです.でもこの曲,長すぎて(7分以上)フルコーラス歌うのは迷惑なんですよね…

08月15日
(木曜日)

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終戦記念日/RISCの現在

 [研究][天気と季節] 夕食にそばやに入ったら,TV(日本テレビ)で「日本人の疑問:東京はなぜ暑くなった?」云々という番組をやっていました.先日NHKスペシャルでもヒートアイランドのことが放送されたばかりです.興味深く見ていました.

  そうしたら知っている先生が出てきました.世間は狭い.

 [電子・コンピュータ] 最近やっていたEPICなんですけど,これは農業プロセスモデル.Erosion-Productivity Impact Calculatorの略です.

  でも他にもEPICという略語をもつ言葉はたくさんある.

  今日@ITに発表されたMassa「POP」Izumida氏の文章「RISCの敗因、CISCの勝因」にも出てきます.

  この場合のEPICとはExplicitly Parallel Instruction Computingの略(→@ITの用語説明.VLIWと言ったほうが通じやすい?)で,いーぴっくと読むことが多いようです.

  ところでこの文章,8/16に発表されたことになっているけど,今これを書いているのは8/15…

08月14日
(水曜日)

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そして流路網

 [研究][電子・コンピュータ] 河川流路のデジタルマップを作ると,流出解析や水資源アセスメントに役に立ちます.

  昨日のチャオプラヤ川数値標高データに続いて,今日はTRIP流のデジタル河道網を作りました.

  かかった時間は約半日.ちょっとペースが遅いか.せいぜい2000点もないのに.

  今回は紙地図流路マップで強烈にFORCEしているのですが,標高データ自体から作ったものとは似ても似つかないものになりました.用いた標高データは30秒(オリジナル)から0.1度にアグリゲートするとき,平均操作を行って作ったものですが,これを「下位10%の平均」といったように「河道の高さ」でアグリゲートしたもののほうが,河道網作成にはいいのかもしれません.

08月13日
(火曜日)

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まずはDEM

 [研究][電子・コンピュータ] 米国USGSの全世界30秒グリッド標高データ,GTOPO30を使ってタイ・チャオプラヤ川の0.1度標高マップを作り公開しました

  じつはGTOPO触るの始めてなんですけど,結構楽しめるデータですね.

  読み込みはExcel VBAで行いました.ファイル自体はBig Endianなのですが,2バイト整数ですから,binaryモードでopenしたファイルからGet #Byte型数値を二つ読み込んで,演算すればよいのです(浮動小数点のときは,直接計算するのは大変なので,Byte型を読み込んだあと一次ファイルに順序を変えて書き出し,それを実数型で読む?)

08月12日
(月曜日)

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お盆休みはありません

 [電子・コンピュータ] 先日雑誌掲載依頼や商用使用依頼があったXLS2HTMLTableに,今度はムック掲載依頼が.

  さっきGoogleで調べたら,海外にはXLS2HTMLという名前のソフトは案外たくさんあるんですね.そのうち一つはなんと登録標章(®).

 [研究] 8/19にGAME-Tミーティング出席+ネタ提供,20日は水文水資源学会で発表,他に各種〆切りがやってくる一週間です.

08月11日
(日曜日)

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水の景色

 [水] 静岡県湧水紀行またまた開始.ネタ本は今年出た「静岡県の湧き水100」(静岡新聞社).

  この本は県内の小学生(!)がまず集めた一次情報をもとに作られたという面白い特色があります.山は多いし火山はあるし,雨は多いし,と湧き水が出てくる条件は結構そろっている県なのですが,今までこういう本が出ていなかったのは不思議です.

  [清水市:ごんげんさんのお水]じつは筆者の実家の裏山にあります.強いイオウ臭のする鉱泉水.20年ぶりの再訪です.この裏山は頂上まで農道が延びていまして,じつは知る人ぞ知る絶好の夜景ポイントです.ただし知らないと入口が分かりにくいので,詳しくは筆者まで.

  [裾野市:不動の湧水]全く看板がないので近くを通っても見逃してしまうかもしれません.工場の裏にある,どうということのない小川が目印です.その小川は,上流側へは200mも続かず突然源につきます.二つの地層の間から出てくる水は,その量の多さと周辺の暗い森とがあいまって,穴場といってよい存在になっています.

  [裾野市:平山水源]新しいバイパスから田圃の中に降りてゆく小道.ここにも標識はありません.大きな水音に導かれて坂を降りると,熔岩の崖に囲まれた谷にたどり着きます.水音はこの崖を落ちる滝の音です. 熔岩の崖の基部から,それとは対照的に静かに湧き出る水があります.ちょっと世俗とは隔絶された感じのする,不思議なスペースです.

  [御殿場市:二子水神]湯立神楽という伝統芸能がこの地にありまして,それを舞う人はこの池に入って身を清めるのだそうです.川沿いの田圃の中にある湧水池からは,その水面の静けさからは想像も出来ないほどの量の水が湧き出しています.車ですぐそばまでいけることと水汲みが容易なことから,さぞかし人気の水だろうと思いました.

08月10日
(土曜日)

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ハッピーバースデー

  祖父の長寿を祝う会ということで,プチ帰省中です. 静岡も清水も,窓を開けると涼しい風が入ってきました.

  何も知らずに東名で行き,別に渋滞にあわずにつきましたが,じつは数時間前だと大渋滞だったようです.

  昼間はリクエストに応じて巣鴨のとげぬき地蔵の向かいにある松月堂地蔵もなかを買出し.じつは車でゆき,そこから直接首都高・東名に乗ったのでした.

  叔父がビール党なので(思いっきり血を引いております),ヱビスビールもおみやげに.

  もちろんだいぶ自分で飲んでしまいましたが(笑)

08月09日
(金曜日)

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SP3/広島の名水

 [研究][電子・コンピュータ] ついに,というかやっとというか,RID(タイ王立灌漑局)の河川流量データ1980年〜をGAME-T DB形式で一気に大公開.これまでは個別の問合せにあわせてチョコマカとファイルを出していたのです.

  さて問題,1970年代末からの流量減少はいったいどこで主に起こっているでしょう?

 [電子・コンピュータ] Windows2000のServicePack3が出ましたね(→@ITによる紹介記事).

  ちょっと前まではMS製品はSP3が出るまでは使うなという説があったのですが,今はどうなんでしょうか.結構納得できる説ではあったのですが,現在ではもう少し修正は速くなっている(SP2で充分?)のか,それともかえって遅くなっているのか(SP4,5待ち?)…

 [水][文献][文学と言語] 広島県の方が自費出版された,県内の名水案内書が届きました.とても自費出版には見えない立派な内容です.かなりまっとうな,そして相当熱意の高い名水マニアであることは頁をめくればわかります. これならどこぞの出版社が目をつけそうです(ただそういう商用ベースに乗せないからこそ書ける内容なのかもしれません).詳しくは著者の方のサイトをどうぞ.入手方法も書いてあります.

  広島と言えば佐々木健氏の個性的な名水ガイドがありますが,こちらも大変に面白いです.

08月08日
(木曜日)

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右クリックの魔術

 [電子・コンピュータ] フリーのExelアドインXLS2HTMLTableに,「右クリックでメニューがでる」という機能を追加しました.我ながら,かなり便利になりました,というかもっと早くやれよ(笑). でもセル上で右クリックしたときのショートカットメニューをCommandBars("Cell")で参照しているのですが,これがWin2000+Office2000独自なのか,それとも他のバージョンでも通用するのかは,テスト環境がないので調べられません.よってまだしばらく試作品扱いです.

 [電子・コンピュータ][経済・社会] 面白いことにこのアドイン,某ソフトハウスから問合せがきまして,お客様のところで作っているシステムにこのアドインのサブセットを入れ込みたいとのこと.フリー,シェアの同様のものをいくつも見たけどこれが一番合っているのだそうです.

  フリーにしているのは,サポートの暇をとれる保証がないことと,上記の通りテスト環境が不十分だからです. それにしても,もっといいのは誰か創っていると思うんだけど,チョチョイノチョイで作れはしないわりにこれで金儲けができるというスケールでもないというニッチなサイズのプロダクトは,結構作っている人が少ないのかもしれません.

  それはそうと,そのソフトハウス曰く,仕様を詰めている最中には全然出てこなかった話を後からお客様に次々と要求され,こういう機能(Excelの内容をホームページに移す)を入れるハメになったとのこと.ああ,SE業界残酷物語は健在なり.

  絶対サポセン黙示録,久々に読むか.

08月07日
(水曜日)

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GAME-T仕事復活

 [研究] 思うところあってGAME-Tからは手を引こうかと思っていたのですが,別に思うところあってやはりもう少しコミットすることにしました.
 
GAME-Tデータならばオレが一番よく知っている
 
ということをもう少し活かした仕事をしたくなったのです.

  まずは,生データ入手リストを整理.

  じつはタイの放射(時間ごとの日照率も)・気圧に関するデータが,生データの形ですら私の手元にはないことがわかります.しかも今後それが重要になってきたりするから話は厄介です.

08月06日
(火曜日)

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暑さ寒さも彼岸まで

 [天気と季節] 相変わらず暑い原爆記念日であります.

  厚さも寒さも結構平気なので,一人のときは冷暖房はほぼ使いません.ただし強い冷暖房がかかっていてもそれほど気になりません. どういう育てられ方をするとそうなるのか?と真顔で聞かれたことがありますが,本人にはよく分かりません. だいぶ大きくなるまで実家にクーラーがなかったのは確かですが,かといってクーラーが大の苦手というわけでもありません.

 [車] もっとも,車の運転中はかなり気を使って温度調節をしています.さすがに不快な温度は運転に悪影響を及ぼすからです.

  なにしろキャビンが小さいので(スズキのジムニー,JA12W),冷暖房がすぐ効くのはいいのですが,効き過ぎの傾向があります. 二人いればちょうどいいのかもしれませんが,何しろ普段は助手席も取り外しています(笑).

08月05日
(月曜日)

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かっぽれ!

 [文化芸術] 静岡県清水市出身です.故郷では毎年恒例のみなと祭り行われました(静岡新聞より).

  何年かに一度,宇崎竜童がみなと祭りの踊りの曲をつくります(港かっぽれ).今年はその新作が発表された年です(これも静岡新聞より).

08月04日
(日曜日)

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日曜日は雷の日

 [車] さすがにゆっくり休み,というわけです.車でお出かけ.

  昼間は暑い晴れ,夕方は雲って雷鳴がなり始めました.パラパラと雨.

  電気伝導度計,動かず残念.

 [電子・コンピュータ] PCの画面にリアルタイムに気象情報を出すソフトが出たらしいです(→PC Watchによる記事). あれ,今までなかったのか?見たような気もするのだけど.

08月03日
(土曜日)

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水資源シンポ,二日目

 [研究] 第六回水資源に関するシンポジウム,二日目です.今日は場所を近くの健保会館はあといん乃木坂に移しています.

  会場へは一番乗り.まだ準備もしていません.そりゃそうだ.何しろまだ7時前.とりあえず近くの椅子に寝転がったら,開始直前まで公衆の面前で眠り込んでしまいました.

  学術発表については,ちゃんとやっているということが既に分かっている人がちゃんとした発表をしたとしても,それ自体には驚きはない(もちろん内容自体が驚きという場合は多い)のですが,むしろ「アレ,ここにこんなことやっている人がいるよ」という出会いの意外性が楽しみです. 今日もいくつかそういう発表がありました.

08月02日
(金曜日)

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水資源シンポ,一日目

 [研究] 第六回水資源に関するシンポジウム,一日目です.今日は東京都港区乃木坂の日本学術会議

  早朝車で帰宅し,ろくに寝ずに出発.着いたら虫明先生の基調講演のさなかでした.

  MOを提出し,さて,休憩室で仮眠.午後はあちこちの会場で面白そうな発表をつまみ食いです.

  自分の発表.そのまえに髪を整えコンタクトをはめネクタイをしめます.タイの水資源に関する発表ですから,バンコクで買ってきたJim Thompsonの象さんマークネクタイです(気づいた人もいるかも?).

  で,じつはそれだけでは終わりません.もう一つ発表があるのです.一つの学会なりシンポジウムなりで二つの学術発表をやるというのは始めてかもしれません,というか一人一つに制限されている場合が多いです.

  発表資料,論文集掲載論文はすべて公開しています.

 [ひと] 学部三年にしてすでにグローバルな水資源に興味を持ったという知り合いの学生に声を掛けたところ参加してました.

  発表が全部終わった後,夕飯にでも行くかと声をかけて六本木へ.研究室の仲間がぶらぶら歩いてゆくのに皆でついていくと,なにやら地下の高級そうなお店へ… じつはこれは米国にいくNさんの送別会だったのでした.

  おいおい昼じゃなかったのか,聞いてないよー(©ダチョウ倶楽部) でも個人的には送別ができたのでOK,OK.勝手につれてきてしまった面々も,最初は場違いを感じていたものの後半はまぁ楽しんでいるようでした.

  生研は数年前まで六本木にあったので,当時いた人は周囲の店はよく知っています.あらまこんなところにHardrock Cafe.遅くなったのでそこも出て,さてどうするか,と思っていたら一人六本木駅に向かいました.

  大丈夫かねこの雑踏で,と一瞬見送っていたら,あれま,本隊と完全にはぐれてしまいました.10秒たらずの出来事です.

  おそるべし六本木

  結局朝までライブハウスをハシゴして夜明かししたのでした.

08月01日
(木曜日)

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できる人できない人

 [文献][ひと] 思わず笑ってしまったという内容.ますいさくら著「銀座ママが教える”できる男””できない男”の見分け方」(PHP出版,2001年,¥1200,→著者のサイト)の中にある一ページです.

  店に飲みに来た上司と部下.上司がグヂグヂと部下を怒り始める.そのときこの著者の銀座ママは,上司に出す水割りを故意に濃くしたり強い酒をこっそり混ぜ,上司をツブすのだそうです.

  本屋でたまたま手にとったこの本のたまたま開いた頁がここでした.思わず吹き出しそうになりました.で,つい買ってしまいました.

  …でも,他の頁は今までどこかで聞いたことがあるようなことでそれほど目新しいものではありませんでした(カーネギー「人を動かす」から脈々と続く系譜,といえば分かっていただけるでしょうか).

 [経済・社会] ところでこの本,ハードカバーで結構な厚さ(余白も多いが…)なのですが,¥1200という安価設定.これは最初から,数が出ることを見越して多数刷ったに違いありません. 編集者のそのもくろみは,さて,当たったのでしょうか. 例の一ページはかなり面白かったですが.

 [研究] 明日の水資源シンポジウムに出す発表プレゼンは,発表前に受け付けにZIP,MO,CD-Rのいずれかの形で提出する必要があります.現場で最後の仕上げといういつもの手はつかえないわけです.

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安形氏にめいる
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