日記:2003年05月

最終更新:2003年6月5日 16:15



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安形氏にめいる
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05月31日
(土曜日)

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地下水学会

 [研究] 日本地下水学会,今年の学会会場は,現職場から歩いて3分,東大山上(さんじょう)会館でした. 実は出席するのは初めて.

  水文関係の面々は相変わらず濃く激しい性格ばかりで,なんとも嬉しい限り.

  名水大全見ていますというコメントが結構あったのが印象的.5月は結局1回しか更新できなかったんだけど.

 [天気と季節] 昼は大雨と強風.台風が温帯低気圧に変わり,日本付近を移動中.でも夕方にはおさまりました.

  この雨のうちなんぼかは,やがて地下水となります. 水は世界をめぐる.

05月28日
(水曜日)

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またもやゼミ

 [研究] 生物圏情報学分野のゼミに出てみました.参加者100人以上のコースゼミ(毎週火曜日)に比べると,こじんまりとした集まりです.

  和気藹々といった感じの,自由に質問が飛び交うゼミでした.発表は2件で,最初はD論方針(といってもD1なのでほんのはじまり).ある種のPicea とある種のPinus の分布に関する話題でした.詳しくは論文を待ちましょう. もう一件は高速道路建設に伴う環境アセスメントとしての道路予定地植生調査の結果報告.

  月曜日は形成分野のゼミ,火曜日はコース全体ゼミ,水曜日は今回のゼミ,木曜日は環境動態学ゼミ,金曜日は気候学コロキウム… あと出ていないのは評価機能のゼミか.

  学生からみると,いろいろなゼミを渡り歩く敷居が低いわけで,これは実は安形の学部院生時代には珍しかったことを考えると,なんとも羨ましいかぎりです. 今後はこういう分野横断型学生生活が主流になってゆくのかもしれません.

05月27日
(火曜日)

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発表いろいろ

 [研究] 毎度毎度,百名弱の学生があつまる自然環境コース全体ゼミ.今日も先週と同様にM2シリーズ.

  発表は6名.順不同で黒潮の完新世変動/古環境と扇状地形成/日本画における動物観の変遷/鳥類群集からみた河川緑地の意義/都市公開空地の生態学的意味/山地渓流の水質形成 でした.

  珍しく?6名中3名にしか質問しませんでした.学生からも質問がビシバシでるようになったのは嬉しいことです.

 [身体と健康] 先日書いたごとく,最近では人並み?に自分の髪型を気にするようになっているんだけど(いやまぁ,他人の顔を覚えることがいまだに不得手なので髪型で覚えていたりするとこんなことが起こったりもかつてはあったのですが),いやはや,それでも美容院いった直後の髪型とはだいぶ変わってきているわけで,うーむ,毎朝の手入れがおろそかになっているかとひそかに畏れているのですが,

  気が付いたら,そうか,もともと短い髪型だから,たとえたったの5mmといえでも伸びるとかなり影響があるのですわな.

  2.5cm程度の髪が5mm伸びるとさすがに大きな影響ですね. もちろん,髪型をいつも気にしている人から言わせると20cm以上の髪が5mm伸びてもそれはそれで致命的な影響がでるんでしょうけれども.

  他人の髪はともかくとして,自分の髪はショートが好みの安形氏でした. なにしろ寝癖帝王なので,伸ばすとろくなことがないのです.

  他人の髪についての好みは,こりゃ国家機密(笑). もっとも,すでに知っている人は多分この世に10人くらいはいるな… 心当たりのある方,内緒にしておいてね.

05月26日
(月曜日)

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発表/葉いろいろ

 [研究] 月曜午後のお仕事は,まず最初にGISゼミ(自然環境学実習). 今日は先日あった秩父荒川巡検の報告を学生が行いました.

 [森と樹] さらに,植物屋福田先生の植生調査の手引き.図鑑の使い方や基本的な樹木の部位名などの解説のあと,ああやはり現場重視の自然環境コース,いきなり「外に行って木の枝とってきて図鑑で同定してみよう」実習となりました.

  やっぱり出てきた,誰もが通る道の,羽状複葉の葉(エンジュなど)を一本の「枝」と間違えてもってくる人.そりゃなれないうちは誰もが間違う. でもこれで覚えてくれるでしょう.

  植生調査は,楽しいね!

 [研究] 月曜午後二番目のお仕事は,自然環境形成学分野が主催する形成ゼミ.一人40分程度で4人の発表です. 今日の発表は,屋上緑化2名・ヒートアイランド・街路樹の変遷各1名.

  ゼミ終了後も,今日発表があった修論間近のM2とえんえんとディスカッション. 留学生なので,英語と日本語のチャンポン.

  いかん,時計を見ていなかった.どうもこういう面白い議論のときに時のたつのを忘れてしまう癖があります.

05月25日
(日曜日)

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青い空に/トンネル疾走

 [研究][地形・地質] 山梨県某所で,ちょっと見ておきたい岩と地形があったので遠出.

  いきなりですが温泉にはいりました.一人で温泉なんてはじめてかも?最近ますます,今までやったことのないことにチャレンジということが多くなりました. 
#すこしは落ち着けって(笑)

  露天風呂は川沿い.といっても妙に植え込みがうるさく,川自体はほとんど見えません.理由は明白です.川の向こうの崖の上にしっかり人家があるのです(さすがに女湯のほうはきちんと隠してあるのでしょうが,当然ながら未確認).

  あお向けになって空を見ると,全天の半分以上は(屋根で)見えません. こりゃRDOP悪いなと即座に思ったというのはすっかりGPS屋と化した証拠でしょうか?(笑) しかしながらこれくらい隠しておかないと衛星から可視でばっちり見えるかもしれないんですよね.

  いつもは10分以上風呂に入っていないのですが,今日はなんだかのんびりしてしまいました. フィールドに出ると明るいうちは行動を止めないほうなのですが,どうも薬指の治りが悪いせいかモチ(モチベーションの略.ごく一部のクライマーが使う用語)が上がりません.

  ゆっくり療養の旅となりました.

 [車][地理] と思ったらそのままでは帰らず,意外にも初体験となる雁坂トンネルを抜けて帰りました.

  R140−R299の「上野町」交差点は渋滞名所で,羊山公園を抜ける抜け道がよく使われますが,近年この道も部分的に渋滞するようになりました.とりわけ丘の上の変則交差点から姿ノ池堤体までがネックで,100mに15分という渋滞です.

  先日地図をみていたら実はここを通らない道があることを発見.いってみたら通れました.通れるのですが,住宅地を抜けるのでやはり夜は遠慮したいと思いました.

  それにしても,既存の知識(それが自分で苦労して見つけた「成功体験」をもとにしたものであっても!)に安住することなく,常に新しいことを求めつづけていくのは楽しいものです.

05月24日
(土曜日)

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スプラッター

 [身体と健康] 昨日作業をしていたらカッターナイフで指先を切ってしまったのですわい.

  ええ,切った瞬間血が吹き出てくるような深さ.

  感心してみている…場合ではなくて即止血.心臓より高いところに手を挙げて,布(汚いハンカチしか持っていなかった)でギュギュギュと押さえる.5分経ってもういいだろうと離したら,あらま,まだまだ出てくる出てくる.

  多少血の気が多いから少しは血を抜いた方がいいのかもね,と,この状態では半ば感心してみていました.これじゃ消毒液を塗っても全部血でながれちゃうなぁ.

  結局思い立って本郷の保健センターへ.時間外だったけど手当てしてくれました.手当てといっても,結局看護士さんの前で30分以上両手を挙げてギュッと押さえている時間のほうがよほど長かったのですが.

  何はともあれ学内にこういう施設があるのはありがたいことです.止血に1時間以上かかりました.

  腕って結構重たい.肩の筋肉がだいぶ疲れました.

 [電子・コンピュータ] 切ったのは左手の薬指.「2」「W」「S」「X」を打つのは,ですから,しばらくはほかの指で代用です.

  ちなみに,実ははじめて気づいたんですが私は「1」も薬指で打つ癖があります.

05月23日
(金曜日)

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ちょっとばかり受賞

 [研究] 先日外部評価のためのアンケートというのがありまして,各教官が自分の業績をずらりずらりと書くわけです.その中に「受賞歴」という欄がありまして,もちろん空欄にしておきました.

  そうしたら締め切り直前に学会賞受賞の知らせが.これはIAHS(International Association of Hydrological Sciences)という国際学会の学会賞です.

  正確には,IAHSの複数の学会賞のうち,若手対象の論文奨励賞であるTison賞というものなのでした(→証拠を見せろという方には,→歴代受賞者).

  面白いことに,その論文の共著者のうち41歳以下の人5名は全員平等の受賞なのです.つまり私は該当論文のファーストオーサーでもないのに,ABC順で最初に名前が載っているのです. 賞金????ドルは対象者5人で山分けです.

  7/7札幌で行われるIAHSの総会で,授賞式があります.さぁビールをタカりたい人は,当日安形など生研グループの周りに集合だ(笑)

05月22日
(木曜日)

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Wake Up

 [生活][身体と健康] 4月に所属を変わって自分自身変わったこと:起きるのが早くなった

  といっても目覚ましを早めにかけているというのとはチト違い,「自然に起きる」のが早くなったということなのです.

  つまり目覚ましを掛け忘れたとき,目覚めてハッとして慌てて時計を見たときのその時刻が

  以前だと10時すぎぉぃ,いまだと6時半〜7時半の間,なのです.

  まぁ多少寝るのが早くなったとはいえいくらなんでも3時間も早くなってはいません.うーむなぜビシイィィッと眼が醒めるのでしょうか.あ,全然寝不足ないですよ.

  元気な学生さんとの実習・演習などでの付き合いがあると,それで元気をもらえるのですかね.だとしたら,なんていい暮らし.

05月21日
(水曜日)

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 [ひと][身体と健康] 先日生まれてはじめて美容院に行きまして,いや,正確に言うと自分の意志と自分の資金で行ったのは初めてなのですが,なにはともあれ髪型を変えてきました.これまで「なんであんなことにあんな値段を」と思っていたのですが,カットだけだとけっこう安かったです(¥3000しない←もっともいままで行っていた床屋は¥1600だったけど).

  「ウチ床屋じゃないんだけど」とか胡散臭がられながら(笑),結局注文したのは「短い髪にしてください.お任せします.あ,あまり毎日の手入れが難しくない髪型がいいです」

  眼が悪いので,眼鏡をはずしてしまうともう何も分からない.目の前に大きな鏡があるのだけはわかるけど,自分の髪がどうされているのか皆目見当もつかない.

  今ではこれまでとはほんの少し変わった感じの髪型です.あまりメンテが要らない髪型ですが,それでも毎日ある程度は整えるようになりました(我が人生で初めてなんじゃないか,これ?)

  さて,こういうことをしてみると,いろいろ眼が変わってきまして,最近では他人(男性)の髪型が結構気になるようになってきました.正確に言うと,これどうやって整えているのかな,という技術的な関心です. もちろん,次回美容院に行くときの参考にもなります…

05月20日
(火曜日)

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いったいいくつの学会/いったいいくつの分野

 [研究] 14個の学会に入っていると,学会ごとに異動届の提出手順が異なるので結構大変です.ようやっと多くはカタがついたので,各学会でどのような異動届手順が定められているか公開文書フォルダに書いてみました

 [研究] コースゼミM2シリーズ6人.今日は植生が多かったかな(順不同で,植生・植生・植生・沖積層・言語学・沿岸利用).相変わらず全員にコメントペーパー提出,そして5人に質問.

  100人以上の部屋で,質問者はマイクなし.必然的に大きな声での質問となり(安形はあえて後ろに座っている.前のほうだけで議論していると後ろがツラいので),いい発声練習?に.

  深海底から高山までなんでもやる大講座,の面目躍如といったゼミです.

05月19日
(月曜日)

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秩父の森

  今日は秩父演習林でディープな森林調査,のマネ,の実習なのであります.

  班をディファレンシャルGPS,レーザーコンパス,GPSカメラ,植生調査,採水&水質分析班にわけまして,それぞれが東大秩父演習林の「林道沿いブナ・イヌブナ原生林」付近で活動を行うのです.

  といっても,安形率いる(?)水質班はいきなりこまどり荘付近で朝練です.こまどり荘対岸の,角礫堆積物からなる崖から湧く水があるのです.そこに行って採水,ついでに中津川の川の水を採水.

  さて出発です.と思ったら,あれ,レンタカーの鍵がない.探しても出てこず,結局安形号レンタカー以外の車(演習林の29人マイクロ+10人のりワゴン,もう一台のレンタカー)に皆を詰め込んで安形だけ残ります.

  探すこと30分,見つかりました.安全を考えてかなり取り出しにくいところに入れてあったのですが,自分でも分からなくなっていたのでした(笑).

  レンタカーで本隊を追いかけます.途中入川からダートになります.うむ楽しい.やはり舗装がなくなると元気になるのです(笑).もし学生を載せていたらこんなことはできないだろうなという運転をして本隊の車が止まっているところに到着.午前中は全員でループ路を時計回りに一周.皆出発したばかり,とそこに一人でいた演習林の方に伺い,ダッシュであとを追いかけます.

  林道駐車場までマラソン.そこから山道です.急なジグザグをこなしたあと急に平坦なトラバース.そして先日も見た林内の鉄塔(上のほうのもの)にたどり着き,近くのT字を斜面下方に曲がって駐車場のところに降りてきます.30分もかからない一周の道.

  ……で

  ……皆どこにいるんだ

  山道ではかなり耳に神経を集中させていたのですが人の話し声は聞こえませんでした.ここまで一本道だから,追いついたなら見落とすわけがない.狐につままれたような気分.

  車のところで待っていてもしょうがないので,このループ道を逆周りすることに決定.多分途中道を外れてなにか見学していたのだろう,と判断.

  そうすると,半周ばかりしたところで本隊とバッタリ.濃霧の中の出会いだったので,本隊側は近くになるまで気づかず,安形はまさに亡霊のように現れたといわれました(笑).

  皆と一緒に駐車場まで戻り,昼食.13時から班ごとに活動です.水質班は林道をさっきとは逆におりて,道沿いの水の採取・EC/pH計測,そしてデジタルタイトレータ(滴定器)で4.3アルカリ度を測定.ECは2.0(mS/m)以下となかなか小さい値.水場のところから山道にはいり,まずは「ここから湧いてます」湧き水を見学,観測.

  山道には何箇所かコワいところがあり,そこでいきなり山の危険学講座開始.一見安全そうに見えるところも実は…ということを,まさにその実例の目の前で説明. トラバースの山道の,山側は緩く谷側はきつく,そして落ちるとたぶん止まらない,でもその谷側のきつさ(と木の少なさ)はその気になってみないと分からないという代物なのです.

  もっとも,恐さをちゃんと知ることが事故防止の第一歩というわけで,恐さを知らない人はいずれ怪我をするかクタバルのであります.

  人によってスムースさは違うもののなんとか悪場を通過.山の中の湧水を見学・観測ののち戻る. 駐車場に戻ったのは水質班が,そう,実習前は一番楽な班とみなされていた我が班が,最後だったのでした.

  結局全員怪我もなかったようで何より.

  入川観光釣り場で,入川の水を採取.そうしたら皆降りてきて川遊びを始めました.屈託のない笑顔.

  最後,安形号だけ寄る予定だった,秩父・浦山の不動名水は,結局車三台で押しかけることになりました(コンビニの駐車場あいててよかった.もちろんちゃんと買い物もしましたよ). 利用料はいつもは200円だけど,今日は奮発.

  西武秩父駅で解散.すぐ帰った人,そばを食べに出かけた人,いろいろでした.教官は教官で某所でヒミツ会議ののち,レッドアロー号で都心へ.

  実習や巡検が終わった後というのは,なんだか寂しいものです.が,明日からはまた賑やかな日常がまっています.

05月18日
(日曜日)

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河口から源流まで

 [研究] 「河口から源流まで」というと,多摩川の河口から水源まで全部歩きとおした記録「多摩川水流紀行」(大内尚樹著)を思い出します.

  が,今日は多摩川でなくて荒川,それもバス移動です. なにはともあれ,自然環境学実習なる実習の一環である,秩父荒川巡検の始まりです. 朝早く,新木場駅にM1学生33名とTA学生2名,教官7名が集結.大所帯です.

  0830新木場駅スタート.まずは若州海浜公園.ここで海水を採取.緑膿菌という菌が最近海洋研のメンバーによって世界ではじめて海水から発見され,その起源を現在探っているのだそうです.もちろん今日は内陸に行く途中川の水も採取するそうです.説明は海洋研(海洋環境サブコース)の木暮先生.

  バスは首都高新木場入口から入って,葛西JCTを中央環状線方面へ.この線は荒川(放水路)と新中川の間を隔てる堤防の上を走ります.低地の河川について,春山先生からの説明. 荒川対岸には上にマンションまで建っているスーパー堤防.

  首都高小菅JCTをすぎ,なおも中央環状線.ずっと荒川沿いです.江北JCTから五号線方面に入ると,飛鳥山のところで低地から台地に一気に駆け上がることになります.東京の地形について安形と須貝先生が説明.

  戸田南出口をおりる直前に荒川を渡ります.左前方に見えるのが彩湖の巨大な水門.新大宮バイパスをしばらく北上し,美女木交差点を西に入ると彩湖道満グリーンパークにつきます. 巨大な流量調整池「彩湖」周辺にひろがるきもちのいい広場です. 天気の良い休日は,バーベキュー客でいっぱい.家族連れにいい場所でしょう.

  「自然学習館」5F(屋上)から彩湖を見下ろし,春山先生の説明.

  バスは巧みに交差点をUターンし,戸田西ICから外環にはいって大泉経由関越へ.地表の凸凹の意味を須貝先生が説明する道中. 東松山ICでおりてR254を東,R407を北へ.このあたりは低地・台地・丘陵が混在する地形で説明のしがいがあります. 大型バス駐車可のコンビニに立ち寄り買出し.ここから吉見の丘陵を抜けて荒川へ.

  糠田橋をわたって,砂床河川の河床を見ます.また,主堤防に直交する向きに作られている堤防の上を走るのでそれも説明がありました.糠田集落は微高地の上.漫然と走ったのではわからない微妙な段差に意味があることが説明されます. 蓑田集落に上がる坂は,自然堤防でなくて台地に登る坂.一見違いが分かりません.蓑田を左折,苗木のY字路すぐ先の路地を強引に左折.運転手さん,見事なターン.すぐに旧流路に降り,自然堤防に登ります.ここ苗木で下車し須貝先生の説明.自然堤防・埋没台地・旧流路のおりなす凸凹の読み解き方.

  今度は導水管近くまで行くとちょうと堤防際にバスを止められるくらいの空き地が.ここで下車しやたら高い堤防を皆で上がると,そこの堤外地には広大な水田風景が!皆で歓声(?)

  この時点で予定時間大幅超過.かならず予定の2倍時間がかかるという巡検の法則は健在だった.鳩首会議の結果,寄る予定だった長瀞は割愛を決定.

  大芦橋をわたって旧流路を観察.R407にもどって荒川大橋をわたるとそこはいきなりこれまでとは違う礫床の河川.これまでの砂ドロ地帯とは全くことなる,石ころだらけの河原となります. この二つでは土地利用も河川近くの生態系も,付近の人の川に対するイメイジも全く異なるはずです.

  R140の道の駅に立ち寄り,一路秩父へ.皆野バイパスを一気に走り抜け(皆野バイパスでは尾根上に松枯れのアカマツが見えました.福田先生説明),結局秩父ミューズパーク展望台による計画もオミットして,14:40西武秩父駅着.じつはこれが予定通り.最初から秩父盆地は計画に入れてはいけなかったような. 秩父盆地にはいるところで須貝先生から地形・自然史について説明. 「すべての坂には理由がある」,これは安形の発言. 

  レンタカー班兼買出し班と本隊が分かれて,別々に大滝温泉へ.買出しは秩父ハープ橋たもとにある巨大スーパー.42人分に¥44000くらい.

  R140を大滝方面へ.一度久那橋たもとで河床におりて,インブリケーションなどの説明.

  大滝温泉(道の駅おおたき)で皆と合流.大型バスはここまで.ここからは秩父演習林の車,レンタカーなどで分乗.一部は路線バス. 中津峡を通り抜けて中津川「こまどり荘」へ.ここが今日の宿.

  夕食には中津川集落の歴史と生活を語る地元の人を招待.盛り上がりました.

  最後のグループはおそらく3時ころまで飲んでいたはず.誰だ花火なんて持ってきたのは(笑) ずいぶん盛り上がりました.星が出ていなかったのが残念だけど,逆に放射冷却がなくキンという冷え込みがなかったのは幸いでした.

  ちなみに木暮先生グループは今日とった水を寒天培地にいれ,細菌を培養するという仕事をすでに宿で開始.これは採取後時間をおいてはいけないのだそうです.

  宿泊は我々だけでなくもう1グループ,山登りの中高年男性3人組み.なぜか一緒になって部屋で盛り上がっていました(笑).

 [ひと] 誕生日やら何やらいろんなことに(謎),乾杯.

05月15日
(木曜日)

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  (6/2〜4の巡検「中巡検」について説明会.茅野集合塩尻解散で,主な行き先は霧ヶ峰・乗鞍岳・松本盆地.地形植生水文に関する実習・見学となります.)

05月13日
(火曜日)

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  (コースゼミは農学部の教官会議室.飲食禁止のゴージャスな部屋.それにしても実にいろいろな分野からの学生が集まっているものだ.面白い.)

05月12日
(月曜日)

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  (GIS実習は,今週末の秩父巡検説明会および装備渡し.)

05月11日
(日曜日)

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  (越谷・ミストラルにてコンペ.ビデオなし,一人ジャッジはかなりしんどい.ミドルクラスでマホちゃん優勝.)

05月10日
(土曜日)

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  (秩父巡検下見で新木場から熊谷まで実走)

05月08日
(木曜日)

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  (安成先生講演会at本郷理学部五号館.もちろんその後飲み会.)

05月06日
(火曜日)

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  (コースゼミはなんとあの弥生講堂にて. 内容はM1の卒論発表byポスター.立派な発表会場に負けない発表.)

05月05日
(月曜日)

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  (通称アガタ岩へ.5.11c/dのプロジェクト,TRでワンテン.次リード予定. 帰りは珍しく定峰峠越え.ついでに白石峠経由で石小土の清水に寄る)

05月04日
(日曜日)

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  (大滝村クライミング.ユカちゃんの5.12aはまるで歯が立たず,各駅停車で上まで抜ける.)

05月03日
(土曜日)

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↑翌日

  (大滝村クライミングふたたび. KさんOさんに久しぶりに会う.まったくの偶然.岩場でバッタリとはまさにクライマー関係. Sさんのルートで指を思いっきり切ってしまう)

05月01日
(木曜日)

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↓前月

  (皆とわかれて秩父下見二日目は単独行動. 車で秩父盆地を走り回る. 盆地内で,荒川に降りられるところは全部降りる.大型バスでいけそうなところはほとんどない. このあたりでは,産廃処理場が川のすぐそばにある.河川敷は「生活の場」から遠いのである! )

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