日記:2002年12月

最終更新:2003年1月6日 21:17



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安形氏にめいる
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12月31日
(火曜日)

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  (というわけで新年の挨拶は遠慮しますが,皆様何卒来年もよろしくお願い申し上げます. 結局今年も大晦日研究室に来てしまいました.数日(また)帰省しています.)

12月30日
(月曜日)

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  (新潟県五泉市の寒九の水汲み,来年度はなんと平日らしい.前回感じたのは,あまりに人数が増えて,中にはあしもとがおぼつかない人がいたためにかなり道の整備が大変そうだったこと.もしかすると平日にすることにより人数の絞込みをはかっているのかもしれない.なお,厳密に寒九−寒の入りから9日め−の日にあわせたという可能性もある.)

12月29日
(日曜日)

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  (歳末の心浮き立つような感じを,もちろん今年は感じられるわけもなく,ちょいとお仕事.おっと大晦日まで仕事をしているというのは毎年か.喪中欠礼を今から出すのもなぁというわけで寒中見舞いを作成.寒の入りは実はもう少し先なのだけれども,早めにつくように投函するつもり.)

12月28日
(土曜日)

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  (先日書いた「秋芳町」は「あきよしちょう」ではなく「しゅうほうちょう」であることを知る.一生懸命「あきよしちょう」と打って変換しようとしていた.天皇杯は準決勝.結局決勝は,鹿島vs京都という面白そうな組み合わせ.)

12月27日
(金曜日)

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  (従兄弟を乗せて東京へ.途中,沼津市「日吉神社穀水」「市営原住宅湧水公園」長泉町「愛鷹水神社」に寄る.小山町「須川湧水群」「大御神堤」は時間切れで見つからず,再訪を期す.かえったらメイルが数百通…)

12月26日
(木曜日)

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  (竜爪山登山口の湧水を探訪.「長寿の水」というネーミングはちと皮肉に聞こえた←勝手な感想)

12月25日
(水曜日)

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  (さらに残ったもろもろのことを片付けに静岡へ.その後,安倍川・流井・浅間神社御神水をサンプリングand/or購入. 清水銀座にある,2年に一度程度しかいかないBarへ.こういう時は皆でわいわい飲むという心持ではなく一人でいつまでも飲んでいたい感じ. ついでにわがエスパルスも敗戦.)

12月24日
(火曜日)

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  (火葬場へ.最後のお別れのとき,将棋好きの故人のためにこれまた将棋部出身の兄は棺の上で一手駒を指す手つきをして見せた.妹と一緒に拾った骨は,こりゃ本当にそうかと思うくらい軽かった. 今日はやっとこさ自分の実家に帰る.)

12月23日
(月曜日)

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  (仮通夜.大忙しなのであまり物事を考える暇がないのがかえってよいような気がする.夜は外で受け付け補佐役.しんしんと冷え込むが,いつも暖房のない部屋にいるのでそれ自体はヘイチャラである. )

12月22日
(日曜日)

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  (朝,喪中の身となり,急遽帰郷と相成る.静岡にある母方の実家へ直行.線香キーパーとして徹夜する. ちなみに水道は安倍川扇状地の地下水を直接汲み上げている.)

12月21日
(土曜日)

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  (某所でクリスマス会の誘いがあったが,なんとなく気が乗らないので断る.予感は的中する.)

12月20日
(金曜日)

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  (リトルエンディアンで2バイト整数バイナリが格納されたファイルをSPARCで読むためのプログラムを要求されたのでチャチャチャとCで書く.しかしよく考えたらddでバイトスワップして普通にBig Endianを読むコードを食わせる手があった. どうもCを書きたい書きたい病にかかっていたらしい.)

12月19日
(木曜日)

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  (京都日帰り出張.地球研へ.途中四条の銀行で外国送金を試みるが,「朝10時にならないと為替レートが出ないので出来ません」と言われて没.10時から会議なのです.昼休みもそんなに暇はなく,夜も結構遅く,結局今日はできず. 会議終了後は用事をこなして,あとは京都駅まで歩く.途中,本能寺の現在の位置を知る. また,六角堂の前を走るとおりを西に歩いてい行くと,京都の街は意外と凸凹していることを発見)

12月18日
(水曜日)

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  (EPICによって求められた灌漑水量は,特定の流域に限って大きすぎ,しかし全球としてはそこそこいい値.で,大きすぎるというその値がどれも同じくらい過大なのは何か意味があるのだろうか?)

12月17日
(火曜日)

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酒が遠い

  自分の力ではどうしようもないことに対しては,もう祈るしか出来ないわけでして,めでたいはずの今日も,どうも酒を飲む気にはなれませんでした.

  めでたい,というのは[1]昨日D論生二人がD論を提出(正確には仮提出で,これからあちこち直す)[2]今日は来年のD論生が中間発表を見事パス という出来事があったからです.

  まぁなんというか,「いつのまにかずいぶん成長してした」というというのが実感でして,寂しさ半分嬉しさ半分.

  これは飲むしかないでしょう!,そう,いつもなら.

  何かの宗教で,なくなった家族を悼む人を励ますときにこういうことが言われるのだそうです:「○○さんはこの世での果たすべき役割が終わったから天に召されたのですよ」 これはこれで遺された人々にとっては心の支えになる言葉なのかもしれません. しかし,闘病生活を続ける家族を見守る人にとっては? なにしろまだ生きているのですから,「○○さんのこの世での役目は終わったのかもしれませんよ」なんて言えないでしょうこれは.

12月16日
(月曜日)

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TRIPブンブン

 [研究] TRIPを使って河川流量計算を行うプログラムでは,BigEndianのデータしか扱えなかったので,まずI/Oモジュールの分離を行ない,次にバイトスワップを行いながらデータの読み書きを行うルーチンを書き…

  といいたいところなのですが,実は自分では書かずに他人のコードを借りてしまいました.CCSR/NIES AGCMをLinuxに対応させるのに使われたルーチン(今年発表された)をそのまま入れ込んだのです.

  おっと,「そのまま」というのは正しくない.これは基本的にはGTOOL3というデータ形式を読み書きするためのルーチンであり,たとえば単純テキストやベタバイナリはサポートしていないので,それらのルーチンを書き加えたのでした.

  というわけで現在はPentium4がブンブン回っているわけです.とりあえずの用途には,並列化は必要なさそうです.

12月15日
(日曜日)

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元日,国立へ

 [サッカー] 元気そうに見えた高円宮さんが突然亡くなってからはじめての天皇杯. 

  J1の16チーム+J2の12チーム+JFLの2チーム+大学2チーム+2種の1チーム(ユースチャンピオン)+都道府県代表の47チームで,あわせて80チームがトーナメントを行います. 今日3回戦から,J1のチームが登場.

  ユースチャンピオンの国見高校は,なんとJ1チャンピオンのジュビロ磐田と対戦.都道府県代表で唯一のこっていた東京代表の東京学芸大学(初出場)は鹿島アントラーズと.

  やっぱり分が悪かったか.いずれも無得点で敗退. でもよくここまで上がってきました.

  われらがディフェンディングチャンピオンエスパルスサガン鳥栖相手に2-4という派手な試合で勝利.それにしても安 貞桓は本当に華のあるプレーをすると感心.来週12/22はまたホーム日本平での試合.湘南ベルマーレ相手です.FC東京のカタキ討ちなるか?

 [研究] あれ?という結果が,実は合理的に説明できるかもしれないとひらめいた瞬間,というのはナニモノにもかえがたいもんです.その「あれ?」が本当に大きかった場合は特に.

  そしてまた,うまくいくと思ってやった実験が確かにうまくいったときも.

12月14日
(土曜日)

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解剖学の授業

 [アウトドア] 日本フリークライミング協会安全委員会主催の講義.クライミングにおける障害の危険についてです.

  講師は整形外科医で,かつクライマー.配布された資料をみてびっくり.これはまさに解剖学の講義ではありませんか.

  「橈骨」なんて普通IMEで出てくるか?あわてて単語登録.「尺骨」ってどう読むの?「橈側」は?「尺側」は?

  他に「手根骨」や「中手骨」など専門用語がバンバン.たまに「カチ」や「ガバ」「アーケ」や「タンデュ」などのクライマー用語がでてきたときにはかえってほっとする?

  「靭帯」と「腱」と「腱鞘」のように,これまで頭の中でごっちゃになっていた概念をきちんと整理出来たのは有用でした.

  それにしても手というのは面白い構造をしている.昔人体解剖に憧れていた時代もあったっけ.やはり何というか,人体は実に精巧な道具なのだと改めて実感した次第.

12月13日
(金曜日)

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本屋さんは万歳だ

 [文献] 一気に本を購入した一週間.

  「超常現象の心理学:人はなぜオカルトにひかれるのか」菊池聡著,平凡社新書

  「超常現象をなぜ信じるのか」 菊池聡著,講談社ブルーバックス

  「女子中学生の小さな大発見」 清邦彦編著,新潮文庫

  「 食と健康Q&Aチョットおかしな情報の見分け方・接し方」 高橋久仁子著,フットワーク出版

  「 「食べもの情報」ウソ・ホント」 高橋久仁子著,講談社ブルーバックス

  「甦るチューリング:コンピュータ科学に残された夢」 星野力著,NTT出版

  「Plants and Microclimate, 2nd ed.」 Hamlyn G. Jones著,Cambridge University Press

  実は他にもネット古書店から高畠華宵ものをいくつも掘り出しています.ああ日本経済に貢献だ.

  ネット注文の場合「店舗」にて実物を手に取ることが出来ないのでちょっと不安ですが,今回は別にトラブルはありませんでした.

  ただし華宵先生特集を組んでいる雑誌が,予想外のジャンル(謎)のものであったのには驚きましたが.

12月12日
(木曜日)

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寄り道

 [ひと][身体と健康] 血液型−性格関係のステレオタイプとしては,いろいろなものがありますが,たとえばA型几帳面,O型自信家親分肌,B型マイペース,AB型変わり者だとしましょう.

  さて,私の場合

  几帳面:几帳面でない人に名水大全GAME-Tデータセンタが作れると思う?

  自信家:今は20台ほどではないが,自信の塊,になることもあります.

  マイペース:オレがマイペースでないなら誰をマイペースと言うのだ(笑)

  変わり者:同上(爆)

  「典型的なAB型」と昔言われたことがあるなぁ.そうそう,「B」も「O」も言われた.「A」だけは記憶にないが,「意外とにA型的なのね」といわれたことはあります.この場合,相手が「A型」についてどういうステレオタイプイメージを持っていたのか,確かめてはいません. あれは褒め言葉だったのかそうでないのか,だからよく分かりません.

  まぁなんにせよ血液型性格判断なんていい加減なものだ,まったく.

 [経済・社会] さて,本題.上記は単に私の個人的体験だけから言っていることでなんら一般性はありませんが,心理学者は血液型−性格関係の有無についてちゃんと調べていて(もし関係があるなら心理学的には非常に面白いらしい),多くの研究があります.戦前に発表された「関係がある」という論文は,そのデータをかなり公開していたので他の人がゴリゴリ研究したところ,実は関係はないようだということになりました(健全な科学,というわけですね). 

  で,血液型だけをもって性格を云々することは,単なる楽しみで済んでいればよいのですが,度が過ぎると人権侵害につながりうる可能性を秘めています,というのが今日読んだ本でなかなか示唆に富んでいた内容.

  これは,血液型を基準としてで配置転換させられたり,という具合です. 性格−血液型関係は科学的にはまだ認められてないことがらです. 人種や肌の色と同じように,本人が自分の意志で選んだわけではないことがらが,それも確たる根拠なしに社会的立場を決定する基準になってしまうことに空恐ろしさを感じます.

  旧「血液型を書くのはやめましょう」WWWサイトは,現在まだ現役です.ここからも,上記のような倫理に関するリンクをたどることができます.

12月11日
(水曜日)

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そしてD論へ

 [研究] ミーティング(研究室セミナ).

  濃い,実に濃い内容.

  「今年修論」生+「来年D論」生+「その次のD論生」が発表者だったのです.

  一々油を売っている暇はなさそうです.

  お互い様ですが. なんにせよ,皆の成長に乾杯.

12月10日
(火曜日)

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札幌からの客人

 [水] 北海道新聞からの取材.記者の方はたった一人でインタビューと撮影をこなします(一人でできる仕事というわけですから,二人分の旅費を会社が出すわけないですね.ちなみに日帰りだそうです).

  まずは無難に天候の挨拶…と思ったけど「寒いですねぇ」は札幌の人からすれば場違いですね(笑) やめました.

  写真撮影は研究室の自分のスペースで.「画面を指差しながらしゃべる姿」の撮影では,しゃべる相手がいないと「視線が浮いてしまう」ということだったので,一人学生を連れてきてそちらに向ってしゃべる形になりました(その学生自身は全く構図に入っていないにもかかわらず).いろいろ難しいのですね.

 [食べる・飲む] さて,お土産をもらってしまったので同じくらいの値段のものを返さねばなりません.一応税金で食わせてもらっている身分.タダ酒とタダ飯は禁物です(オゴってもらう相手が公務員ならいいかも?).

  で,はたと思った.東京周辺の定番お土産って何だろう? 先方は,たしかに北海道を代表すると言ってよい土産を持ってきましたが…

 [ひと] 生まれて初めて動物占いなるものをやってみました.生年月日と性別だけから結果が出るものだとは知りませんでした.結果は太陽グループチータだそうです.

  だからなんだということはないが,息抜きと逃避を繰り返す毎日. 体調が悪くないのが救いといえば救い.

12月09日
(月曜日)

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地面からも可視光

 [車] 杉並区方面,積雪12cm程度.

  ジムニー君出動です.普通の凸凹林道程度では4WDにしないどころかハブも入れないのですが,今日は久しぶりに4WDにしていざ発進.タイヤ跡もまばらな東京雪原を,それこそ雪やこんこんの歌にうたわれた犬みたいにはしゃぎまわります(笑).

  アルベド極小.いったいどんな放射収支になるのでしょう.

  雪が降ってくると破綻するという陸面水収支モデルを昔扱ったことがあるので,積雪・融雪・凍結・融解には興味しんしんなのです.

12月08日
(日曜日)

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寒さへの序曲

  早朝研究室に着き,仕事.

  昨日の山口も暖かいとはいえなかったけど,今日の東京はさらに体感気温が低い.

  いつものように無暖房での仕事です.

  たった一人が温まるために部屋の暖房を入れるということができない性分.たんなるモッタイナイストなのですが(笑).

 [研究] いつもは派手な色付けで書いている図を,(論文掲載用に)白黒で描かなくてはならないという場合,結構いろいろなワザがあって悩みます.どれも100%満足というものにはならないので.

  今日作ったのは某所に載せておきました.

 [天気と季節] 終電近くなって帰宅.松山に行く前に家から最寄駅まではバスできた(雨だったので)ため,今夜は歩いて帰ることになりました.普通の人の足で荻窪から30分くらいでしょう.よく考えたら阿佐ヶ谷のほうが少し近いのですが,いつもの癖で荻窪北口に下りてしまいました.

  冷たい雨です.一人の歩き. 今夜は雪になるでしょう.

12月07日
(土曜日)

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15年ぶりの秋吉台

 [水] チョンボして,某所に書いたことを転載.ただしあちこち改変:

  柳の水(山口市):山口大神宮奥と文献にあったような気がするが,奥も奥,五十鈴川堰堤よりも上流でした.ぜんぜんちがうじゃん(笑). 昔から知られていた水で,山口三名水の一つ. 民家のそばで,裏山の斜面基部から湧いている.標識は一切ないが,堰堤のところの案内板には載っていますので参考まで. 民家のおじさんと小さな女の子が丁寧に教えてくれました.

  秋芳洞周辺:秋芳洞自身が巨大な湧泉であるのですが,ほかにも例えば観光センター前の道沿いにもさりげなく湧水が見られます.

   それにしても洞前の道の土産物屋ではトルマリンが蔓延していた…一緒にいたaさんは,ここで「トルマリン汚染」という言いえて妙の表現を考案しました.

  帰り水:秋吉台のドリーネ底に流れている水.「帰り水」駐車場からは直接いけないところが厄介.地図に出ていた道を突っ込んだら途中で道が消滅.周りは底なしの竪穴だらけ(ちゃんと柵でかこってありますが)なのでヤブ漕ぎも恐くて出来ない.撤退. ちゃんと行くには長者ガ森駐車場からハイキングコースを歩くといいようです.

  別府弁天池湧水(秋芳町別府):ごぞんじ名水百選.思ったより小さい池なのだけど,かなり深いので透き通った青色が楽しめます.少々硬い味だったけど,池の周りで工事もやっていたから,生乾きのセメントまで流れ込んでいたりして?

  地図にはもうすこし奥にまた別の弁天池が書いてあったが,いけずじまいでした.

  白水の池(秋吉町別府):弁天池の近くにあるが多分無名.石灰岩の山から湧き出たやや白濁している水がかなり大きな池を作っています.この水の出口は実は洞窟入口.洞窟潜水をすると美しい洞窟が見られるそうです(普通の人はいけないでしょう,たぶん).

  鹿井手の湧泉(秋芳町青景):「龍元洞」という洞窟から流れ出てくる水(この洞窟は大規模なのだけど,洞窟潜水をしなければ奥にいけない).車道から歩いて2,3分なのだが全く標識がないので分かりにくいです.

 [文学と言語] ところで初出時には秋芳町のことを秋吉町と書いてしまいました.MS-IME辞書には秋芳町が載っていなかったのです…って言い訳になるかな?

  けっこう仮名漢字変換の自治体名表記は信用していたんですけどね.(後日記:その後理由があきらかになりました.こちらの勘違い…+X6400)

  湯田温泉に戻り,またしても夜行バスで東京へ.

12月06日
(金曜日)

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マイナスイオンって結局何なの

 [水] 山口県庁横,山口大神宮の奥にある柳の水

  大神宮(思いっきり伊勢系)境内を探しても見つからず.社務所が開いたので聞いてみたら,はるかに奥とのこと.宿題.

 [研究] 山口大学吉田キャンパス,大学会館ホールにて,シンポジウム「マイナスイオンを考える」.

  なんでも,全国から問合せが殺到した(「行けないので資料だけでも送って欲しい」というのが多かったとか)会なのだそうです.

  感想:「マイナスイオンと称するものには,作り方にしても物理的性質にしても数種類のものがあり,それらをきちんと区別できないと科学あるいは技術としては将来が見込めない」「琉子先生の膨大な過去研究レビューからは,こういったマイナスイオンの”種”を分類しそれぞれの性質・物性・生体への効果(正も負も含めて)を論ずることができるかもしれない」「今回は質量分析とモビリティ計測を組み合わせて物質種の同定が行われた例が発表されたが,神戸電波で販売しているマイナスイオンメータはいったい何を測っていて,質量分析計の結果とどのように対応するのだろうか」「数千個/cm3という極微量で生体活性があるとすればどんなプロセスなのか不思議である.フェロモンも同様な性質を持っているが,濃度としてはどちらが大きいのだろう」

  要するに異なる複数の物質を皆マイナスイオンと一緒くたにしてしまっているため,結果の解釈はわけがわからなくなっているし,また,端から見ていると実験自体に対する信頼性をも疑わせる結果になっているのだと思いました.

  例によって例のごとく,質問しまくり,というよりここ1年ばかり出していなかった本性がまた開花?

 [研究] 某掲示板の常連さん(管理人のapjさんと初対面を果たせて感激)と,某常連さんの同僚の方で有名ドライバーと完全に同じ名前の方(でしかも車が趣味)と一緒に懇親会二次会.

  でてきた焼酎の瓶には,「表面を火であぶった活性化樽」なんて言葉が書いてあって,皆で爆笑.

  猫も杓子も活性化.たまには分子や細胞を休ませてあげなよ(笑)

12月05日
(木曜日)

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お大師さんも泣いてるぞ/皮膚が溶ける?

 [水] 夜行バスで松山市駅につく.さて,松山平野の水環境視察.

  平野とはいうものの結構山が接近していたり,松山城にいたっては沖積面の中に孤立した丘にたっていたりと,湧水・地下水ネタには困らなさそうな地形です.

  まずは文献をたよりに,そういった山の麓にある石手寺へ.

  湧水,ない.どこにもない.売店の人に聞き込み開始.皆親切(さすがお遍路さんの国…).で,分かったのは仁王門(さりげなく,国宝)そばの井戸が,昔は水を湧かせていたということでした.

  そういえば井側があったなと思っていってみて,木の蓋を上げてみれば,空井戸がたしかにそこにありました.

  井側は昭和38年奉納という銘がきざんであります.そのころはまだまだ現役だったのでしょう.

  ちなみに参道入口の手水は思いっきりカルキ臭のする水道水でした.

 [水] 名水百選,杖ノ渕.鷹ノ子駅から30分歩くか,久米駅から「100円バス」高井北下車徒歩10分.

  田園風景の真中に,突然水の湧く池がある,というシチュエーションです.

  名水百選は,水質を基準にして選ばれたものではない.飲用できない名水百選もたくさんあります.この百選の必須条件の一つは,地域住民の手厚い保全活動が行われていること,なのです. さて,ここではどうか?

  底まで透き通って見える深く青い池.その横に水汲み場があります.水汲み場にはこういう標識があります:曰く,水汲みをしたい人は専用ラベルを貼った容器を使うこと.専用ラベルは,「名水の会」に入るともらえる,云々.

  ここでは名水の会という会があり,その方々が保全活動を行っているのです.

  清流には「ていれぎ」という水生植物がはえ,これも保全対象となっています.

 [水] 松山→広島は高速船,広島→小郡は新幹線,小郡→湯田温泉は単行のキハ40.

  いろいろなものを乗り継いで湯田温泉に来ました.ホテルのフロントに,トルマリン原石なんてものが置いてあって吃驚.トルマリン云々は少なくともWebの世界ではだいぶその非科学的詐欺商法が暴露されてきていますからそろそろ下火になるかな…なんて思っていたらトンデモない.まだまだ隆盛なのでした.やれやれ.

  お湯は単純アルカリ泉らしい.源泉はかなり熱いです.ちょっとヌルっとする感じはさすがアルカリ性.

12月04日
(水曜日)

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  (せっかく渡辺邦夫著「地中の虹」(近未来社)を入手したのに,読む暇もなく西へ出発.研究室では今日忘年会らしい.材料を持ち寄って自分たちで料理を作ったり,自分で作ったものを持ってきたりと楽しい会です. 安形は手抜きしてケーキを買ってきましたが,よく考えたら(会がはじまる前に新宿へ出発するので)自分では食べられないのでした(笑))

12月03日
(火曜日)

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  (留守中に父がくるというので,帰宅後気合を入れて掃除.ある程度掃除すると,それまで気にならなかった軽微な汚れやゴミが気になってくるから不思議なものである.というわけで予定超過してまだ掃除.)

12月02日
(月曜日)

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地面の高さ

 [研究][電子・コンピュータ] GTOPO30から作った0.5度標高データを公開しました.楽しめますか?

  何を思ったかExcelのVBAで全部やってしまいました.*.tar.gzの解答にはtar32.dllを使いましたが.

  VBAのソースも,暫定公開.GTOPOは2バイト整数のバイナリなので,Big-endianでもVBAでは(byte型を使ってバイトスワップすることにより)読むことが可能です.

  といっても見ただけでは使い方分からないよな…(苦笑)

  計算結果がすぐグリッドに入るというのがExcel VBAを使うときの利点といえば利点.もっとも,可視化なら他の手段もたくさんありますけどね.

  しかし,そう,簡単にできるときは簡単に

  もっとも,どうせcygwin入っているんですから,全部Cでやってしまった方が簡単だったような(笑)

12月01日
(日曜日)

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静修院華宵日幸居士

  冬になったら鎌倉へ,がここ数年のパターン. 一人のとき(ほとんどそう)も二人のときもありましたっけ(何年前だ?(笑))

 [水] 大船駅で降りて20分ばかりあるくと岩瀬下関青少年広場.ここに,鎌倉市民同窓会という市民団体がプロジェクトとして掘った上総掘り井戸があります.昨年1月から掘り始めて,盛大に見学会を開催したはいいが(→そのときの写真),いつまでたっても水がでず,あきらめムードが漂う中,9月に台風が襲ったのと同時に水が湧き始めました.苦闘160日,まるでプロジェクトXですね.

  現在はちゃんと常滑焼の筒がつき,本格的に上総掘りです.おおよそ100cc/secの水がでています.

 [ひと][文化芸術] 「鎌倉霊園第53区3側1号」

  これが,高畠華宵先生が眠る墓地です.番号を知らずにいったのだけど,管理事務所で親切に教えてくれました.台帳ではなくてコンピュータで調べてくれたのですが,「人は死して磁気記録となる」ということに不思議な感じがいたしました.

  番号を知らずにあてずっぽうで探そうというのは無謀です.本当に広々とした墓地でした.

  花や線香は管理事務所・売店で購入できます.線香は似合わないと思ったのでヤメて,花代を奮発しました.華宵先生といえば華麗な薔薇でしょう,というわけで薔薇入りものもを購入.

  第53区は芝生墓地.パウロという洗礼名を持っている華宵先生の墓は,確かに仏教的ではなく,小さな横長の石碑という感じ.

  赤御影石の墓石. 側面には「昭和四十三年四月 高畠充 建之」. 華宵没後一年半,養子の充氏(高畠華晃)がこれを建てたようです. その充氏も,昭和60年に死去しています.

  裏には華宵・華晃両人の戒名・没年月日・俗名. 今は仲良く土の下です.

  手を合わせるのではなく,キリスト教的に?手を組んでお参りをしました.

  意外だったのは,行ったとき(まだ枯れていない)花があったことです.今でもお参りにくるファンがいるのでしょうか.

 [文化芸術] 鎌倉は華宵先生が長く住んでいた土地です.稲村ガ崎一の谷(いちのやと)の住まいは華宵御殿と呼ばれる,彼独特の美意識を反映した建築だったそうです.

  江ノ電稲村ガ崎駅を降りて,北に行くと一の谷方面です.ほとんどの道を歩いたのですが,どれが華宵御殿だったか見当たらず,というか大正13年に立てられた住まいが今現存しているかどうかも知らないのですから雲をつかむような話です. 次回の宿題.

  手袋をしていても手がかじかむ冷たい雨の中,一人とぼとぼと歩く.罪人気分?修行僧の気分?

  というわけで今日も一人巡検終了. 鳩サブレを買い,研究室に戻って一人泊まり.

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