-J系 オプション


 
図 1.9: GMTで利用可能な25の投影法
\begin{figure}\centering\epsfig{figure=eps/GMT_-J.eps}\end{figure}

  このオプションは地図の投影法を指定します.投影法の指定はJの次にくる1文字で行います.続けて地図の幅(width,軸の長さと言い換えてもよい)を指定単位で行います.GMTで利用可能な投影法は図1.9に示しています.

 このチュートリアルでは次に示す投影法のうちどれかを選ぶことにします(GMTで使用可能な全ての投影法についての詳細は,psbasemapのmanページを参照してください).

Mercator:
-JMwidth
Orthographic:
-JG lon0/lat0/width. lon0/lat0 は投影中心です
Albers conic:
-JB lon0/lat0/lat1/lat2/width. 与えるパラメータは,投影中心と基準軸2本です.
エケルト IV and VI:
-JK[f|s] lon0/width. 中心子午線を指定します.
Linear:
-JX width/height. グラフの幅を(必要ならば高さも)指定します.width [and/or height]は次の3つの形式のどれでも与えることができます:
  1. -JXwidth[d]:通常軸.dx軸ならびにy軸が地理座標(緯度経度)である場合に指定します.これにより,座標を度(360度を法とする)で与えることができ,軸数値には「o」が付記されます.
  2. -JXwidthl:log10
  3. -JXwidthppower:指数軸(power乗).

 width height の指定に負の数を用いた場合は,軸の向きが逆になります.つまり,y軸の場合は下向きが正の向きとなります.

Original Text by Dr. Paul Wessel
Translated by AGATASHI.