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2011 JpGU Data Session

改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eと水循環変動観測衛星GCOM-Wによる長期の水・気候データセット

展示者名可知 美佐子
講演題名改良型高性能マイクロ波放射計AMSR-Eと水循環変動観測衛星GCOM-Wによる長期の水・気候データセット
データセット名AMSR-E/AMSR2標準プロダクト、研究プロダクト
作成・利用目的衛星による長期間の水・気候データセット
作成・利用期間AMSR-Eについては2002年7月~現在。GCOM-W1/AMSR2については打ち上げが2011年度冬季予定で、その後初期チェックアウトを実施した後、処理を開始する。
公開状況AMSR-Eは公開中。AMSR2はデータリリース(2012年予定)後に公開。その後AMSR-E/AMSR2の継続データセットも作成予定。
ファイル形式AMSR-EはHDF4、AMSR2はHDF5予定だが、どちらもGCOM-W1データ提供システム経由でnetCDFやgeoTiff等に変換可能。
ファイルサイズ1日あたり14-15ファイル。容量はレベル・パラメータによっても異なるので、詳細はEORC AMSR-Eウェブサイトhttp://sharaku.eorc.jaxa.jp/AMSR/index_j.html またはAMSR2ウェブサイト(近日リニューアル予定。http://sharaku.eorc.jaxa.jp/GCOM_W/index_j.html )を参照のこと。
既存プログラム等の提供データ読み込み、画像表示のためのライブラリやツールをウェブサイトから適宜公開している。Fortran/C言語のサンプルなども適宜提供。
・一番したいことAMSR-Eデータは9年以上の蓄積、AMSR2とその後継センサと連続すれば、20年以上のデータセットとなります。さらに海氷密接度などは過去のSSM/Iデータも利用可能なので、個々のデータセットの作成だけでなく、過去のデータと連続・整合性した、AMSR-E/AMSR2を中心としたマイクロ波放射計の水・気候パラメータの長期データセットを作成したいです。また、未だに衛星データ利用は敷居が高いという意見を多くいただくので、トレーニングやアウトリーチ的な部分も忘れずに拡充したいです。
・一番して欲しいことGCOMミッションの目的のひとつは、長期観測データセット作成によって気候変動研究に貢献することですので、気候変動研究や気候モデル検証・同化等の分野で大いに使っていただきたいです。また、どんなセンサでも長所短所はありますが、衛星も例外ではありません。利用者には、衛星が万能であるという幻想は捨てていただいて、センサやアルゴリズム毎の特性を理解していただいた上で解析に取り組んでいただければと思います。
・将来的な理想像長期データを使った解析や検証、モデル研究等を行った成果が、アルゴリズムの改良・発展にフィードバックするような、開発者ー利用者間の流れができるとよいと考えています。新しい分野での利用拡大は簡単ではありませんが、利用者の裾野が拡がることと、開発側と利用者がうまく相互作用することで、JAXA発だけでなく、利用者からも発信して、新しい利用可能性を広げていくことができるとよいと思います。

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Start date of this page at Chiba-U: 2011-05-25; Latest update: 2011-05-25
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