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吉野川下流域
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写真:第十堰
(写真:第十堰。流量がやや多い。)

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池田ダム (写真)
早明浦ダムと同じく水資源開発公団により管理されているダムです 。 香川用水および吉野川北岸用水(かんがい用水)の取水のための 水位確保が主な目的です。 有効貯水容量は、440万トン。香川用水には、最大毎秒15.8トン、 吉野川北岸用水には、最大毎秒14.8トンが分水されます。

水防竹林
密集した竹林が堤防にかわり背後の家などを守っています。 この地域はかつて有数の竹の産地であったことがその発端です。 現在では、竹の需要はあまり多くないと言われていますが、 このように水防という役目を果たしています。

岩津 (写真)
下流部で一番の狭窄部となっています 。 かつては、吉野川を通行する水上交通の関所があったと言われます。 また、渡し船も岩津橋が完成するまでこの地点で利用されていました。

善入寺島
善入寺島は、吉野川の中洲で 広さは約5kmです。 かつては、学校などもありましたが、 遊水池として整備するため、 土地がすべて国によって買い上げられました。 現在では、占有許可を得た人たちにより、農業などが行われています 。

第十堰
第十堰は、1752年、 吉野川と別宮川の分流部(第十村)に、 吉野川に水を流しやすくすることを目的に作られました。 その後、土砂の堆積が問題となったことから、 上流側に川を斜めに横断する前堤を建設、 さらに吉野川への分流点をつけかえ第十樋門 (写真) を設置しました。 その後、別宮川を吉野川と呼ぶようになり、それまでの吉野川は 旧吉野川となりました。 第十堰は、何度も修復を繰り返して現在に至っています。
現在では、老朽化した第十堰の可動堰への 改築が議論を呼んでいます。 可動堰の建設を行う理由として、とくに洪水時の流下能力の向上があります。 現状では、毎秒18000トンの流下能力と言われ、150年規模洪水の 25000トンには及びません。 一方で、歴史的な構造物の保全、改築にともなう環境の変化の問題、 公共事業の在り方への疑問などから、 反対の声が上がっています。 2000年の1月に行われた住民投票では、有権者のほぼ過半数にあたる 反対票が投じられました。
見学当日は流量が多く、堰の表面は水面下に隠れた状態でした (写真)

江川湧水 (写真)
吉野川遊園地の近くにあるこの湧き水は、 夏にもかかわらず水温が低く、逆に冬になると10度以上水温が上がるという 特性を持っています 。 その原因としては、地下の恒温層の影響などが指摘されていますが、 はっきりと分かっていません。


江川湧水にて撮影する「名水大全」管理者のPD安形氏


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(Last updated on Friday, 01-Sep-2000 17:41:05 JST)
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