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![]() (写真:香川用水記念館敷地内にある水路。池田ダムよりつながる。) |
香川平野の気候
香川平野は、
年間の降水量が1100から1200ミリ程度と、
全国でも有数の小雨地帯です。
しかし、小雨であることを除けば、温暖で災害が少ないことから、
むしろ農業に適した地域と言えます。
そのために、水の確保は、昔から重大な問題でした。
香川用水
香川用水は、池田ダムより
年間に2億4700万トンの水を取水しています。
都市用水、農業用水として利用され、
香川県の農業用水全使用量の28%をまかなっています。
池田ダムよりつながる水路は、
香川用水記念館のある地点で西分水路と東分水路に分かれます。
東分水路は、香川平野を横断方向に流れながら分流し、
ため池に注ぎます。
ほとんどの部分を自然流下に頼っており、
河川の下を潜るときにも、
サイホンの原理で流れています。
満濃池
(写真)
香川平野には16304個のため池があるとされています。
そのうち満濃池は、空海(弘法大師)が造ったと言われる日本最大のため池です。
貯水容量は、1540万トン。
堤防の高さは、3回の改築により、空海が造った当時のものと比べて8mほど
高くなっています。
満濃池の隣には、自然とのふれあいを目的とした
国営讃岐まんのう公園があります。
国営公園は、都市公園法に基づく施設で、全国に12か所あります。
敷地はすべて国有地であり、
自然公園法に基づく国立公園・国定公園とは異なります。