GMTコマンドの中で飛び切り複雑なのがこのコマンドです.といっても実際の使用例はそれほど難しいものではありません.
-Bオプションはマップやグラフの枠を,指定された目盛り間隔で描画するものです.これは次のように指定します:
-Bxinfo[/yinfo][:."title string":][W|w][E|e][S|s][N|n]
これらの中で,xinfo,yinfoはこれまたフォーマットがあります:
[a]tick[m|c][ftick[m|c]][gtick[m|c]][l|p][:"axis label":][:,"unit label":]
ここでa, f, and gはそれぞれ目盛り数値・フレーム・最小間隔グリッドを表します.m|cは,分あるいは秒の描画を表します(それぞれm,c).またデフォルトでは上下左右どの枠も描画しますが,W, E, S, Nをつけると描く枠とその描き方を指定することができます(それぞれ左・右・下・上の枠).これはたとえばWSnのようにして行います.ここで小文字は,該当する枠とティックマークだけを描き,大文字は枠と目盛り数値を描くことを指定しています.