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「水文地形学−山地の水循環と地形変化の相互作用−

恩田裕一・奥西一夫・飯田智之・辻村真貴編
古今書院 1996年7月30日発行

B5版267pages 本体定価¥4,800(安形までメールをいただければ2割引+送料で買えます.)

内容|目次

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内容−本書カバーより−

 本書は,水文学と地形学の学際的分野である水文地形学について,24人の若手を中心とした研究者の最新の研究成果をもとに解説したものである.

 本書を読み進むうちに,山地の水循環の実態,地形を変化させる水の役割,さらには水の循環と地形との関連について理解が深まるであろう.いままで,水文学・地形学・防災科学といった個々の学問として取り扱われていたものが,実は水循環を中心に互いに影響を及ぼしあっているものであり,相互の認識が極めて重要であることが理解されるであろう.したがって,本書は新しい地形学の提案であるとともに,水文学・また砂防・防災関係者にとっても必読の書となろう.


目次

(大きなtableだから重量級!ご注意を)

1.序 章
 1.1 はじめに 恩田裕一(名古屋大農学部)
 1.2 水文地形学事始 奥西一夫(京都大防災研究所)
2.斜面における水循環の実態とそれを規定する場の特性 編集:辻村真貴
 2.1. 斜面土層構造の測定方法 逢坂興宏(静岡大農学部)
 2.2. 浸透能と降下浸透の測定 辻村真貴(愛知教育大学)・
恩田裕一(名古屋大農学部)
 2.3. 土壌の水分特性の測定とそのモデル化 小杉賢一朗(京都大農学部)
 2.4. 地中水の挙動のモデル化 窪田順平(東京農工大農学部
 2.5. 降雨流出過程 田中 正(筑波大地球科学系)
 2.6. 地中水の水質形成機構 大手信人(京都大農学部)
 2.7. 環境同位体を用いた降雨流出の研究 辻村真貴(愛知教育大学)・
田中 正(筑波大地球科学系)
3.水循環と地形プロセスの相互作用   編集:恩田裕一
 3.1. 地中水の挙動と崩壊の発生 恩田裕一(名古屋大農学部)
 3.2. 地すべりと水 川邊 洋(三重大生物資源学部)
 3.3. クリープ性土砂移動の把握方法 園田美恵子(京都大防災研・研)
 3.4. パイピングと土砂生産 寺嶋智巳(森林総研北海道)
 3.5. 浮流土砂の測定および解析方法 倉茂好匡(北海道大地球環境科学研究科)
 3.6. 環境同位体を用いた土壌侵食の調査法 竹中千里・恩田裕一(名古屋大農学部)・
浜島靖典(金沢大・理)
 3.7. 植生・土壌・水と地形変形プロセスの制御 竹下敬司(九州大名誉教授)
4.水循環と地形変化の相互作用     編集:飯田智之
 4.1. 土層および風化層の発達モデル 飯田智之(大阪土質試験所)
 4.2. 微地形区分と地形発達−谷頭部斜面を中心に− 田村俊和(東北大理学部)
 4.3. 植生を用いた崩壊発生周期の研究 下川悦郎・地頭薗 隆(鹿児島大農学部)
 4.4. 広域地下水流動系と地形 近藤昭彦(千葉大学環境情報センター)
 4.5. 地中水の湧出に伴う侵食と舟底型の谷の形成 恩田裕一(名古屋大農学部)
 4.6. カルスト地域の水文地形 井倉洋二(九州大農学部附属演習林)
 4.7. 熱帯半乾燥地域の水文地形 小野寺真一(森林総研・科技特別研究員)
 4.8. 田上山地の山麓階の発達 奥西一夫(京都大防災研究所)
5.附章 -- 現場データおよび既存データを取得するために--
 5.1. 水文観測器具の作り方 広瀬 孝(筑波大地球科学研究科・院)
 5.2. 一般的な広域水文地形デ−タの紹介 安形 康(東京大理学系研究科・院)

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