4月
4月1日(土)

    新年度の始まりは、花見から。 風が強く寒かったので、室内でやらざるを得なくなるというハプニングもあったが、 史上最大級の人出、料理や酒類も充実で大盛況のうちに終わる。
    終了後、友達たちとの会合のため、千葉から府中へと、東京を一気に横断し駆け付ける。。 花見の時からビールを飲んでいたのに、そこでもさらに飲み、今日は一日飲んでいたことになる。
そんなこんなの、飲んだくれで、新年度が始まる。

4月2日(日)

    Aさんがバイトしていた中華料理屋で昼食会。 なんと、フカヒレスープが出てきて、一同ビックリ。 ところが、デザートに、物凄いものが出てきてもっとビックリ。 ウエイトレスさんも大笑いだった。
    気を取り直して腹ごなしに日比谷公園を散策した後、なぜか高田馬場にてビリヤード。 ゲーム終了後、ルールの存在を知る。それによると、
        ”最後にボールをポケットしたプレーヤーがブレイクする。”
となっている。なんのこっちゃ?
取り敢えず、明日仕事はじめの二人を見送り、馬場をあとにする。 そして、僕は別件のため新宿にて途中下車。

    新宿中央口マクドナルドにてWEG秘密会合番外編。 同胞たちの近況及び将来の見通しについて語り合う。

4月3日(月)

    新年度始まる。 神保町をうろついたり、御茶ノ水のディスクユニオンでBGMで流れていた交響曲にしびれたり、 順天堂病院前の記者の原稿を覗いたり、メトロでカツ丼を食べたりしている場合ではないのである。 取り敢えず、エントリーシートはもらってきたが。
    新年度第一回のミーティングは、非常な充実度であった。

4月4日(火)

    マイク・オールドフィールドの”AMAROCK”は、確かに、聴く度に新たな発見があり、 面白いアルバムではある。しかし、朝の出がけに聴く代物ではないと思う。

4月5日(水)

    取り敢えず、決心。方向だけは定まる。 Oさん、Aさんの足取りを追跡しつつ、勉強を始めなければなるまいな。 まず、動かなきゃ、だよなぁ・・・。

4月6日(木)

    会社説明会。非常によい雰囲気の中、いろいろな話が聞け、なかなか有意義であった。 帰りの電車の中で、QUEENのすごさとフレディー・マーキュリーの墓の謎 について話し、 充実した気持ちで帰ってくる。

    それはいいとして、研究室で、簡易夜桜見 IN 駒場公園。花は綺麗だが、寒かったねえ。。。 今年は、なんだかいろいろな人が集まってきて、去年とはひと味違った、 奇妙な充実度である。 ということは、それだけ大変なんだろうけど、なんだか、楽しみな一年である。

4月8日(土)

    ポカポカ陽気で絶好の行楽日和。新宿御苑は花盛り、人だかり。 そんな中、大花見パーティー。大いに飲み、大いに食い、 どぶろくまで口にして大騒ぎしてきた。
    その勢いで、漫画倶楽部の会合に飛び込み参加。 大騒ぎした挙げ句、もう一軒、お金がないのに飲み続けるのだ。 持ち合わせが足りなくて一日皿洗いの刑、という事態には、 辛うじて至らなかったものの、冷や汗ものであったし、 いや、それ以上に、飲み過ぎで、大変だった。 でも、おもしろかったので、それでよし。

4月9日(日)

    昨晩は、しっかりアフターケアしたおかげで、二日酔いに苦しむこともなく、 KANSASの” SONG FOR AMERICA”を聴きながら、元気に一日が始まり、炊事洗濯をしっかりこなす。
    ちょっとしたすれ違いにより、臨時集会には参加できなかったが、そのおかげで、 一週間分の食糧を買い込み、晩飯を作ることになる。そして、例によって作りすぎ、 これでしばらくおかずには困ることはなさそうだ。。

    後に入手した情報によると、今回の臨時集会に参加できたのは、二人の諜報部員のみだったようで、 さぞや心細かったろうと思いきや、なかなかに楽しんでいた模様である。 臨時秘密ミッション”S”は、大成功を納めたと見られ、こちらとしても大安心である。

4月10日(月)

    素晴らしい音楽は、映像を伴っているものである。 スティングの”Shape Of My Heart”を聴きながらそんなことを思った。 ”LEON”のエンディングに流れたこの歌を聴く度、数々の映画の中のシーンが思い出され、 熱い思いが込み上げてくるのだ。
    映画の中で使われた曲に限らず、素晴らしい歌というのは、それ自身でもう、視覚的に素晴らしい映像を 伴うのであり、聴く者の中で映像にならない映像を形成し、一大映画を鑑賞したような豊かな気持ちになるのだ。

4月11日(火)
村上龍「五分後の世界」 〜 「ヒュウガウイルス」

    ”現在より5分間時空のずれた地球では、もう一つの日本が別の戦後を刻んでいる。”
    太平洋戦争は現在に至るまで続いており、広島、長崎、小倉、新潟、舞鶴に原爆を受けながらも 日本は戦いを続けている。。。。 日本全土は米英ソに分割統治されており、占領生活を余儀なくされている。 連合軍と戦うのは、東南アジア戦線より帰還した兵士たちである。 彼らは、地下に潜り少数精鋭の素晴らしい部隊をつくり戦いを続けるのだ。 地上で占領生活を営む元日本人たちは、彼らを崇め奉る。。。
    文章の巧みさと物語展開の良さで、怒涛のごとく読み手を引き込むのだ。 その衝撃的なまでのすごさに脱帽!。。。なのではあるが、 だけど、印象に残った読書体験として書面に記入する場合は、 こんなSFめいた小説ではなく、もっとまともなヤツの方がいいのだろうなあ。。。。

4月12日(水)

    ああ、本が読みたい。おもいっきり、小説の世界にどっぷりと浸かりたい。 本を読む時間が奪われてしまうからと、お金を稼ぐために会社へ入るものの次から次へと三日坊主で辞めていった、 目黒考二氏の逸話、わからんでもないなあ。。。。なんてこともないか。
    僕の場合、そこまで全身全霊を込めて読書に熱中するというわけでもないし、 現に、こうして大学という一大組織に所属して、学生という甘い立場とはいえ、 その制約の中でいきることを選んでいるからなあ。。。
    まあ、単なるわがまま、というか、無い物ねだりに過ぎないんだろうなあ・・・。

    ところで、夜のニュースステーションでの新企画において、 ”渡辺真理 vs つんく” が、なかなか面白かった。 つんく、てのも、たまにはいいこと言うんだね。

4月13日(木)

    とある会社の筆記試験を受けてきた。そして、そのついでに、 近くにある某出版社のエントリーシートを出してきた。その会社では、入り口でエントリーシートを 受け付けるのだ。女性社員が爽やかな笑顔で迎えてくれる。 やっぱり、こういうのは、Webページ上からの提出よりも気分出るなあ、と感じた。 また、そこで、見知らぬ女の子に声をかけられた。なんだか、今日は、良い一日であったような気がする。
    どうやら最近、スーツ姿で街を闊歩することが楽しくなってきたようである。 しかし、就職活動は遊びではないし、それに、そんなことより、やるべきことは山ほどあるではないか。 そうは思うものの、俺はやっぱり、街へ出て、いろんな人の中で生きてゆく人間なのではないか、 とも思うのだった。

4月14日(金)

    研究室内でじっと一日中篭っていると、何事もなく平穏な一日が過ごせると思ったら大間違いである。 同じ建物内のIの襲撃に会い、E家合宿の通達を受け、さらに、Yさんの来襲に驚き、笑い転げるやら、 で油断もスキもないのである。まあ、年度始めだし、いろいろバタバタはあるからな。 だけど、自分としては、波乱万丈大歓迎である。

4月15日(土)

    「地獄のロック・ライダーII ー 地獄への帰還」(ミート・ローフ)に熱くなる。 「ひどい人生だ、金返せ!」なんてことは、言わないが、金がない。 いろいろバタバタしすぎているからな、ここ最近。 いい加減、腰を落ち着けて、研究せい、ってことなのだろうか。

4月16日(日)

    A企画、S倶楽部後援、大花見大会催される。 雨上がりの小金井公園は、ソメイヨシノはほぼ全滅であるものの、八重桜が見頃であった。 名刺を悪用したうすのろばかまぬけ、にて接戦を落とし、 突然発作的に開催された大野球大会にて大敗を喫するが、なかなかに充実した楽しい休日であった。

4月18日(火)

    会社訪問が、ちょっとした小旅行になることもある。 なかなかためになる話を聞けて、非常に有意義であった。

4月21日(金)

    かねての計画通り、E邸合宿が決行された。 突然の乱入者登場、及び途中脱落者の続出など、 度重なる苦戦を強いられたが、無事、ミッションを完遂する。

4月22日(土)

    ミッション2日目は、なぜか、 六本木の赤のれんにおける、博多ラーメン決戦となる。

4月24日(月)

    朝っぱらから、椎名林檎は聞いてはいけない。 ミートローフ、「地獄のロックライダー」(←Iの方)で、辛うじて元気を出す。

4月18日(火)

    K太郎呼び掛けによる発作的WEG会合。 思わぬ顔ぶれの充実に、一同満足。 自分を除いた男連中は皆、スーツ姿であったことには驚いた。 そして、のぼる話題もなかなか深刻で、う〜む、なのである。 新歓で大騒ぎしている若者たちを尻目に、 顔を付き合わせてそんな風な話をしていると、 俺達も年を取ったもんだなあ、なんてしみじみ思ったりもするのだった。

4月26日(水)

    なんてこったの目も回りそうなくらいな一日であった。 授業料を払いに本郷の事務へ行き、そのままとある会社の面接試験を受けた。 しかし、それで飽き足りず、バイトへ行く。 ポカポカ陽気の中でのギリギリスケジュールで、 もう、汗だくになって街を走り回っていたよ。
    そんなわけで、疲れ果ててしまい、夜8時には床へ付き、眠りに落ちる。 おおっ、この調子なら、一挙に朝型の生活へ移行することができるぞ、 と思いきや、そんなに甘くはないのである。 11時頃に友達からの電話でたたき起こされ、 そして、ぼーっと、テレビを見たり、本を眺めたりで、 結局は、ずいぶん遅くまで起きてしまう。
    そんななか、椎名誠&沢野ひとしの「私広告」を読んでいたら、ほんとにビールが飲みたくなってきてしまった。 が、夜も更けて外へでる気力もなく、一日の疲れで頭が朦朧としていたので、ようやく 観念して布団に沈む。

4月27日(木)

    昨晩ビールを飲めなかった欲求不満からというわけでもないが、 今日も就職活動をして疲れていたことでもあるし、というわけで、 偶然出くわした友達と、馬場で飲む。

4月28日(金)

    今日初めて知ったのだが、どうやら金曜日は研究室外食デーらしい(?)。 というわけで、下北のイタリアンな店でゆっくりとランチを食べてくる。 大盛りスパゲッティに腹一杯になり、おかげで、午後は眠くなってしまうのである。 たぶん、間違えて布団でも見ようものなら、もうダメになっていたろうなあ。

4月29日(土)

    友達のアパート&自宅の引っ越し。 よく晴れて引っ越し日和。 そんな中いい汗をかいたあとには、ビールがうまい。




ご意見、ご感想、不平不満等は、こちらまで。
saru@iis.u-tokyo.ac.jp