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Characteristics of the Vertical Profiles
of Dual-Frequency, Dual-Polarization Radar Data in Stratiform Rain
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R. Meneghini and H. Kumagai
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 11, Issue 3 (June
1994) pp. 701–711
DOI:
10.1175/1520-0426(1994)011<0701:COTVPO>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (860K) ]
航空機搭載型、2偏波レーダ観測の特徴を1990年9月西太平洋の層状性の雨を対象に調べた。対象とした物理量は、線形偏波比(LDR)、反射強度因子、ZDR、2波長の比(DFR;10Gと34,45G)である。これらの物理量の最大値の大きさ、出現場所を調べると、融解粒子の異常さ(eccentricity)がかなり大きく、粒子の形状と大きさに関連があることが示唆される。この特徴を調べるために2つのシミュレーションを実施した。1つは、観測された粒径分布を融解層の標準的な要素として取り込んだ。雪の密度、形、大きさ、分布の傾きの変動が、変数とレーダ観測値の関係を調べるために用いられる。評価の不確実性を減らすために、2番目のシミュレーションでは、計算の中で雪粒子の粒径分布を評価しいている。計算と観測を比較することで、レーダ観測により、融解層における粒径サイズと形状の特徴的分布を引き出すことができるとわかった。8/5’9
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Intercomparison of Single-Frequency
Methods for Retrieving a Vertical Rain Profile from Airborne or Spaceborne
Radar Data
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Toshio Iguchi and Robert Meneghini
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 11, Issue 6 (December
1994) pp. 1507–1516
DOI:
10.1175/1520-0426(1994)011<1507:IOSFMF>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (832K) ]
航空機搭載型、人工衛星搭載型の1波長レーダを用いて、降雨の鉛直分布を測定する手法をまとめた。差分方程式により、ある視点からの雨量分布図の違いについて記述する。手法間の違いと共に、物理的・数学的なバイアスについても述べる。対流と降水/帯電実験におけるデータで検証して、HitschfeldとBordan(1954);減衰が小さいときによく合う;と表面参照法;減衰が大きくなるとエラーが小さくなる;の混合型を考えている。8/12’9
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Simultaneous Ocean Cross Section and
Rainfall Measurements from Space with a Nadir-Looking Radar
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Robert Meneghini and David Atlas
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 3, Issue 3 (September
1986) pp. 400–413
DOI:
10.1175/1520-0426(1986)003<0400:SOCSAR>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (979K) ]
直下を見るレーダで、表面からの反射、さらに上空の雨で散乱して再度表面で反射するデータを使って、降水量と地表面(海面?) の後方散乱係数を同時に求める。
ミラー反射量Pmを用いている。Pmについての2つの仮定が得られた。Pmは、衛星の高度(見る姿勢;the held of view)がかなり高い場合か低い場合かで違ってくる。8/10’9
表面の広報散乱係数によってPmが違ってくるが、その度合いは2つのケースで異なるので、積分降水強度とσ0を計算する2つのアルゴリズムを示した。Pmの検出能力(delectability)を強度と分散について示す。8/12’9
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Experimental Tests of Methods for the Measurement
of Rainfall Rate Using an Airborne Dual-Wavelength Radar
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R. Meneghini, K. Nakamura, C.W. Ulbrich,
and D. Atlas
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 6, Issue 4 (August
1989) pp. 637–651
DOI: 10.1175/1520-0426(1989)006<0637:ETOMFT>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (1.22M) ]
2波長レーダを使って地上降水量推定法の検証実験
航空機搭載レーダでは、10Gより大きな波長のレーダが空間分解能を得るのに有効である。しかし、波長が大きくなると減衰を無視できない。降水強度の観測精度を上げようと思えば、ZR法(後方散乱法)以外の方法を検討すべきである。ここでは、航空機に搭載したXとKの2波長の減衰を使った手法を検証した。2波長の比較法は、減衰の差を距離と共に信号が小さくなることから求める。表面参照法では、雨のあるなしによって、減衰量を見積もる。比較のため、まずはXを使ってZR法で降水強度を計算し、手法ごとの違いを評価した。よくあった事例は層状の降水で強度が数mm/h〜15mm/h程度のものであった。これは、Kの減衰があまり大きくなく、信号が残っている状態で観測しているためである。評価が一致しないときは、受信のエラーか、エラーについての理解が十分でないかを調べることができる8/14’8.
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A Study of Rain Estimation Methods from
Space Using Dual-Wavelength Radar Measurements at Near-Nadir Incidence over
Ocean
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R. Meneghini, T. Kozu, H. Kumagai, and
W.C. Boncyk
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 9, Issue 4 (August
1992) pp. 364–382
DOI:
10.1175/1520-0426(1992)009<0364:ASOREM>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (1.31M) ]
航空機搭載のレーダでどのように雨量を推定するべきかという問題がある。後方散乱による方法と減衰量推定による方法を比較した。積算降水量を推定するのに6通りの手法を検討した。10Gのレーダで表面参照法が活用できる大きな雨が解析ケースに含まれている。レーダの有効ダイナミックレンジを広げるために後方散乱法と減衰法の閾値を提案する。2波長の能力で雨の鉛直分布を調べ、相が混じっている降水から雨を判別する手法を提案する。また、粒径分布の推定法についても述べる。8/17’9
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Retrieval of Precipitation Profiles
from Airborne Radar and Passive Radiometer Measurements: Comparison with
Dual-Frequency Radar Measurements
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J.A. Weinman, R. Meneghini, and K. Nakamura
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Journal of Applied Meteorology
Volume 29, Issue 10 (October
1990) pp. 981–993
DOI:
10.1175/1520-0450(1990)029<0981:ROPPFA>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (858K) ]
航空機搭載型のレーダと放射計による降水量を2波長レーダ観測と比較。降水量は古典的なHitschfeld-Bordanのレーダ方程式による回帰法を用いた。制限条件として放射計の視線方向の消失率を用いている。消失率で求めた降水量と2波長で求めた降水量は誤差範囲25%以内で一致した。8/19’9
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An Approach to Estimate the Areal
Rain-Rate Distribution from Spaceborne Radar by the Use of Multiple
Thresholds
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R. Meneghini and J.A. Jones
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Journal of Applied Meteorology
Volume 32, Issue 2 (February
1993) pp. 386–398
DOI: 10.1175/1520-0450(1993)032<0386:AATETA>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (819K) ]
<降水域について、対数正規分布を導き出すための論文のはず>
衛星搭載のレーダで弱い雨、強い雨を調べるときは、ノイズレベル以下となる場合や、降雨減衰の影響により精度が低下する。
領域平均のような値を求めるときは、個々の精度が低くても、複合(?multiple)閾値法で代用できる。これは、ある閾値Rjより大きい雨量の割合が、積算した雨量Rjと密接な関係にあるという事実に基づく。
この手法の検証をレーダのダイナミックレンジ上に設けた閾値とその閾値以上の積算値の関係を調べることで求めた。閾値を変化させて分布を求めて、対数正規分布とガンマ分布に最小二乗法で当てはめることを試みた。未知の変数がひとつ分かると1次式で近似できる。SPANAR(the Space Range Radar,NASA)レーダによる観測を用いて、ひとつの閾値法と直接平均の比較を示す。8/4’9
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Preliminary Results from Multiparameter
Airborne Rain Radar Measurement in the Western Pacific
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Hiroshi Kumagai, Robert Meneghini, and Toshiaki
Kozu
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Journal of Applied Meteorology
Volume 32, Issue 2 (February
1993) pp. 431–440
DOI:
10.1175/1520-0450(1993)032<0431:PRFMAR>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (1.09M) ]
航空機搭載型2波長2偏波レーダによる熱帯の雨の観測結果。直線偏波偏波抑圧比(LDR)は降水粒子の相を区別したり、融解層を同定したりするのに有効であった。さらに、LDRからは粒子の形状、傾きが推定でき、2波長の強度比を利用して粒径分布が推定できる。2波長2偏波レーダで粒径分布や粒子の相を推定できることは、将来の衛星搭載型レーダを設計する上で重要である。8/19’9
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Cloud Model-Based Simulation of
Spaceborne Radar Observations
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H.-Y. M. Yeh, N. Prasad, R.
Meneghini, W.-K. Tao, J. A. Jones, and R. F. Adler
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Journal of Applied Meteorology
Volume 34, Issue 1 (January
1995) pp. 175–197
DOI:
10.1175/1520-0450(1995)034<0175:CMBSOS>2.0.CO;2
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[
Abstract ] ←ZmsであるべきところがZmpとなっているので注意[ PDF (2.09M) ]
陸上の3次元積雲モデルを用いて、衛星からの観測をシミュレートした。TRMM-PRの波長14Gに着目した。大気状態を変えて反射強度因子と減衰量について調べた。雲と降水の減衰によって、大気下層で対流コアの中心の反射強度因子はかなり小さくなっている。Zの中心Zmp(計算を再現したZのピーク)とZの周辺Zmsでは減衰量が20dBZも違った。8/21’9
Zmの高度は雲・降水粒子が集中している高度で変わる。減衰が小さいような層状の雲では減衰量は雲の分布によって変わる。Zmsは減衰の影響を受け地上降水を過小評価するが、Zmpは地上降水を推定するためのよい指標である。層状の雲の場合はZmpは過大評価するのでZmsがよい指標となる。両方を組み合わせると、地上降水の最大値を多少過小評価するようになる。
8/26’9
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Comparisons of Cross Sections for Melting
Hydrometeors as Derived from Dielectric Mixing Formulas and a Numerical
Method
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R. Meneghini and L. Liao
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Journal of Applied Meteorology
Volume 35, Issue 10 (October
1996) pp. 1658–1670
DOI:
10.1175/1520-0450(1996)035<1658:COCSFM>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ PDF (1.25M) ]
融解層のレーダ信号を解釈する際に障害となるのは、氷と水の混合物の誘電率である。一般にMaxwellとGarnettの式を用いるが、水の中に氷がある場合と、氷の中に水がある場合で形式が違ってくる。ここでは、混合状態の変化で得られた粒子の断面とFFTで計算した値との比較を行う。融解量が小さく0.7以下の場合はMG方程式がよく合うが、融解量が大きく0.8を超えると水と氷の役割は逆転する。凝集粒子の融解と、レーダのブライトバンドの解釈について述べる。8/24’9
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Correction of Sampling Errors in Ocean
Surface Cross-Sectional Estimates from Nadir-Looking Weather Radar
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I. J. Caylor, G. M. Heymsfield, R.
Meneghini, and L. S. Miller
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 14, Issue 1 (February
1997) pp. 203–210
DOI:
10.1175/1520-0426(1997)014<0203:COSEIO>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (163K) ]
航空機から、直下を見て海面からのエコーを表面参照法に利用しているが、そもそも気象レーダはある体積内に対象(雨)が充満していることを想定しているので、観測例が十分でない。そこで、起こりえる誤差を評価したら4dBZにもなる場合があった。誤差を軽減する手法として誤差傾向の傾きと最大の強度を返すレンジの周辺3ビン使うアルゴリズムを提案する。8/26’9
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Effective Dielectric Constants of
Mixed-Phase Hydrometeors
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R. Meneghini and L. Liao
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 17, Issue 5 (May
2000) pp. 628–640
DOI:
10.1175/1520-0426(2000)017<0628:EDCOMP>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (770K) ]
融解粒子の有効誘電率の計算方法を提案する。従来は簡単に水の周りに氷、氷の周りに水といった仮定で求めている。氷・水・空気の混合物について、含水率と観測波長の関数で有効誘電率を求める式を与えた。今回提案した式が有効な範囲を求めた。対象は球形であり、針状結晶や板状には適していない。8/28’9
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Comparisons of Rain Rate and
Reflectivity Factor Derived from the TRMM Precipitation Radar and the WSR-88D
over the Melbourne, Florida, Site
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Liang Liao, Robert Meneghini, and Toshio Iguchi
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 18, Issue 12
(December 2001) pp. 1959–1974
DOI:
10.1175/1520-0426(2001)018<1959:CORRAR>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (573K) ]
TRMM-PR観測結果を地上レーダWSR88D(フロリダのレーダ)と比較した。1998年の24軌道を用いた。上空の減衰があまり問題でない領域は、レーダ同士の補正誤差の検証に用いた。地上付近のデータはPRが減衰の影響があるので、補正して比較した。降水のタイプ別、陸上・海上別にも比較している。条件付平均(雨の弱いところでは雨の有無を存在関数で与えている)ではPRとWSR88Dで8.5mm/hと7.6mm/hでよい一致をしめし、領域平均すると1.25と1.21mm/hでさらによくなる。高さ方向に0.3dBのバイアスがある。相関係数は全24軌道で0.95であった。9/2’9
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Application of a Threshold Method to
Airborne–Spaceborne Attenuating-Wavelength Radars for the Estimation of
Space–Time Rain-Rate Statistics
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Robert Meneghini
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Journal of Applied Meteorology
Volume 37, Issue 9 (September
1998) pp. 924–938
DOI:
10.1175/1520-0450(1998)037<0924:AOATMT>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (227K) ]
?:the Hitschfeld–Bordan estimate:? ZR法に相当するもの。
減衰が懸念される領域での雨量推定に、閾値法を適応する。閾値法の精度は、元となる高分解能の観測手法(ZR法とか、ヒッチフィールド・ボーダン法とか)、降雨の種類(地点雨量か視線方向の積分雨量か)
従来の閾値法(閾値がひとつ)に比べて、閾値QTを0.2〜0.4で変化させるとよりよい領域雨量の推定値が得られる。9/7’9
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Rain-Profiling Algorithm for the TRMM
Precipitation Radar
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Toshio Iguchi, Toshiaki Kozu, Robert
Meneghini, Jun Awaka, and Ken’ichi Okamoto
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Journal of Applied Meteorology
Volume 39, Issue 12 (December
2000) pp. 2038–2052
DOI:
10.1175/1520-0450(2001)040<2038:RPAFTT>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (214K) ]
TRMM-PRのアルゴリズムを解説。減衰補正についてはヒッチフィールド・ボーダン法と表面参照法の組み合わせで実施している。減衰補正には粒径分布の鉛直分布と、ビーム充満率が均質でない場合が考慮可能である。粒径分布モデルは、海上の対流性の雨ではよく一致するが、陸上の対流性の雨ではあまり合わない。海上から陸上への粒径分布の変化が示唆される。9/8’9
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Use of the Surface Reference Technique
for Path Attenuation Estimates from the TRMM Precipitation Radar
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Robert Meneghini, Toshio Iguchi, Toshiaki
Kozu, Liang Liao, Ken’ichi Okamoto, Jeffrey A. Jones, and
John Kwiatkowski
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Journal of Applied Meteorology
Volume 39, Issue 12
(December 2000) pp. 2053–2070
DOI:
10.1175/1520-0450(2001)040<2053:UOTSRT>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (1.22M) ]
減衰量を把握するための、「表面参照法」の説明。手法は簡単であるが、評価は簡単ではない。視線方向の角度や表面の散乱特性(陸上・海上といった違いのほかに)に依存するので。最もよい補正を示すのは、海上で中から強程度の雨域でよい成果が得られた。他の補正法と比較し、指標値をあたえた。9/14’9
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Statistical Methods of Estimating
Average Rainfall over Large Space–Timescales Using Data from the TRMM
Precipitation Radar
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R. Meneghini, J. A. Jones, T.
Iguchi, K. Okamoto, and J. Kwiatkowski
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Journal of Applied Meteorology
Volume 40, Issue 3 (March
2001) pp. 568–585
DOI:
10.1175/1520-0450(2001)040<0568:SMOEAR>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (326K) ]
TRMM-PRは減衰が問題となる波長を使っているので、減衰補正のアルゴリズムの妥当性を検証する必要がある。やり方として雨の分布の高周波成分を低いところで推定するやり方は妥当である。雨の分布には対数正規分布を用いる。推定した雨量分布と空間・時間積分した降雨分布を全球用意しておけば、時空間スケールが変わったときとか異なる気候区分に対して雨の分布がどのようになっているか把握するのに役立つ。降水分布についてのパラメータ間の関係と時間・空間の関数としての降水強度の理解は、高い分解能の降水分布を評価するのにも役立つ。9/15’9
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Retrieved Vertical Profiles of Latent
Heat Release Using TRMM Rainfall Products for February 1998
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W.-K. Tao, S. Lang, W. S. Olson, R.
Meneghini, S. Yang, J. Simpson, C. Kummerow, E.
Smith, and J. Halverson
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Journal of Applied Meteorology
Volume 40, Issue 6 (June
2001) pp. 957–982
DOI:
10.1175/1520-0450(2001)040<0957:RVPOLH>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (1.57M) ]
TRMMデータを用いて、潜熱の鉛直分布を推定。地球上の6領域。3次元法(?)と比較してよい一致が見られた。熱帯域では、強い積雲対流に伴う層状雲域で、潜熱のソースとなっている。9/16’9
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A Melting-Layer Model for
Passive/Active Microwave Remote Sensing Applications. Part I: Model
Formulation and Comparison with Observations
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William S. Olson, Peter Bauer, Nicolas F.
Viltard, Daniel E. Johnson, Wei-Kuo Tao, Robert
Meneghini, and Liang Liao
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Journal of Applied Meteorology
Volume 40, Issue 7 (July
2001) pp. 1145–1163
DOI:
10.1175/1520-0450(2001)040<1145:AMLMFP>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (384K) ]
過去にレビューあり
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Combined Cloud–Microwave Radiative
Transfer Modeling of Stratiform Rainfall
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Peter Bauer, A. Khain, A.
Pokrovsky, R. Meneghini, C. Kummerow, F. Marzano, and J. P.
V. Poiares Baptista
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Journal of the Atmospheric Sciences
Volume 57, Issue 8 (April
2000) pp. 1082–1104
DOI:
10.1175/1520-0469(2000)057<1082:CCMRTM>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (495K) ]
融解層より下の雲の放射モデルを作成。
1)
鉛直分解能を上げて、融解粒子を計算。
2)
融解粒子の誘電率について、複数のモデルを評価
3)
数濃度分布を評価
4)
粒子スペクトルを置き換えることによる影響を陽に把握
融解モデルを込んだときの放射モデルの概要。9/16’9
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Global and Local Precipitation
Measurements by Radar
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V. Chandrasekar, R. Meneghini, and I. Zawadzki
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Meteorological Monographs
Volume 30, Issue 52 (August
2003) pp. 215–215
DOI:
10.1175/0065-9401(2003)030<0215:GALPMB>2.0.CO;2
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[
Abstract ]
アブストだけ載っている。
TRMMによって、気象レーダは局地的な観測ツールから、全球的な観測ツールとなった。評価方法の進歩について述べる。9/17’9
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The Shape–Slope Relation in Observed
Gamma Raindrop Size Distributions: Statistical Error or Useful Information?
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Guifu Zhang, J. Vivekanandan, Edward A.
Brandes, Robert Meneghini, and Toshiaki Kozu
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 20, Issue 8 (August
2003) pp. 1106–1119
DOI:
10.1175/1520-0426(2003)020<1106:TSRIOG>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (472K) ]
修正ガンマ分布のμとΛには関係がありそうに見える。これは自然の降雨分布で発生するものか、観測エラーなのかを調べた。数値シミュレーションによって、DSDのノイズ伝播を調べたところ、μとΛには有効な関係がありそうである。この関係を使えば衛星からZDRや減衰量を求める際のエラーを減らすことに利用できる。9/18’9
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A Hybrid Surface Reference Technique
and Its Application to the TRMM Precipitation Radar
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R. Meneghini, J. A. Jones, T.
Iguchi, K. Okamoto, and J. Kwiatkowski
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 21, Issue 11
(November 2004) pp. 1645–1658
DOI: 10.1175/JTECH1664.1
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (970K) ]
トリムの表面参照法の説明。前方へ積み上げる場合と、帰納的に後方からさかのぼる場合で、表面参照法の差は1dB以内である。9/18’9
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Use of Dual-Wavelength Radar for Snow
Parameter Estimates
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Liang Liao, Robert Meneghini, Toshio
Iguchi, and Andrew Detwiler
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 22, Issue 10 (October
2005) pp. 1494–1506
DOI: 10.1175/JTECH1808.1
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (986K) ]
雪の粒径分布を調べるためにXとKa(航空機)、SとX(地上)の2波長によるレーダ観測を用いた。粒径分布はガンマ分布を仮定。地上レーダの観測と航空機による直接観測を比べると、オフセットを考慮してよい一致が見られた。9/24’9
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Combined Radiometer–Radar Microphysical
Profile Estimations with Emphasis on High-Frequency Brightness Temperature
Observations
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Gail M. Skofronick-Jackson, James R.
Wang, Gerald M. Heymsfield, Robbie Hood, Will
Manning, Robert Meneghini, and James A. Weinman
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Journal of Applied Meteorology
Volume 42, Issue 4 (April
2003) pp. 476–487
DOI:
10.1175/1520-0450(2003)042<0476:CRRMPE>2.0.CO;2
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (532K) ]
90Gより周波数の高い波長を使うと(150G)それ以下だけで推定したよりも、氷の量が2倍違ってくる。CAMEX-3のその場での観測と比較すると、回帰的に求めた雪の粒径分布は十分使えるレベルにある。9/25’9
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A Feasibility Study for Simultaneous
Estimates of Water Vapor and Precipitation Parameters Using a
Three-Frequency Radar
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R. Meneghini, L. Liao, and L. Tian
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Journal of Applied Meteorology
Volume 44, Issue 10 (October
2005) pp. 1511–1525
DOI: 10.1175/JAM2302.1
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[
Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (1.01M) ]
3波長のレーダを使って、水蒸気分布を推定する。水蒸気の吸収帯である22.235GHzと上下の波長を使う。中央の波長と下の波長、上の波長と下の波長で差分を取る方法である。降水量と水蒸気量の組み合わせは信号が弱いが、周波数帯の増加とレイリーの近似が効かない範囲が増えるにつれて、増加する。鉛直下向きの水蒸気分布を作成する場合には、地表面からの反射を利用するが、反射波には変動が含まれる。パルス繰り返し数、パルス圧縮、時間空間平均を組み合わせることでエラーは小さくすることができる。アンテナをひとつにすることでシステムのコストと重量を削減できる。9/30’9
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Retrieval of Latent Heating from TRMM
Measurements
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W.-K. Tao, E. A. Smith, R. F.
Adler, Z. S. Haddad, A. Y. Hou, T. Iguchi, R.
Kakar, T. N. Krishnamurti, C. D. Kummerow, S. Lang,
R. Meneghini, K. Nakamura, T. Nakazawa, K. Okamoto,
W. S. Olson, S. Satoh, S. Shige, J. Simpson, Y.
Takayabu, G. J. Tripoli, and S. Yang
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Bulletin of the American Meteorological
Society
Volume 87, Issue 11
(November 2006) pp. 1555–1572
DOI: 10.1175/BAMS-87-11-1555
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[
Abstract ] [ PDF (2.65M) ]
TRMMを利用して、降水粒子の相変化を監視。そこから、潜熱の鉛直分布を回帰的に求める。9/30’9
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On the Equivalence of Dual-Wavelength
and Dual-Polarization Equations for Estimation of the Raindrop Size
Distribution
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Robert Meneghini and Liang Liao
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
Volume 24, Issue 5 (May
2007) pp. 806–820
DOI: 10.1175/JTECH2005.1
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Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (1.22M) ]
航空機搭載型のレーダでは10G程度の波長帯を使うので減衰補正は重要。
地上レーダもレンジが長いので5Gより大きい周波数を使う場合、減衰補正は重要。
二重偏波レーダは偏波パラメータと粒径の関係を利用しているが、2波長使って短いほうで非レイリー域の散乱を信用すると、減衰があることが分かる。
減衰補正法には2つあって、kZ関係(減衰係数と反射因子の関係)を用いるものと、粒径分布から減衰量を積み上げるものである。2波長二重偏波レーダでkZ関係法・積分法を利用する場合について述べる。両者の違いをXバンドの二重偏波レーダの観測を再現計算することで比較する10/6’9。
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Validation of TRMM Precipitation Radar
through Comparison of Its Multiyear Measurements with Ground-Based Radar
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Liang Liao and Robert Meneghini
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Journal of Applied Meteorology and
Climatology
Volume 48, Issue 4 (April 2009)
pp. 804–817
DOI: 10.1175/2008JAMC1974.1
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Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (2.03M) ]
TRMMデータの検証・10年分。TRMMは過小評価傾向にある。10/7’9
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Measurements and Simulations of
Nadir-Viewing Radar Returns from the Melting Layer at X- and W-Bands
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Liang Liao, Robert Meneghini, Lin
Tian, Gerald M. Heymsfield
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Journal of Applied Meteorology and
Climatology
2009 early online release,
posted July 2009
DOI: 10.1175/2009JAMC2033.1
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Abstract ] [ PDF (17.21M) ]
航空機に搭載されたXとWのドップラーレーダによる融解層観測と再現計算の比較。CRYSTAL-FACE強化観測によって実施。EDOP−X帯、CRS-W帯。
融解モデルは融解層を同心球で表現。有効誘電率は共役傾度フーリエ変換によって求め、融解粒子の液体の水の割合を粒径の関数として計算。X帯のブライトバンドは非常によく再現されており、W帯の結果もバイアスがあるが良くあっている。W帯のバイアスは雲水と水蒸気の減衰で説明できる。ここで開発した融解層モデルはTRMM,GPMに十分活用可能である。10/7’8
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