結果の出力

 今度はGMTの出力データの種類について説明します.GMTの出力データは大きく6つのカテゴリに分けられます:

  1. PostScriptプロットファイル
     
  2. データテーブル
     
  3. グリッドデータ
     
  4. 統計データとその要約
     
  5. 警告とエラー表示(これはstderrに書き出されます)
     
  6. Exitステータス(正常終了なら0,そうでなければ0以外)
     

注意:GMTは各コマンド共通オプションについては,過去どんなオプションが使われたのかというヒストリーファイルを持っていて,それを自動的に作成・更新します.このファイルは.gmtcommandsで,GMTを実行したディレクトリ毎に作成されます.GMTを使い始めたときにはいろいろ分かりにくい点や一見理解不能な動作に出会うことがありますが,それは図 1.1の関係を正しく理解していないために起こることが多いのです.

Original Text by Dr. Paul Wessel
Translated by AGATASHI.