2008年2月29日
公開 |
東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 教授 沖 大幹、准教授 鼎 信次郎 |
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次報告書(AR4)が 2007年に相次いで報告されました。 政策決定者向けサマリー(SPM)や技術的サマリー(TS)等については 担当各省庁により和訳が公表されていますが、 レポート本体の和訳は必ずしもないようです。 そこで、沖が第2作業部会(WGII)の第3章(Chapter3)にlead authorとして 携わったこともあり、東京大学工学部社会基盤学科の 2007年度冬学期「少人数セミナー」において和訳を敢行しました。 参加者は次の通りです。
Kundzewicz, Z.W., L.J. Mata, N.W. Arnell, P. Doll, P. Kabat, B. Jimenez, K.A. Miller, T. Oki, Z. Sen and I.A. Shiklomanov, 2007: Freshwater resources and their management. Climate Change 2007: Impacts, Adaptation and Vulnerability. Contribution of Working Group II to the Fourth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change, M.L. Parry, O.F. Canziani, J.P. Palutikof, P.J. van der Linden and C.E. Hanson, Eds., Cambridge University Press, Cambridge, UK, 173-210.と引用することとなっています。
新田 友子、山崎 大、渡部 哲史、赤井 朋子、新井 裕子、安藤 達也、 西嶋 宏介、丹波 聖泰、中村 晋一郎、蛭間 芳樹、三國谷 隆伸 訳、 鼎 信次郎、沖 大幹 監訳、2008: "気候変動2007: 影響、適応、及び脆弱性"、 IPCC 第4次評価報告書に対する第2作業部会からの提案、 第3章 淡水資源とその管理、 東京大学生産技術研究所 2008年2月29日づけ和訳。という風にご紹介いただけますと幸いです。
この訳に関しては、次のような方針をとりました。
なお、 この翻訳とその公開は環境省地球環境研究総合推進費 S-5「地球温暖化に係る政策支援と普及啓発のための 気候変動シナリオに関する総合的研究」 (愛称「気候シナリオ『実感』プロジェクト」)の成果です。
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