ILSの境界条件を作成する
    Make bnds. of ILS
    Top > Products > 回転楕円体格子変換内挿テーブル生成パッケージ > v02.02.01 > 応用
    おおまかな流れ
    Step 1. 入力データを用意する Step 2. 設定ファイルを編集する Step 3. 各スクリプトを実行する
    Step 1. 入力データを用意する
    CaMa-Floodのデータ nextxyファイル  CaMa-Floodのパッケージにnextxy.binという名前で入っています. catmxyファイル  同じくCaMa-Floodのパッケージに,catmxy.binあるいは1min.catmxy.binなどの名前で流域形状格子を定義する高解像度のデータが入っていると思います.  1min (1分つまり1/60°) 解像度のものを使うのが一般的ですが,モデル解像度が高い場合はそれに応じて高解像度のラスターデータを用いるのが良いです.  見つからない場合,あるいはパッケージに入っているものより高解像度のデータが必要な場合は山崎先生に問い合わせてみてください.  ・nextxyファイル  ・catmxyファイル  データはCaMa-Floodのバージョンや計算領域により異なるので,目的に応じて用意してください.  catmxyファイルがパッケージに含まれていない場合は山崎先生に問い合わせてみてください. ILS版MATSIROの境界条件作成に用いる各種観測データ  ・GLCNMO  ・JRA55  ・GTOPO30  ・HWSD  ・ISLSCP1  ・MODIS  いずれも芳村研サーバーisotope3にあります.  MODISは格子系が特殊なため格子の座標のデータも必要ですが,こちらも他のデータと同様isotope3にあるのでそれを使います.
    Step 2. 設定ファイルを編集する
     SPRINGのソースコードはコンパイル済みとします.  SPRINGのディレクトリの絶対パスを${DIR_SPRING}とします. (1) ディレクトリをコピーする  ${DIR_SPRING}/run/ILS_bnd に移動し,サンプルディレクトリをコピーしてください.コピー先のディレクトリ名を${runName}とします. (2) 設定ファイルを編集する  コピーしたディレクトリの中のscript内に移動し,設定ファイルconf.jsonを編集します.  多くの変数は編集の必要は無いと思います.編集する必要がある(可能性がある)のは主に以下の変数です. > CaMa-Flood  > dir   "CaMa-Flood"内のファイルの親ディレクトリ  > nx_raster, ny_raster   ラスターの数  > nx_grid, ny_grid   グリッドの数  > fin_nextxy, fin_catmxy   nextxyファイル, catmxyファイルの情報 > GLCNMO, GTOPO30, HWSD, ISLSCP1, JRA55, MODIS  > dir   各入力データの親ディレクトリ
    Step 3. スクリプトを実行する
     Pythonスクリプトを順に実行してください. s01_make_cmf_mat.py s02_make_rt.py [-d dataName] [-l landType] [-t tileName]  スクリプト自体には並列処理の機能は備わっていません.並列処理を行いたい場合,引数でデータやタイルを指定する機能を利用してください.  -dで入力データ(GLCNMO, MODISなど),-lで陸面タイプ(river|noriv),-tでタイル名を指定可能です.例えばGLCNMOのタイルE130N40とMATSIROのriver陸面(河道有り陸面)との内挿テーブルを作成するコマンドは以下のとおりです.