日本気象学会2001年秋季大会(岐阜)+下呂温泉GAME-T会合

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まとめ


目次


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10月10日(水)

例によって前日は、夕方遅くまで原稿書きに時間を取られ、 ようやく発表準備に取り掛かったのが夜になってから。 昼間買っておいた寿司折りで夕食はきちんととり、 トナー切れと戦いつつ シンポジウムでの発表、研究セッションでの発表、 学会後の下呂温泉のハンドアウトの準備をした。 研究室を出たのが午前2時過ぎ。 帰宅後荷造りをして、なんとか3時30分過ぎには就寝。

家を7:30に出て、渋谷経由で東京駅へ。 もうあと少し遅かったら、ラッシュで、 荷物が多いと乗れないところである。 乗る列車の発車10分前に着席。ほぼ満席。アナウンスでは、 のぞみをご利用下さい、と言っていた。すごい話だ。 家から持参の食糧や途中で購入したおにぎりを食べ、 少しうとうとしているうちに名古屋に到着。 名古屋から岐阜についてみたら、仲江川氏や、 篠田氏が同じ電車に乗っていた模様。 バスの待ち合わせ場所には廣田会長もいらした。 しかし、一旦宿へ行って荷物を置くことにした。

駅からは5分、と聞いていたのに、地図上の距離感を間違えて、 雨の中だいぶ遠くまであるいてしまった。時間もロスし、 へとへとになりつつ宿に到着。 荷物を預けて、会場へ向かう。 近くのバス乗り場へ行き、 わりとすぐにバスが来てメモリアルセンターへ。 でも、ここではなく、歩道橋が補修中のところを右往左往して、 ようやく学会会場の未来会館へ。 事前申し込みでスムーズに手続きは済んだ。

昼過ぎについて、田中先生の地球環境問題委員会の会合へ。 活動の一貫として、各委員の地球環境問題に対する興味、 取り組みをとりまとめて天気に掲載する、という以外に、 来年の春の学会で、 「気象学における地球環境問題」という専門分科会を開催しては、 ということになった。その他、座談会を開き、 小冊子にして出版しよう、という案も出ていた。

午後のセッションはまじめに聞いた。 大楽、鼎、平林発見。樫田はメソの方か。 テーマは気候だが、 安成学派が主流を占め、偉いものだなぁ、と思って聞いていた。 梅雨日数が20世紀後半になって急に増加傾向に転じている、 という水越先生の発表は、データの一貫性等が大丈夫ならば、 なかなか衝撃的な研究成果であった。

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ポスターセッションの紹介。 平林さんはOHPスライドを持ってくるのを忘れたそうであった。 しかし、予稿集を手に、落ち着いて説明していた。 大楽さん、鼎さんはいつも通り大丈夫。 ポスターセッションは非常に混雑。うちの鼎、大楽、平林は、 小さい(溢れた)方の部屋で少し可愛そうだったが、 それぞれ集客力が高く、近づけない状態がずっと続いていた。 立派なものである。鼎氏のポスターのキャッチコピーもなかなか冴えてた。 篠田さんが、サハラの土壌水分データを使ってもらえる様にするから、 とおっしゃってくださった。1995年から測り続けていらっしゃるそうだ。 ぐるっとまわるうち、顔見知りのみなさんと挨拶。 樫田君も、ちゃんと大雨のトレンドのポスターを聞いたり、 一応勉強しているようだった。 一階ロビーで文書整理をしてポスターセッションが落ち着くのを待つ。

いろいろあったが、結局、鼎、平林、樫田、我々に江守氏と仲江川氏で、 小島君の先導で飲みに出かける。大楽氏は若手会に参入。 手羽先のおいしい店、というのが開いていなくて、 炭火焼きの店に。狭いながらも串カツや地鶏のたたき等がおいしかった。 岐阜駅前付近が寂れてしまってさびしい、と、 小島君はちょっと悲しそうだった。 ビールをがんがん飲み、久しぶりに良い気分になった。 宿に戻り、前後不覚に就寝。23時過ぎであったか?


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10月11日(木)

久しぶりに朝ゆっくり寝て、10時起床。 ドーナッツとコーヒーを買いに出かけると、 他の部屋はすでに清掃していて、 みんなまじめに出かけたことがわかる。 僕は部屋で、午後のシンポジウムの発表準備。 やはり気合いを込めて準備しないと、 聞く方に申し訳ない。

昼は手打ちうどん屋へ。味噌煮込みうどん親子、をご飯と共に食べる。 見た目ほどくどくなくておいしい。 メニューを眺めていたら、「てんころうどん」とか、 「うどんころ」とかがあった。相席のおじさんが食べているのをみたら、 どうも冷やしうどんらしい。もしかすると、"cool"がなまって「ころ」 になったのではないだろうか。「そばころ」もある。わからなかったのは、 「ばんさん」とか、「時次郎」。 志の田丼は親子丼の鶏肉の代りに揚げが入ったものだろう。 木の葉丼ならかまぼこ。

会場に行って気合いを入れる。 表彰や、記念講演を聞き、同じ舞台で同じ長さの時間、 話す機会があってありがたいなぁ、等と思う。 で、いよいよシンポジウム。 気象解析・シミュレーション3件は良いとして、 防災研河田先生の話は被ってたらどうしよう、と少し不安だったが、 全然知らないだけあって、水文や土木の方ではなく、社会情報系らしくて、 災害被害調査等に力点があって大丈夫そうだ、と落ち着いた。

緊張しつつ話させてもらう。今回のために調べた話ではあるが、 高橋学派の不肖の孫弟子としては、 やはり濃尾平野の治水と利水400年の歴史から説き起こして説明したかった。 後での評判を聞くと、名古屋市中央部を取り囲むように庄内川、新川、 そして大きく木曾川が流れているのを、東西逆にすると、 荒川、江戸川、そして利根川、 という風に江戸を守るように並ぶ河川群との対比がわかりやすかった様だ。 そして、歴史的に守るべき地域があり、 優先順位が暗黙のうちに設定されてきていること、 今回の様な想定を越えた豪雨に対しては、 全ての土地を守ることはできないこと、 等が多くの方にちゃんと伝わった様でよかった。 放水路としては珍しく自流域を持ち、かつ、 洪水時には庄内川の流量も受け持たせられる、というのは、 「まるで僕(最近の若手研究者)みたいですね」と言えばうけたのに、 と中島先生に言われた。わかってもらっているではないか! 真鍋先生が質問してくださって、 洪水保険が日本でどの程度実用化されそうか、という話であった。 暖かいお心遣い、感謝、である。

懇親会に突入。みなさんシンポジウムでの話を誉めてくれる。 ある意味では、身近だが、あまり考えたことがなかった話なので、 素直に楽しんでもらえたのだろう。 僕が普段から研究している内容ではないことはわかってくれていて、 「沖さんならあれ、1時間で話す準備したんでしょ」とまで言われたりもしたが、 あそこまでまとめるのにどれだけ大変だったか! まあ、苦労がにじみ出ないのは損な気もするが、 そういう芸風なのかもしれない。 しかし、ますます、工学系、というレッテルを貼られ、 研究内容が気象ではない、という分類にされてしまいそうで、 もしそうなったらあまり気持良くはない。

せっかくなので平林さんを真鍋先生に紹介しようとしたら、 鼎さんともどもさっさとフケていた。 樫田君が一人で路頭に迷っているのを拾いに行ったらしい。 真鍋先生は、フロンティアに来て4年で12本の論文を書き、 研究ペースはまったく落ちていない、とのことであった。 この40年間、GFDLでずっとサポートしてもらい、 10人のグループを運営するのに毎年3億円、合計120億円投資してもらった、 その分の成果はあげたと思う、とのことであった。 General Circulationという名前はずっと昔からあったが、 GCMに放射や陸面、水循環を入れたのはご自身の功績だ、とおっしゃっていた。 また、住先生とお話の際には、小泉が倒れたら日本はいっきに信用を失い、 債務不履行状態に陥る恐れがある、ともおっしゃっていた。 フロンティアを引退されるのは、「私ももう70ですから」とのことである。

日本の研究者はなんだか知らないけれど忙しすぎる
ともおっしゃっていた。 いろいろおっしゃりたいことがあっても、 なかなか言えないこともおありの様であった。

谷本君、渡部君の受賞記念パーティへ。 木本さん等とも話ができ、わいわい騒げて良かった。 さらに居酒屋へ行き、しみじみ話す。谷本君はすでにつぶれかけ。 中島先生、山中先生はその後さらに出かけた様であったが、 我々は里村先生と共に駅の方へ歩いて戻り、休む。午前1時過ぎ。 疲れたが、好評だったのでほっとして嬉しかった。 苦労の甲斐があったというものである。


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10月12日(金)

チェックアウト10時。駅のロッカーに荷物を置いて、 バスで会場へ行こうとするが、 僕も岐阜城からの眺めを見たいなぁ、 と思い、岐阜公園で途中下車して上に登る。 涼しい風も吹き渡り、天守閣からの眺めは絶景。 神沢さん、木村先生、新野先生、高橋先生、北畠さん等とも会う。

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昼食をとってから会場へ。また発表の準備。心の準備。 セッションにもまじめに出て、聞きたいことがあったり、 質問が出なかったりしたら質問もしたりした。 モデルの改良は大変そうだが、 どうせなら、それに関わって頑張るのが、 ここしばらくは良いような気もする。

Z-R関係のパラメータ、Marshall and Palmer(1948)に関する話。 聴衆も多く、みんな興味をもって聞いてくれて手ごたえもあり、 発表して良かった、と思った。 研究室に電話して、生駒さんの飛行機の発券に関して連絡。 セッションがすべて終わってからタクシーで岐阜駅へ。 市内方向は渋滞していて、 指定席をとっていた列車の出発4分前位に岐阜駅到着。 ロッカーから荷物を取り出し、ホームへかけ上ってなんとか間に合う。

下呂からKKRの車で宿へ。飛駄牛のほう葉焼きもついた夕食の後、 温泉へ。そうこうしているうちにメンバーも集まり、 懇親会部屋へ。何人か風呂から上がってくるのが遅く、 会合としての(?)自己紹介が始まったのは23時を回ってからであった。

モンスーンの話もさることながら、僕がいけなかったのだが、 プロジェクトとは何か、とか、 社会への貢献とサイエンス、とか、 データマネージメント等をする人の評価、とか、 勉強させてもらおうと思って、という態度は悪い、 とか、そういう話で案外喧々諤々になった。 現象の理解はうちむきだが、現象の記述、 というのは他人と理解を共有する姿勢がみえて良いのでは、 と思った。 一通り回って、議論したら2時30分を過ぎていた。 明日のこともあるので、そそくさと就寝。


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10月13日(土)

朝、外が明るくなるに連れて目が覚める。 7時過ぎに温泉へ入浴。 あがって少しほてりを覚ましてから朝食。 胃が重いということはないが、元気バリバリ、ではない。 身支度を整えてロビーに集まり、温泉会館へ移動。

参加者: 仲江川、平林、荻野、前坂、松本、立花、大野、東、大楽、浜田、 鼎、木口、藤原、高橋、里村、蔵治、菊地、鎌田、野津、村田、岡本、 上明戸、横井、大澤、大手、沖。安成先生はお忙しいのか電話参加(?)。

[9:00] 荻野氏開始。趣旨説明。本日の予定お知らせ。

[9:25] 松本先生


Break: 10分休憩。お茶。昨晩のおやつの余りをぽりぽり。


[10:55] 木口君

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[12:10] 昼食。その前に集合写真。 飛駄川のごろごろ石が転がっているのを眺めに行ったりする。 温泉会館の入り口には温泉の泉(?)が設置されていた。 お弁当を食べて、少し散歩して再びセッション。 次回は、2002年1月10日に京都嵐山(?)で。


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[13:10] 大野さん

[13:40] 蔵治さん

[14:15] 立花さん

[15:20] 荻野さん、一旦締め。支払い等。

[15:40] 里村先生。科研の話。

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16:30前に終了。会場を片付け、駅へ。飛駄川河川敷には、 野天温泉が設置されていて、のんびり入っている人々がいた。 みどりの窓口がひとつしか開いていなくて、 人が並んで大変。でも、みんな一応切符も買えた様だ。 17時過ぎの特急ひだに乗って名古屋へ。 大手さんと隣に座ってそれぞれ携帯メールを送ったり、 だべって過ごす。

のぞみに乗り換えて東京へ。 PCで音楽を聞いていたらあっという間に到着。 途中多少はうとうとしたかも知れない。 さっさと山手線に乗って、21時過ぎには帰宅。 この旅も無事終了。

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(Last updated at Sunday, 14-Oct-2001 16:43:46 JST, by 沖 大幹 [HOME] )