真鍋 淑郎 博士 さよなら講演会、2001年10月

[World Trip]世界水循環見て歩きへ戻る
[Essay] 駄文リストへ戻る [HOME] 沖 大幹のホームページへ戻る

まとめ


Jump to: [INDEX]

10月26日(金)

『気候変動研究の問題点とその突破口』

---真鍋 淑郎 博士 さよなら講演会---

Cliamte Research: Breaking through Difficulties -

Dr. Syukuro Manabe's Farewell Lecture and Interview

睡眠時間2時間。 このご時世に海外へ出かける家族を見送りに早朝の渋谷へ。 1時間以上余るけれど、また帰宅するのも面倒くさかったので、 スタバオーレを買ってバスで東京プリンスへ。 8時前についてしまった。PCで音楽を聞きつつ新聞を丁寧に読む。 8時30分にはフロンティア事務方が朝礼をして、 9時過ぎにぽつぽつと人が来はじめたので、僕も受付を済ませて中へ。 招待席の直後の列で、どこが見易いかを検討し、席取り。 徐々に来て、研究室の面々も早い時間に集合。 熱心組は僕の隣で前に陣取る。 少しシャイなM1は後ろの方に固まっていたが、 必ずしも知識がないだろうし、どうせ聞くなら、 ある程度基礎知識があった方がおもしろいだろうと思って、 おせっかいながら後方にM1を集めてインスタント説明会。 配布資料の真鍋先生の論文の図表をさっとさらった。 会場はかなり一杯になり盛況。

10時に開会。 NASDA理事長等の挨拶。 ロケットを作って上げたり、通信衛星を運用したりするだけでなく、 地球観測は非常に大事なミッションだ、と力説。 こういうちゃんと理解のある方がトップにいるのなら、 NASDAの地球観測分野も大丈夫そうで少し安心した。 松野先生から、真鍋先生の経歴、フロンティアでの経緯等の紹介。

午前中は、真鍋先生の学術講演。 2時間の枠で、どうなるか、と思っていたが、 最初の1時間余りが講演。1時間の質疑。 講演の方は、モデルの紹介、長期run、時間変動特性、海洋変動との関連、 温暖化実験の話等、ある意味で真鍋先生のご研究の集大成。 しかし、古気候や各種個々の数値実験のトピック等はだいぶ省かれていた。

質疑では、地球の自転と公転の話から始める電波系(?)の人が結局は 地形の考慮について尋ねたり、おそらくはその道の有名人である方が、 温暖化の社会的側面について研究が足りない、と食い付いたりしていた。 気候変動研究の部分に関し海の話が多かったので、 陸地についてはどうですか、という質問をしておいた。 土壌水分の話はさっとしてくださったが、雪氷の話は出てこなかった。 河川流出と気候、等はやはりこれからのカルトなトピックだろうか。


Lunch: 12:30に終了し、1.5時間昼食。うちの子供達や江守氏等と、 大門・浜松町方面へだらだらと歩き、楓林(?)で中華ランチ。 今日は特に頭を使う仕事もないから、と少し喉も潤す。 朝の松野先生の挨拶で、 「環境研の若きエース」と紹介されていたのがこの江守さんだよ、 とうちの若者に紹介した。また歩いて戻る。 席は入れ替え制だったが、前の方に座る人は少なく、 また招待者席の直後に陣取ることができた。



Break: コーヒーやオレンジジュースが振る舞われた。 本谷さんと若干打ち合わせ。 思ったよりもいろいろ知り合いの方が大勢いらしていた。



質疑では、 もっと日本の学術体制やフロンティアに対する不満を期待して聞きに来た方から 挑発的な質問が出たが、真鍋先生は上手に受け流して答えられていた。 對馬さんからの質問には非常に好意的に明日への希望を話された様に思う。 時間もかなり押していたので、終了。


懇親会。参加費3,000円では到底飲み食いできそうにない量と質。 若者も来たら良かったのに、と思うが、年長者が一杯だと辛いのかも知れない。 生ビールが冷えていてとてもおいしい。 輸入牛肉のステーキは、当初は人も並んでいたが後は閑古鳥が鳴いていて、 人気がなかった。狂牛病恐るべし。 法蓮草のおひたしといったお総菜が並んでいるのも良かった。 秋庭さんと最近の状況についていろいろ話をした。 また、今日の講演会の裏であった、 気象学会と気象庁とのリアルタイムデータの学術利用に関する会議について、 田中博先生と林祥介さんから話を聞いた。 ケーキ類もおいしく、つい食べすぎてしまった。 地球研の人事関係の話も外から聞こえてきて、ややショック。 めげていたら、鈴木力英さんが気を使ってくださった。申し訳ない。


さらに安成、江守、本谷等と2次会。久しぶりの浜松町。 でも、お腹はいっぱい。途中から江守氏の目が座ってきて、 本谷氏に絡む。「地球シミュレータをちゃんと動かす責任があるでしょ」 そう言えば、木本さんも懇親会で同じようなことをおっしゃっていた。 今日の真鍋先生の話や、彼らの態度を見ていると、 僕も真剣に地球シミュレータをきちんと利用して気候変動や地球温暖化、 そしてその水資源への応用について研究しなければ、 という気になってきた。睡眠時間が足りなかったのが効いてきて、 ふらふらになりつつ帰宅。 でも、今日はいろいろ考えられたし、なかなか有意義であった。


Back to: [INDEX] [10 25]

[World Trip]世界水循環見て歩きへ戻る
[Essay] 駄文リストへ戻る
このページには、 年 月に 回のアクセスがありました。

(Last updated at Sunday, 11-Nov-2001 18:40:15 JST, by 沖 大幹 [HOME] )