被災地のようす(善福寺川、神田川周辺)


橋に流れてきた草がひっかかっていて、水位が橋の高さまで達したことを物語っている。その高さは天端高さとほぼ等しく越水が発生したとみられる。


排水口より水位があがると、川の水が排水路内に進入、逆流するようになり堤内地からの排水が困難になる。内水氾濫の原因の一つ。


川側に弁がついていて、堤内地から堤外地方向にのみ排水できるようになっている。しかし、これもこの位置より川の水位が上昇すると、排水が困難になり、堤内地に水が堪り始める。ひっかかっている落ち葉はこの排水口を通って、排水が行われたことをしめしている。


あちらこちらで水の侵入を防ぐために土嚢を積んでいる様子がみられた。


地下には大量の水が流れ込んでいた。右の写真では排水作業の結果水位が多少下がっているがまだまだ時間がかかるということだった。地下室の浸水被害は都市型水害の特徴のひとつ。


建設会社や消防がでて排水作業をあちらこちらで行っていた。しかしポンプ能力に対し浸水している水の量が多く、排水し終わるまでに時間がかかるというお話が多かった。


水圧で曲がってしまったシャッター。水の力の大きさがよくわかる(左)。 自販機が故障し商品が落ちてきている(右)。


水に濡れて使い物にならなくなった家財道具や畳が大量のごみと化していた。