神田川(中野富士見町駅周辺)
9月5日11時頃調査

地図(マピオンへリンク)
土地条件図(地図右中・弥生町5丁目付近)


和田1丁目6(和田見橋付近)で車庫の掃除をしていた男性のお話

「昨日の大雨で1階部分の車庫が約90cm浸水した。車は外に出しておいた。前回浸水被害にあったのは25年前、そのときは2m近く浸水した。」
*神田川は路面から1m50cmくらいの高さまで堤防がある。


某コーポの家主の男性のお話
「地下は完全に水没した。今はポンプで溜まった水をくみ出してもらっている。ビルは停電している。」


中野富士見町駅の駅員さんのお話

「浸水被害はなかった。」
*駅の入口は止水板が設置できるようになっていた。駅の案内板によると、車両基地が浸水したもよう。


佼成病院付近の商店の男性のお話
「大雨になると南側の富士高校のある高台から水が流れ込む。家の前の道路はすぐに冠水するが、車がエンストを恐れて飛ばすので大波が住宅に押し寄せる。大雨が降ったときにちゃんと車を止めてくれれば、こんなことにはならない。エンジニアや行政官は現場を見て適切に設計・対応して欲しい。机上の空論はけしからん」
*病院は玄関が90cmくらい高くなっていた。

 

善福寺川(上荻周辺)
神明橋付近。9月5日13時頃

地図(マピオンへリンク)
土地条件図(地図右上・変電所のある付近)


女性のお話
「下水が溢れることがあるが、善福寺川が溢れることはなかった。昨日は下水と川から両方から水が迫ってきた。」


住居の半地下部分を掃除中の女性のお話
「半地下は物置代わりに使っていた。ポンプを設置していたが、電源部分に浸水して動かなくなる。今日は消防に頼むと排水してくれる。」


善福寺川沿いの商店のご夫婦
「家を建てるときに洪水対策として基礎を路面から50cm上げていたが、今回は店の床上50cmまで水が来た。居住部の床はさらに20cm上げていたが、それも超えてしまった。ここまで水がきたのは三十年以上住んでいて初めてだ。昨日は時間112mm/hour降った。昨年は50mm/hour降り、水位は45cmまで上がった。(基礎より5cm低いところまで水が来た。)右隣の家は160cm嵩上げしたから無事だった。しかし商売柄、一階で営業をせざるを得ない。左隣のアパートは基礎の嵩上げがなかったので一階はひどく浸水したようだ。この地域はハザードマップで浸水域に指定されていない。だから行政の対応も悪い。昨日はサイレンもなかったし、今日もまだ消毒に来てくれない。土木課は浸水の危険を知っているようだが、(浸水危険域に指定されていないと)他の課は対応してくれない。下水道は合流式になっている。経験上30mm/hourの雨が20分も降ると下水からの水が川に流れ込む。」
*東京新聞にハザードマップ浸水指定区域外における浸水発生に関する記事あり
*読売新聞は社説で指摘