~~NOTOC~~ ======= 卒業研究について ======= ===== 指導方針 ===== * 卒論テーマは相談のうえ決めます。できる限り学生の希望に沿ったものにします。興味を持てないことをやるのはしんどいです。 * なので岡崎が詳しくない卒論テーマも選択可能です。 * 卒論テーマを岡崎が決めることもあるかもしれません。その場合には、興味を持ってもらえるよう、しっかりと意義を説明します。約束。 * 研究テーマ例は本ページ下を参照。 * 研究は、岡崎と議論しながら、自主的に進めてもらいます。 * 岡崎は、答えを知っている「先生」ではなく、一緒に答えを探す「伴走者」です。 * なのでアレコレ細かく指導することはありません。自ら調べ進めてください。調べてわかったことは是非教えてください。大学教員とはいえ、知らないことだらけです。 * もちろん、岡崎が持っている知識や経験も惜しみなくシェアします。 ------------------------- ===== 研究ツール ===== 研究は、基本的に数値モデル・計算機を用いて行います。スパコンも使います。以下の知識・経験があることが望ましいですが、必須ではありません。 === 数値モデル === * Lorenz-96 (Lorenz, 1996) * SPEEDY (Molteni, 2003) * MIROC (Watanabe et al., 2012) * MATSIRO (Takata et al., 2003, Nitta et al.,) * SCALE (Nishizawa et al., 2015; Sato et al., 2015) === プログラミング言語 === 岡崎は、FortranとPythonを解析、描画に使いますが、用を足すものであればなんでも構いません。 * Shell Scripting * Fortran * Python * MPI * OpenMP --------------------------- ===== 卒業論文テーマ案 ===== === 古気候復元 === * データ同化を用いた古気候復元手法の検討(EnKF, PF, 3DVAR) * データ同化を用いた古気候復元における最適な背景誤差共分散の検討 * 気候プロキシがもつ観測誤差推定 * 日本・東北地方における過去千年の高解像度気候復元 * アイスコア等の気候プロキシのモデリング * 気候プロキシを用いた過去千年実験の検証 * 気候モデルエミュレータの開発(新規研究) * 樹木セルロース同位体比のサンプリング・測定・解析(新規研究/石田先生と共同研究予定) === 温暖化影響予測 === * 温暖化時の洪水規模・発生頻度の推計 * 温暖化時のヤマセ発生頻度の推計(新規研究) === 大雨・洪水予測 === * 洪水予測のリードタイム・ボトルネック(新規研究) * 機械学習による大雨・洪水予測手法の開発(新規研究) * 降水レーダー反射強度同化手法の開発 === その他 === * 大気海洋結合系海水温の予測可能性 * ヤマセの予測可能性(新規研究) * Lorenzモデルを用いたデータ同化の理論的研究 * 数理モデルとデータ同化を用いたcovid-19の予測