200903

2009年以降:radar in abstract

 

 

Freezing Drizzle Detection with WSR-88D Radars

Kyoko Ikeda,  Roy M. Rasmussen,  Edward Brandes, and Frank McDonough

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
Volume 48, Issue 1 (January 2009) pp. 41–60
DOI: 10.1175/2008JAMC1939.1

[ Abstract ] [ PDF (5.51M) ]

降水粒子タイプの分類。自動的にドリズルを検出。ファジーを利用。地上観測とよく一致した。

 

 

A 5-yr 40-km-Resolution Global Climatology of Superrefraction for Ground-Based Weather Radars

Philippe Lopez

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
Volume 48, Issue 1 (January 2009) pp. 89–110
DOI: 10.1175/2008JAMC1961.1

[ Abstract ] [ PDF (12.30M) ]

Superrefraction?超伝播?trapping-layer

レーダビームは水平に伝播するが、温度傾度・湿度傾度がきついと地面にトラップされる。

ECMWF54kmデータで、レーダ電波の伝播特性を調べた。これによって、異常エコーの発生出現を評価した。

 

 

Radar Coherent Backscatter from Spatial Structures in a Rain Shower

A. R. Jameson, A. B. Kostinski

Journal of the Atmospheric Sciences  
2008 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JAS2986.1

[ Abstract ]

<位相レーダでは何か特殊な構造が見えるのか?位相がそろって返ってくる信号。>

見ている大きさが、4×10^7立方mくらいで、位相を観測するレーダで、何か構造が見えた。風とともに移動することがわかった。

今回は、擾乱の影響を避けるため上空で観測した。以下の特徴がある。

(1)統計的に空間構造が見えてくる

(2)かぜに沿って動く、くしのような構造である。

(3)この構造が、レーダにより位相がそろった信号として観測される。信号の強度は変化する。

 

今回のデータにより、地上から十分はなれたところで、「?位相の揺らぎ」が存在することが確認された。観測者にとって、この揺らぎが、現実に重要かどうかは、観測の個別の状況と目的に依存する。しかし、できるだけ定量観測が望まれるときには、反射強度に、部分的に同位相によるものがあるということを考え、注意することが必要であろう。3/14’9

 

 

A COMBINED WIND PROFILER AND POLARIMETRIC WEATHER RADAR METHOD FOR THE INVESTIGATION OF PRECIPITATION AND VERTICAL VELOCITIES

Michihiro S. Teshiba, Phillip B. Chilson, Alexander V. Ryzhkov, Terry J. Schuur, Robert D. Palmer

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2008 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JTECHA1102.1

[ Abstract ] [ PDF (9.40M) ]

レーダとウインドプロファイラを組み合わせて鉛直流を観測。

2007311日のオクラハマのデータを解析。層状性の雲は、終端速度と粒径分布の関係はよい一致を示した。対流性の場合は、鉛直流が粒径分布とドップラ速度に影響を与えた。Z,Zdr,偏波交差相関から雲物理的特徴が見える。鉛直運動がレーダ・プロファイラの組み合わせで評価可能である。3/3’9

 

 

A Field Study of Reflectivity and Z-R Relations using Vertically Pointing Radars and Disdrometers

Ali Tokay, Peter Hartmann, Alessandro Battaglia, Kenneth S. Gage, Wallace L. Clark, Christopher R. Williams

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2008 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JTECHA1163.1

[ Abstract ] [ PDF (3.72M) ]

2波長の鉛直レーダを用いた雨量推定手法の評価。

Sは直接反射強度因子を観測、Kは減衰補正をした値であるが、SKの値は、レンジをそろえると、よく合っている。レーダとディスドロの比較よりもよく一致する。これは、レーダのサンプリング体積と、ディスドロの観測幅による。ただし、ディスドロ同士の比較はさらに一致しないので、レーダのサンプル体積が大きいことに加えて、それがよく一致している、ということが重要な役割を果たしているとわかる。期待されるように、高度が上がると、ディスドロとレーダの反射強度因子の違いが大きくなってくる。これがZ-R関係式の誤差要因となっている

最適な雨滴定数をレーダとディスドロの比較で求めた。得られる定数は、評価手法に敏感であった。雨が上空にある効果を0から4分までの時間ずれで考慮した。上空400mまでは時間ずれ無し、400mより上では1分の時間ずれを考慮すると、RMSDが小さくなる。ただし、雨滴定数そのものは時間を遅れを考慮した場合としない場合で違いが無い。3/5’9

 

 

Weather Radar Ground Clutter, Part II: Real Time Identification and Filtering

J.C. Hubbert, M. Dixon, S. Ellis

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JTECHA1160.1

[ Abstract ] [ PDF (6.74M) ]

クラッタ除去について。これまで、移動速度が無いエコーをクラッタとして除去している。降水の移動速度が遅いところでは、分離が難しい。今回ファジー理論を入れた、グランドクラッタ除去アルゴリズムを開発した。CMD:クラッタ軽減決定、CPS:クラッタ位相といった敷居値を導入した。3/5’9

 

 

Bollène-2002 Experiment: Radar quantitative precipitation estimation in the Cévennes-Vivarais Region (France)

Guy Delrieu, Brice Boudevillain, John Nicol*, Benoît Chapon, Pierre-Emmanuel Kirstetter, Hervé Andrieu, D. Faure

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JAMC1987.1

[ Abstract ] [ PDF (5.60M) ]

領域に適応したレーダデータプロセスを開発。山岳域の水文データとし利用。体積捜査で雨量を観測する。「Nash coefficients」で評価。3/6’9

 

 

Simulation of Coherent Radar Imaging Using Continuous Wave Noise Radar

Jing Xu, M. W. Hoffman, B. L. Cheong, R. D. Palmer

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JTECHA1194.1

[ Abstract ] [ PDF (1.04M) ]

CW雑音レーダ?を開発した。brute-force time-domain simulations?(乱暴な時間再現?)で検証を行った。直交相関係数で検証した。

雨量分布図をCW雑音レーダと現業のレーダで比較し、CW雑音レーダの雨量観測に対する検証を行った。(位相情報を活用して雨量分布を作成する?

 

 

Derivation of a 10-year radar-based climatology of rainfall

Aart Overeem, Iwan Holleman, Adri Buishand

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAMC1954.1

[ Abstract ] [ PDF (7.89M) ]

レーダを用いて、広範囲を時間・空間についてきめ細かく観測することはまだ、達成されていない。だから、レーダの解析・気候値を求めることは今日的な問題(relevant)である。対象は、オランダ全域。10年間。降水継続時間が1,2,4,8,12,24時間。メッシュは2.4km。異なる手法でレーダ雨量を解析した。24時間単位で観測される普通雨量計も用いた。テレメータを使って、キャリブレーション法を開発した。(鉛直分布を調べた。??)3/9’9

 

 

A Method to Estimate Vertically Integrated Amounts of Cloud Ice and Liquid and Mean Rain Rate in Stratiform Precipitation from Radar and Auxiliary Data

Sergey Y. Matrosov

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAMC106.1

[ Abstract ] [ PDF (1.57M) ]

KaW2波長を用いて、雲水量・雲氷量の計算方法をまとめた。大気放射計画によって、実施された。雲水と雨水の分離はミリ波の減衰で行う。ディスドロの観測は、拘束条件として用いる。液体の水の量は相対値で評価できるのでレーダの校正誤差を無効にできる。反射強度因子の絶対値と氷水量の経験式、雲氷量の計算を、実施した。現業のレーダは観測頻度が低いが、融解層高度の検出に用いた。今回検出した結果とも比較している。

雲水量の誤差は34mm/hの層状雲で200-250g/m2(cm3/m2->10/10000mm->1/1000mm)、雲氷の算出精度は、倍半分である。3/12’9

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NASA Cold Land Processes Experiment (CLPX 2002/03): Airborne Remote Sensing

Don Cline,  Simon Yueh,  Bruce Chapman,  Boba Stankov,  Al Gasiewski,  Dallas Masters,  Kelly Elder,  Richard Kelly,  Thomas H. Painter,  Steve Miller,  Steve Katzberg, and Larry Mahrt

Journal of Hydrometeorology  
Volume 10, Issue 1 (February 2009) pp. 338–346
DOI: 10.1175/2008JHM883.1

[ Abstr(11 - 20 of 47 )act ] [ PDF (3.14M) ]

冷たい地面観測実験(2002から2003)で収集した航空機データの整理。地面からの放射データを含む。Kuのレーダも含まれる。偏波情報もある。これらの情報はオンラインで利用可能である。

 

 

A Spatial Analysis of Radar Reflectivity Regions within Hurricane Charley (2004)

Corene J. Matyas

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
Volume 48, Issue 1 (January 2009) pp. 130–142
DOI: 10.1175/2008JAMC1910.1

[ Abstract ] [ PDF (1.29M) ]

35dBZを閾値として強エコー域の特性を調べた。対象は上陸した台風であり、強エコー域が層状域であるか、対流域であるか、その移行期であるかを調べた。GISで地形変換を行った後、35dBZの領域が、対流性の代表である40dBZか、層状域の代表である30dBZとどちらに似ているかを比較した。

台風内部の35dBZ40dBZに類似していた。内部の構造は層状性・対流性というよりメソ構造が見られた。

時間雨量との比較で、事例の32%が10mm/hを超えることがわかった。3/23’9

 

 

 

 

 

Orthogonal Channel Coding for Simultaneous Co- and Cross-Polarization Measurements

V. Chandrasekar and Nitin Bharadwaj

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 1 (January 2009) pp. 45–56
DOI: 10.1175/2008JTECHA1101.1

[ Abstract ] [ PDF (1.52M) ]

2重偏波観測は、ひとつの偏波で送受信を行い、次に、別の偏波で送受信を行うというのが典型的であった。近年は偏波に関する理解が深まったので、同時に2偏波を送受信可能(STARモード;simultaneous transit and receive)となり、ハードが簡単になってきた。

本論文では、コロラド州立大学のレーダにおける、直交偏波同時観測についての概要と偏波パラメータの観測結果をしめす。3/24’9

 

 

“Warm Rain” in the Tropics: Seasonal and Regional Distributions Based on 9 yr of TRMM Data

Chuntao Liu and Edward J. Zipser

Journal of Climate  
Volume 22, Issue 3 (February 2009) pp. 767–779
DOI: 10.1175/2008JCLI2641.1

[ Abstract ] [ PDF (20.64M) ]

9年間のTRMMレーダを用いて、暖かい雨の特徴を整理。

温かい雨のシステムは100km2以下であることが多い。平均の最大Z23dBZであった。海上のエコーの半分、陸上のエコーの2/3は冷たい雲システムに伴っていた。陸上と海上では大きな違いはなかった。3/26’8

 

 

Classification of Convective Areas Using Decision Trees

David John Gagne II, Amy McGovern, Jerry Brotzge

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JTECHA1205.1

[ Abstract ] [ PDF (1.17M) ]

レーダの反射強度の分布から、降雨(ストーム)のタイプを分ける。降雨のタイプと強度に関連があれば、レーダで早期に警戒を出すのに有効となる。タイプわけには、k平均法というのと決定木法の二つを比較した。

k平均法では、セルごとに、「孤立したパルス」「孤立した強度部」「マルチタイプ」が抽出できる。現在CASACollaborative Adaptive Sensing of the Atmosphere)レーダを用いたシステムが、運用可能である。

 

 

Fast k-Nearest-Neighbors Calculation for Interpolation of Radar Reflectivity Field

Feng Gao

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JTECHA1234.1

[ Abstract ] [ PDF (542K) ]

レーダで体積操作を実施した場合に、レーダの観測データがある空間のポイントから、(予報モデルに使えるような)格子点位置を計算するための方法。効率よく計算できる。5/15’9

 

 

An Application of Reflectivity Climatology in Constructing Radar Hybrid Scans over Complex Terrains

Pao-Liang Chang, Pin-Fang Lin, Ben Jong-Dao Jou, Jian Zhang

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JTECHA1162.1

[ Abstract ] [ PDF (8.50M) ]

3年間のレーダ観測から、複雑地形におけるレーダ反射強度因子の気候的特徴を抽出した。4/1’9

気候学的特徴を抽出する際には地形による遮蔽・クラッタを考慮している。

クラッタとか異常伝播を考慮しない標準スキャンと、異常伝播を考慮した非標準スキャンを組み合わせて、雨量精度比較を行っている。地形による遮蔽・クラッタを考慮して、雨量の定量観測精度を高めるためには、Zの気候値は有効である。4/2’9

 

 

Cloud-resolving Hurricane Initialization and Prediction through Assimilation of Doppler Radar Observations with an Ensemble Kalman Filter

Fuqing Zhang, Yonghui Weng, Jason A. Sippel, Zhiyong Meng, Craig H. Bishop

Monthly Weather Review  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009MWR2645.1

[ Abstract ] [ PDF (11.46M) ]

2007年のハンベルト台風を対象として、アンサンブルカルマンフィルタを用いて雲解像度で解析する。2005年の台風シーズン末以降、最初の台風で、アメリカの台風史上もっとも地上に雨を降らせた台風である。EnKFを用いた中層風は、台風のベストトラックにかなり近い。

予報にはアンサンブルのメンバーを用いている。ただし、熱帯低気圧からレベル2の台風までは、決定論的に予報したほうがよい。4/3’9

 

 

 

 

 

 

Effect of rain-gage temporal resolution on the specification of a Z-R relationship

Punpim Puttaraksa Mapiam, Nutchanart Sriwongsitanon, Siriluk Chumchean, Ashish Sharma

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JTECHA1161.1

[ Abstract ] [ PDF (1016K) ]

地上雨量計の時間分解能がZ-R関係に与える影響について議論する。データはシドニー、ブリスベーン(オーストラリア)、バンコク(タイ)

時間スケールをどんどん細かくするとZ-R関係で定数A(おそらくBβのB)が次第に大きくなることがわかった。この関係は解析した複数のデータセットについて、増幅パラメータとして収束できた。このような関係があれば、地上では日雨量しかない地点についても最適なZ-R関係を求めることができる。4/6’9

 

 

 

On How Hot Towers Fuel the Hadley Cell: An Observational and Modeling Study of Line-organized Convection in the Equatorial Trough from TOGA COARE

ALEXANDRE O. FIERRO, JOANNE (MALKUS) SIMPSON, MARGARET A. LEMONE, JERRY M. STRAKA, BRADLEY F. SMULL

Journal of the Atmospheric Sciences  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAS3017.1

[ Abstract ] [ PDF (6.44M) ]

toga-coreの領域で4台のレーダを使って、大気の流れを解析した。4/6’9

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The Spectacular Undular Bore in Iowa on 2 October 2007

Timothy A. Coleman,  Kevin R. Knupp, and Daryl Herzmann

Monthly Weather Review  
Volume 137, Issue 1 (January 2009) pp. 495–503
DOI: 10.1175/2008MWR2518.1

[ Abstract ] [ Full Text ] [ PDF (1.19M) ]

アイオワ州で「波打つ穴」wikiが観測された。レーダの近傍で観測されたので、地上観測の結果も使って構造を報告する。

 

 

Statistical Tests of Taylor's Hypothesis: An Application to Precipitation Fields

Bo Li,  Aditya Murthi,  Kenneth P. Bowman,  Gerald R. North,  Marc G. Genton, and Michael Sherman

Journal of Hydrometeorology  
Volume 10, Issue 1 (February 2009) pp. 254–265
DOI: 10.1175/2008JHM1009.1

[ Abstract ] [ PDF (1.61M) ]

テイラーの仮説:場全体の流速に比べて流速の乱れ成分が小さいことから、ある乱流渦が観測点を通過する間、渦はその構造を変えないとする仮説。テイラーの凍結仮説とも。参照。

4/7’9

共分散:平均からの偏差の積(2変数それぞれの平均からの偏差同士の掛け算)の平均値。ここでは雨が一定の速度vで移動する場合について、場所と時間の共分散を計算している。共分散の場が一定であれば、速度一定でCov(0,τ)Cov(vτ、0)が成り立つ。4/8’9

実際の雨の場で確認した。空間4km時間15分のスケールであれば、THの仮定は成り立つ【?】。それ以上長くなると合わない。単純な相関係数は共分散より、統計の重要性(?)を過大評価する。4/9’8

 

 

Wintertime Supercell Thunderstorms in a Subtropical Environment: A Diagnostic Study

Chung-Chieh Wang,  George Tai-Jen Chen,  Shan-Chien Yang, and Hung-Chi Chou

Monthly Weather Review  
Volume 137, Issue 1 (January 2009) pp. 366–390
DOI: 10.1175/2008MWR2492.1

[Abstract] [Full Text] [PDF(8.60M)]

スーパーセルタイプの降水の研究。20021219日台湾での事例。西・南西風で鉛直シアが6.4×10-3s-1であった。

不安定は中程度(CAPE887J/kg)地上で寒気の後ろに、スーパーセル発達に好都合な環境ができた。上空ジェットがシアを運んできたことによって深いシア層ができた。ストームが形成される前に、日射が山地部を過熱し、局地循環が発生した。海風あるいは斜面上昇流が収束と上昇流を強化した。3つのストームが14時ごろ、北東−南西に走向を持つ山地の頂点から80km内陸で発生した。発生したストームは孤立したスーパーセルへと変化し、それぞれが分裂して複数のセルとなった。4/9’9

 

 

Influence of Ground Clutter Contamination on Polarimetric Radar Parameters

Katja Friedrich,  Urs Germann, and Pierre Tabary

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 2 (February 2009) pp. 251–269
DOI: 10.1175/2008JTECHA1092.1

[ Abstract ] [ PDF (4.00M) ]

クラッタの影響を二重偏波レーダの観測値ZhZdr,Φdp,ρhvについて調べた。対象は3降雨、層状性・対流性を含む。パリの30km南西でCバンドの二重偏波レーダ、仰角は0.8度。

30dbレベルで、クラッタのレベルを再現計算した。

結果として水平偏波はあまりクラッタに効かない。4/10’9

 

 

Weather Radar Ground Clutter, Part I: Identification, Modeling and Simulation

J.C. Hubbert, M. Dixon, S. Ellis, G. Meymaris

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JTECHA1159.1

[ Abstract ] [ PDF (3.22M) ]

レーダで観測されるグランドクラッタを定義するために、クラッタ位相列(CPA)というものを提案する。クラッタ位相列とは、第一義的には、ある位相の中に含まれる位相変動で定義される。CPAは雨とクラッタを分離するのによい。4/14’9

 

 

Radar and profiler analysis of colliding boundaries: A case study

Haldun Karan, Kevin Knupp

Monthly Weather Review  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008MWR2763.1

[ Abstract ] [ PDF (10.05M) ]

前線の力学的構造。移動型の大気レーダで、気団がぶつかりガストが発生する様子をWSR-88DMobile Integrated Profiling System (MIPS)で解析した。

 

 

Passive Microwave Brightness Temperatures as Proxies for Hailstorms

Daniel J. Cecil

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAMC2125.1

[ Abstract ] [ PDF (570K) ]

雹風雨を代表する、放射輝度温度???

レーダの反射強度因子やTBBは雲の活発度の被害を反映する。地上で氷河観測されるときはTBBで非常に低温が(経験的に)観測される。ここでは雹の報告と、3つの波長でのTBBの関係を調べ、雹が観測される閾値をまとめた。

 

 

 

The formation and early evolution of the Greensburg, Kansas tornadic supercell on 4 May 2007

HOWARD B. BLUESTEIN

Weather and Forecasting  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009WAF2222206.1

[ Abstract ] [ PDF (27.19M) ]

カンザスの竜巻の初期発展段階

WSR-88D radar data and mobile Doppler radar dataを利用。長寿命の竜巻ができる30分前にストームが竜巻を作り出した。

ストームの初期条件を非常に正確に捕まえることが必要なこと、竜巻の振る舞いに不確実な点が多いことが予測を難しくしていることが示された。4/15’9

 

 

A Preliminary Statistical Study of Correlations Between Inflow Feeder Clouds, Supercell or Multicell Thunderstorms, and Severe Weather

Rebecca J. Mazur, John F. Weaver, Thomas H. Vonder Haar

Weather and Forecasting  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009WAF2222149.1

[ Abstract ] [ PDF (1.09M) ]

マルチセルやスーパーセルの中にある食べる雲と激しい天候の関係を調べた。WSR-88Dからメソスケールの循環を取り出すMDAMesocyclone Detection Algorithm)を評価した。衛星と比べて食べる雲の成長効率だけでなく、MDAの出力で食べる雲の潜在能力を評価した。4/17’9

 

 

Fidelity of Analytic Drop Size Distributions in Drizzling Stratiform Clouds Based on Large-Eddy Simulations

Yefim L. Kogan, Zena N. Kogan, David B. Mechem

Journal of the Atmospheric Sciences  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAS3028.1

[ Abstract ] [ PDF (1.22M) ]

微物理過程を変数化するためには、粒径分布の知識が重要である。粒径分布の式には、さまざまな仮定に基づく多くの式があるが、その精度についてはあまり議論されていない。ここでは、微物理過程を陽に解くCIMMS LESによって、ASTEX実験の層積雲の雨について、雨量やレーダ反射因子をうまく代表する粒径分布の検討を行った。

海洋性の小雨(ドリズル)の場合、指数分布よりも、高次のガンマ分布の方がよい推定値を与えた。また、ガンマ分布で推定するほうが、従来用いられているZR関係式で雨量と反射強度因子結びつけるよりも、有利であった。4/20’9

 

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Analysis of Short Space–Time-Scale Variability of Oceanic Rain Using TOPEX/Jason

J. Tournadre and S. Bhandari

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 1 (January 2009) pp. 74–90
DOI: 10.1175/2008JTECHO605.1

[ Abstract ] [ PDF (4.45M) ]

海上の降水量の時間・空間変動を調べた。

TOPEX/TMではKuCで降水量を測定している。4/20’9

 

 

Importance of Using Observations of Mixing Depths in order to Avoid Large Prediction Errors by a Transport and Dispersion Model

J. M. White,  J. F. Bowers,  S. R. Hanna, and J. K. Lundquist

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 1 (January 2009) pp. 22–32
DOI: 10.1175/2008JTECHA1134.1

[ Abstract ] [ PDF (2.37M) ]

「混合の深さ?(混合層か?)」大気の輸送と拡散のモデル。深さの求め方:1)ゾンデによる観測、2)メソのモデル、3)相似則から境界層を推定する、4)気候的な平均。本研究で扱う現象は低い混合層で、高濃度の物質が検出された。低い混合層は停滞前線とそこから2,50km離れた雷雨からの吹き出しによって形成された。輸送・拡散モデルで計算される混合層の厚さは5-10倍大きく、物質の濃度は5-10分の1であった。顕熱フラックスの時系列と、負の熱フラックスによって擾乱が抑えられている様子を示す。4/22’9

 

 

Radar Reflectivity–Based Estimates of Mixed Layer Depth

P. L. Heinselman,  D. J. Stensrud,  R. M. Hluchan,  P. L. Spencer,  P. C. Burke, and K. L. Elmore

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 2 (February 2009) pp. 229–239
DOI: 10.1175/2008JTECHA1091.1

[ Abstract ] [ PDF (1.98M) ]

混合層の深さをレーダで測る研究。オクラホマでWSR-88D915-MHzのプロファイラの観測を比較。WSR88Dによる混合層の高さはUHFと比べて日中の早い時間は少し高い。昼間は同じくらい。夕方は少し低い。比較は日中のみ。静穏な日について調べた。(混合層厚保の日変動に関心?4/27’9

 

 

An Algorithm for Real-Time Rainfall Rate Estimation by Using Polarimetric Radar: RIME

Francesco Silvestro,  Nicola Rebora, and Luca Ferraris

Journal of Hydrometeorology  
Volume 10, Issue 1 (February 2009) pp. 227–240
DOI: 10.1175/2008JHM1015.1

[ Abstract ] [ PDF (4.14M) ]

イタリア、C帯の偏波レーダ。偏波観測を現業の降水量測定に応用するアルゴリズムを開発。ZR法と比較し現業のアルゴリズムとして運用する際の利点を示す。4/27’9

 

 

Modeling the pathways and mean dynamics of river plume dispersal in the New York Bight

Weifeng G. Zhang, John L. Wilkin, Robert J. Chant

Journal of Physical Oceanography  
2008 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008JPO4082.1

[ Abstract ] [ PDF (11.36M) ]

ニューヨーク湾の水の散乱。湾内の水の分布と流れを調査。表層流を図るレーダの話CODAR4/27’9

 

 

Development and Forcing of the Rear Inflow Jet in a Rapidly Developing and Decaying Squall Line during BAMEX

Joseph A. Grim, Robert M. Rauber, Greg M. McFarquhar, Brian F. Jewett, David P. Jorgensen

Monthly Weather Review  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2008MWR2503.1

[ Abstract ] [ PDF (15.34M) ]

BAMEX:弓状メソエコーの研究に関して、システムの後面に入るジェット(RIJ)の報告。航空機搭載型のドップラーレーダで観測。後面のジェットが強化されるのは1)鉛直浮力の違いによって生じる気圧の水平傾度2)渦間に生じる循環が作り出す力学的な気圧傾度3)力学的な非循環型の気圧傾度4)相関場の気圧傾度による。弓状のエコーを形成するための、寄与率も計算した。4/28’9

 

 

 

A New High Resolution Satellite Derived Precipitation Data Set for Climate Studies

Renu Joseph, Thomas M. Smith, Mathew R. P. Sapiano, Ralph R. Ferraro

Journal of Hydrometeorology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JHM1096.1

[ Abstract ] [ PDF (2.14M) ]

0.25度格子で、衛星から推定した、詳細な全球降水分布を作成した。協力気象衛星CICSに搭載された受動型のマイクロ波センサーを内挿している。ステージIV radar(?)とTAO/TRITONの地上雨量計で、補正してあり、1998年から2007年までのデータが整備されている。季節間変動を議論するだけの精度がある。データ期間を長く取れば、気候変動への応用も可能であろう。4/28’9

 

 

MINIATURE SUPERCELLS IN AN OFFSHORE OUTER RAINBAND OF HURRICANE IVAN (2004)

Matthew D. Eastin, M. Christopher Link

Monthly Weather Review  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009MWR2753.1

[ Abstract ] [ PDF (3.87M) ]

海上のスーパセルについて。ドップラーの範囲外であった。4/30’9

 

 

The Characteristics of Raindrop Size Distribution and Drop Shape Relation in Typhoon Systems in the Western Pacific from 2D-Video Disdrometer and NCU C-Band Polarimetric Radar

Wei-Yu Chang, Tai-Chi Chen Wang, Pay-Liam Lin

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JTECHA1236.1

[ Abstract ] [ PDF (7.55M) ]

台湾でのCバンド二重偏波レーダと2DVDとの比較。台風の事例。粒径分布と流形関係(drop shape relation (DSR))を調べた。質量で重み付けした粒径Dmは15dbZの深さと地上のZとよい対応を示した。

軸比は2002年の観測と類似していた。ただし、Dm1.5mmを超えると水平風の影響でより球形に近くなっていた。4/29’9

 

 

Observations of the Overland Reintensification of Tropical Storm Erin (2007)

Derek S. Arndt, Jeffrey B. Basara, Renee A. McPherson, Bradley G. Illston, Gary D. McManus, David B. Demko

Bulletin of the American Meteorological Society  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009BAMS2644.1

[ Abstract ] [ PDF (2.65M) ]

2007の温帯低気圧の再強化について。816日にTDが台風(Tropical Cyclone)になって、その後TDとなった。18-19は台風の名残が強化され本体よりも強い風をもたらした。

再強化のプロセスが1分観測を行っているMesonetで観測できた。強度だけでなく、幅も大きくなったのが特徴である。4/27’9

 

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Comparing Occurrences and Vertical Structures of Hydrometeors between Eastern China and the Indian Monsoon Region Using CloudSat/CALIPSO Data

Yali Luo,  Renhe Zhang, and Hui Wang

Journal of Climate  
Volume 22, Issue 4 (February 2009) pp. 1052–1064
DOI: 10.1175/2008JCLI2606.1

[ Abstract ] [ PDF (1.78M) ]

CloudSatのプロダクトを利用して、20067月から20078月までのインド洋、東中国の領域で、雲・降水粒子の出現頻度を調べた。平均の出現頻度は中国では80%、インドでは70%であった。雲・降水粒子の層は二重・三重になる場合があり、それらの寄与率は中国で37%、インドで47%であった。複数層の雲・降水粒子は、インドで、冬から夏にかけて増大する。東中国ではこの季節変化が(やや)逆センスである。受動型のセンサーを利用した雲・降水粒子出現頻度(HOF,hydrometeor occurrence frequency)はCloudSatによる値よりも過小評価する。

 

雲・降水粒子の層をアジアモンスーンの出現と関連付けて調べた。アジアモンスーンが活発な夏は高度が高く、対流層も厚い。秋から冬にかけては下降場になるので雲・降水粒子の層が少ない。モンスーンが活発なインドの方が発生の頻度が高く、対流層も厚くなり、巻雲の出現も多いが、対流と巻雲の出現状況は二つの領域で同じであった。5/14’9

 

 

An Analysis of the Performance of the UFAM Pulsed Doppler Lidar for Observing the Boundary Layer

Guy Pearson,  Fay Davies, and Chris Collier

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 2 (February 2009) pp. 240–250
DOI: 10.1175/2008JTECHA1128.1

[ Abstract ] [ PDF (1.80M) ]

1.5μのドップラーライダーによる連続観測。51日間。境界層内のエアロゾルの速度を観測。予測値やゾンデ、ウインドプロファイラ、ソーダと比較。5/20’9

 

 

Polarimetric Spectral Filter for Adaptive Clutter and Noise Suppression

Dmitri N. Moisseev and V. Chandrasekar

Journal of Atmospheric and Oceanic Technology  
Volume 26, Issue 2 (February 2009) pp. 215–228
DOI: 10.1175/2008JTECHA1119.1

[ Abstract ] [ PDF (5.70M) ]

本研究では、二重偏波のパラメータを降水エコーと非降水エコーを分離するのに用いる。コロラド州立大学のレーダに応用した。クラッタマップ不要でグランドエコーを除去できた。5/13’9

 

 

Evaluation of CMORPH Precipitation Products at Fine Space–Time Scales

Dawit A. Zeweldi and Mekonnen Gebremichael

Journal of Hydrometeorology  
Volume 10, Issue 1 (February 2009) pp. 300–307
DOI: 10.1175/2008JHM1041.1

[ Abstract ] [ PDF (662K) ]

衛星データからのみ作成されるCMORPHmorphing technique;形態変形、e.g.ターミネーターT1000、を使った解析雨量)と地上雨量で補正したNEXRADデータを比較した。3年間のデータの解析により以下のことが分かった。

1)雲はかなり動的に変化しており、衛星から評価する降水量はかなりの誤差を含む。

2)CMORPHは、夏は正の偏差、冬は負の偏差を持つ。これは既往研究と一致する。

3) CMORPHの空間場はNEXRADより滑らかであった。

4)エラーは1~6時間計算結果の範囲で補正している。

5)このエラーは、時間については平均を6時間から24時間へ伸ばすと、相関が低くなる。5/13’9

 

 

 

Evidence for submesoscale barriers to horizontal mixing in the ocean from current measurements and aerial-photographs

Hezi Gildor, Erick Fredj

Journal of Physical Oceanography  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JPO4116.1

[ Abstract ] [ PDF (6.39M) ]

海洋短波レーダの話。水平循環が制限される領域があるらしい。5/8’9

 

 

Formation of convective clouds at the foothills of the tropical eastern Andes (South Ecuador)

Jörg Bendix, Katja Trachte, Jan Cermak, Rütger Rollenbeck, Thomas Nauß

Journal of Applied Meteorology and Climatology  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009JAMC2078.1

[ Abstract ] [ PDF (4.16M) ]

foothill:前衛の山。前山(後ろに高山・山脈を控える)

積雲の活動度の季節変動、日変動をGOES-EX帯レーダ、現業の気象観測所を使って調べた。対象はエクアドル、アンデス山脈の東側。衛星では600×600kmの範囲で対流性の雲とほかの雲を分離した。

結果では、夏の夕方に、大気下層で雲が形成される。また、夜間(特に2月〜4)にセルの形成が強化される。夜間のセル形成についてはリオ・サンフランシスコの南東に多く、アンデスの地形線とよい一致を示すことから、斜面下降風の効果が寄与していると考えられる。斜面下降風は下層に冷たい風をもたらし、不安定を強化する。斜面下降風はMCCを作るほど強い。

前面の山で降水が起きることがアンデスに向けて流れを強化し、セルの発生頻度に影響を与えている。5/11’9

 

 

Convective Contribution to the Genesis of Hurricane Ophelia (2005)

Robert A. Houze Jr., Wen-Chau Lee, Michael M. Bell

Monthly Weather Review  
2009 early online release, posted January 2009
DOI: 10.1175/2009MWR2727.1

[ Abstract ] [ PDF (4.21M) ]

2005年の台風オフィーリアを形成した、熱帯の低圧部を航空機で観測した。ドップラーレーダでは、強化しつつある熱帯の低圧部で発生すると、これまで考えられていた、深く広く強い対流セルが観測された。

対流セルの大きさは幅10km、深さ17km、上昇流10-20m/sであり、強い上昇流は10kmに存在する浮力によって維持されたと考えられる。この浮力は、凍結による潜熱が寄与したと考えられる。降水の蒸発による冷却や引きずり効果は、この上昇流に対抗するような下降流やガストの吹き出しをもたらすほどは、大きくなかった。風による擾乱は、海面付近で相当温位を大きくし、不安程度を増すのに寄与している。この(相当温位の高い)空気は降水のある対流中心の重い大気と出会い、自由対流高度まで持ち上げられる。上昇運動と潜熱の放出が対流圏中層以下の渦位を強化し、中層で低気圧循環を形成する。対流圏中下層を通じて上昇流する大気のなかで形成された渦度は、層状雲の領域に配分される。中下層の渦度の揺らぎと、その渦度をもらった層状雲域が、大規模場の低圧渦度を強化するのに必要な軸対象性を生み出している。(渦が軸対象であることが大規模の渦度を強化することに重要らしい)5/12’9