0808 面積雨量の計算
An Areal
Rainfall Estimator Using Differential Propagation Phase: Evaluation Using a
C-Band Radar and a Dense Gauge Network in the Tropics |
V. N. Bringi, Gwo-Jong Huang, V. Chandrasekar,
and T. D. Keenan |
Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
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要旨
オーストラリア、ダーウィンでの観測に基づく、面積雨量の評価。評価法は伝播位相差による。C−POLレーダ。1998年12月から1999年3月までの出水期に12洪水を集めた。レーダと地上雨量の比較で、規格化した誤差と傾向を調べた。ここで提案する手法では、規格化誤差は14%、規格化する誤差は5.6%であった。流域は100km2である。レーダの観測誤差、および、地上の測定誤差は、ともに、面積積分値を比較することで、本質的には最小化できる。レーダを使った精度の高い手法は、降水量推定に用いた仮定を実証していると思われる。8/19’8
降水量推定に用いた仮定とは、粒径分布のモデルをγ分布としたこと、縦横比のモデルをD≦4mmでは横の振動(断面振動?) 、D>4mmでは等価形状 (?)としたこと、ガウス分布の傾き各を平均0度、標準偏差10度としたことである。これらの仮定は熱帯の雨に有効と考えられる。
横の振動?p1816:R=cKdpとか、R=aKdpbとかでcやaは粒径と軸比の仮定に依存している。Andsager et al. (1999)で1<D≦4mmの範囲に横振動モデルであわせこんだ。おそらく、粒径の小さなところでは楕円のばらつきがあって、粒径の大きなところでは相似形の楕円となっている。8/20’8
Rainfall Estimation from Polarimetric Radar Measurements: Composite Algorithms
Immune to Variability in Raindrop Shape–Size Relation |
Eugenio Gorgucci, Gianfranco Scarchilli,
V. Chandrasekar, and V. N. Bringi
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Journal of Atmospheric and Oceanic
Technology
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