0610
Evaluation
of Attenuation Correction Methodology for Dual-Polarization Radars:
Application to X-Band Systems |
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Journal of Atmospheric and
Oceanic Technology |
Xバンドのような、周波数の高いレーダは、Sバンドレーダに比べて低価格であるので、降水観測のため重要度を増している。一方で、周波数が高い場合、減衰が問題なる。本論文では、2重偏波Xバンドレーダについて、位相差に基づいた減衰補正、距離分布に基づいた減衰補正のアルゴリズムについて検討した。2つのアルゴリズムとも減衰補正は有効に働き、補正した反射強度は負のバイアス(?)をもっていた。2重偏波を用いるのは、減衰補正にとって有効である。10/18’6
Xバンドレーダはsバンドに比べ価格が低いため、運用台数が増加している。しかし周波数が高いため、降雨減衰が大きく、降水量に不確定な要素がある。偏波観測は減衰を補正するのに有効であることが示されてきた。本研究では二つの減衰補正法について定量的に評価する。簡単な位相差を用いる手法と距離分布を用いる手法
である。減衰補正の手法によって後方散乱の位相差がどれ程影響を受けるかを、評価した。二つの手法とも補正は有効に働き、減衰を補正した反射強度のバイアスは無視できる程度である。
減衰補正の歴史
1繰り返し法
2制限法ーTRMM
位相差を用いる手法(1/25’7)
Rain-Profiling
Algorithm for the TRMM Precipitation Radar |
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Journal of Applied Meteorology |
Correction
of Radar Reflectivity and Differential Reflectivity for Rain Attenuation at X
Band. Part II: Evaluation and Application |
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Journal of Atmospheric and
Oceanic Technology |
防災科技研のMPでKDPを用いた補正。
Estimating
the Vertical Structure of Intense Mediterranean Precipitation Using Two
X-Band Weather Radar Systems |
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Journal of Atmospheric and
Oceanic Technology |
HIRE’98の観測データ利用。XのVレーダとRHIレーダを相互に補完させて、減衰補正の効果を高めている。問題も残る(10/18/’06)
Takeda and Fujiyoshi 1978
・ ブライトバンドは直下の強度と5〜10dBZ程度大きい(10までは行かない)
・ 浜松の高層観測で、風の場が鉛直方向にあまり変化していないことを確認し、鉛直レーダ利用の正当性を記述。10/26/’06