2005/06

Amsで「Words from Abstract (ALL) : radar rain snow doppler」を検索。

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小型の送受同一型のドップラーレーダを用いて降水粒子を分類することを研究した。送受同一型と送受分離型の形状を同時に検討して、もっとも適切なレーダをフランスの気象ネットワークに適用する。

計算および実験で得られた速度スペクトルは、霧雨、雨、雪について比較した。類似度を異なるスペクトル間で観測している。

降水粒子の特徴はドップラースペクトルから得られる速度パラメータで決定される。スペクトルの極値と標準偏差である。降水粒子分類のダイアグラムをこれらのパラメータで作成し、主な降水の種別を決めるシステムを作成した。目視による観測と比較して99%の判断率を得た。

二つの形状については、雨雪判別の結果は同じ大きさである。しかし、送受同一型のレーダでは74%が雪のスコアとなった。この悪い結果は、別のパラメータ、最大の速度、を追加して改善した。新しい雪のスコアは80%である。別の要因が悪影響していると考えられる。

(本文より) 送受同一型は25GHz、送受分離型は35GHzの周波数を利用している。Spectro-pluviometer(スペクトル雨量計)も比較に用いる。マーシャル・パルマーの粒径分布とガンとキンザーの終端速度を用いたモデルと比較している。(6/20)校費420

雪の落下速度はSekhon and Srivastava(1971) [Abstract]sekhon_and_Srivastava_1971を利用。ν=aD^bにおいてa=2.07cm^(1−b)/s、b=0.31(単位がおかしい?)

 

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WSR-88DGOESのデータを加えて、寒冷期の降水量の定量観測の精度を上げる。自動判別アルゴリズムを開発した。ただし、融解層は手動で判別する。アリゾナの層状性の降水に対して開発した技術であるが多くの山岳域に応用可能と考える。(6/7)

Exploratory :予備的な

Implementation: 実行、完成

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NOAAによるウインドプロファイラネットワーク(WPDN)の紹介。6分間ごとの観測で、エコー強度、視線方向の速度、速度変動を知ることができる。降水があるときには、雪、弱い雨、中程度の雨、強い対流性の雨、凍結雨、ジェット気流の巻雲内に存在する雪を抽出できる。 WPON wind profilers”(OD、誤字?)ではレーダ反射強度因子Zは特定できないが、得られた値はおおむね既往検討と一致する(Z>0-15BZが降水)。雨の指標としてはV>3-5m/s、σ2>1(m2/s)がある。S,V,σ2は融解層のよい指標となり、運動量のスペクトルを記録しているので、風の場と比較可能である。これらのデータは研究・現業の両方において有効である。(6/7)

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融解層をもつ層状性の降水はレーダにより過大評価される。正確な定量観測のため、WSR-88Dを用いた融解層の自動判別アルゴリズムを開発した。アルゴリズムの出力は、ゾンデ観測によって得られる0℃線、3地域でのモデルの出力、複雑地形に設置された鉛直レーダと比較した。アルゴリズムの出力は観測値とよくあっている。融解層を判断することによりレーダの過大評価傾向を補正することができ、雨雪判別線を引くモデルにも活用できる。

10cmSバンド鉛直ドップラーレーダと比較

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大規模な収束に伴って、雪が降った日の事例解析。前線の通過による雨。WSD-88Dによる予報への応用。

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融解層の上下で雪のスペクトルと雨のスペクトルの関係を調査した。凝集と破裂がほぼキャンセルして、雪と雨のレーダ強度の比は0.23となっていた。

Give credit where credit is due. 《諺》 (たとえ悪人でも)功績のある者には功績を認めよ(Ryde(1946)によれば氷から水への誘電率の増加は落下速度の増加により打ち消される)

 

融解層の上下で反射強度因子の変化に関するγという値を調べる。変化を調べるための高度は、雪と雨が混在しないほど十分離れており、時間ずれ・水平移流の影響を受けないように十分接近したものでなければならない。この問題に対して、トップとボトムをZの曲率の最大値で判断することにした。曲率を調べる範囲はZのピークから200~500mの範囲とした。そして、γを計算するための高度は、トップについては1レンジビン上方、ボトムについては下方を用いた。【融解層の範囲を求めるためには制限が必要。6/8’10

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ΦDPを使って、雨と雪・霙を判別する。

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前線が通過する前の降水について解析。

弱いメソスケールの降水であっても、熱力学と雲物理学の解析は有効であり、水収支とエネルギーの収支をドップラーレーダを用いながら解析した。

 

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融解層に対するモデルを開発した。降水粒子は、六花から霰までを網羅している。融解層はブライトバントと関連付けられているが、ブライトバンドの強さは、融解前の密度に関連する。モデルの結果はドップラーレーダの観測値とよく一致している。定常性を仮定しているので、最もよい結果は層状性の降水で見ることができる。

3.3GHzFMCWレーダを利用。

f:融解係数

降雪粒子の落下速度は無次元の吸い込み係数Cdで規定する。

雨 0.5

雹 0.5(List et al. 1973)

やわらかい雹および霰 0.8(Knight and Heymsfield 1983)

雪 1.3密度が低いところでは1.0 (Magono and Nakamura 1965)

 

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補足

Doppler Radar Observations of Drop-Size Distributions in a Thunderstorm

R.S. Sekhon and R.C. Srivastava  Journal of the Atmospheric Sciences: Vol. 28, No. 6, pp. 983–994.

 鉛直ドップラーレーダを用いて雷風雲の粒径分布を、0℃高度以下について求めた。粒径分布はロジャーによる鉛直風とそこから±1/s3つの風について求めている。粒径分布は指数分布で与えてN(D)=N0exp(―ΛD)のN0=0.07R^-.37(cm-4)とΛ=38R^-0.14となった。降水強度が3mm/hを超えるとN0が大きくなりマーシャル・パルマーに比べて傾きがきつくなる。レーダ反射強度因子Zは1から10^5mm6m-3の範囲であった。Zとドップラー速度との関係はロジャーの求めた関係と1m/sの範囲で一致する。そのほか、M=0.052R^0.94D0=0.13R^0.14Z=200R^1.35であった。

 

 

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検索結果からめぼしいものを抽出する。(最初から20文献)→多すぎるので没!

 

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Cバンドレーダを用いた、雲の自動分類を提案する。

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深尾先生の本(アマゾンへ)より雲・降雨の観測文献

     Williams, Ecklund and Gage 1995 Classification of precipitating cloud in the tropics using 915-MHz wind profilers, JAOT 12 996-1012

     Renggono, Hashiguchi, Fukao, Ymanaka Ogino, et al. 2001 precipitating clouds observed by 1.3-GHz boundary layer radars in equatorial Indonesia, Ann. Geophys., 19,889-897

     Kobayashi and Adachi 2001 Measurements of rain-drop breakup by using UHF wind profilers, Geophys. Res. Lett. 28, 4071-4072.