The Evaluation of Two Years of Real-Time Operation of a Short-Term Precipitation Forecasting Procedure (SHARP). A. Bellon and G. L. Austin, pages 1778–1787.

Journal of Applied Meteorology

VOLUME 17 NUMBER 12

December 1978 [Abstract]

デジタル化された気象レーダのパタン解析により0~3時間後の予測を提供して2年となる。手法の検証によりモントリオール地区での「レーダ気候学」の基礎研究を行った。顕著な減衰域、発達域の地図を作成した。

5/28/04

 

The Mesoscale and Microscale Structure and Organization of Clouds and Precipitation in Midlatitude Cyclones. XI: Comparisons between Observational and Theoretical Aspects of Rainbands. David B. Parsons and Peter V. Hobbs, pages 2377–2398.

Journal of the Atmospheric Sciences

VOLUME 40 NUMBER 10

October 1983

[Abstract]

optical flowを用いた降雨予測論文で引用:NWP(numerical weather predictin)による予測と関連

中緯度低気圧にともなう、レインバンドの構造を解析。メソスケールに着目。構造を決める力学的特性、不安定について言及する。

5/27/04

 

Nowcasting of Motion and Growth of Precipitation with Radar over a Complex Orography. L. Li, W. Schmid, and J. Joss, pages 1286–1300.

Journal of Applied Meteorology

VOLUME 34 NUMBER 6

June 1995

[Abstract]

相互相関法によりレーダエコーの移動を解析した。解析手法をTRECと呼んでいる。求めたベクトルは連続の式を満たすように調整を加えている。

異なる降水のタイプ(積雲系、層雲系)のレーダエコーを複雑地形付近で収集した。動径方向のベクトルと、ドップラー速度の比較を行なった。ドップラー速度の差を小さくするように得られたベクトルがCOTRECTRECの拡張版)で研究された。

ドップラーとレーダの移動の差が、地形性の降雨の中で見られた。地形性の降雨は1)レーダのパタンが、地形で遅くされるもの2)クラッターの影響、の2つが考えられる。最初のパタンは、レーダエコーの伝播(propagation:波が伝わる)と入れ替わり(translation)が異なる現象である事を反映しえている。クラッターはドップラー速度で緩和する事ができる。

COTRECは特に山岳性の地形に有効なナウキャストのツールである。地形性ばかりでなく激しい対流性の風雨にもエコーの発達を20分程度先まで予測し、予測期間を延長する可能性がある。

 

Nowcasting Convective Activity for Space Shuttle Landings during Easterly Flow Regimes. William H. Bauman III, Michael L. Kaplan, and Steven Businger, pages 78–107.

Weather and Forecasting

VOLUME 12 NUMBER 1

March 1997

[Abstract]

スペースシャトル着陸の為のナウキャスト手法検討

フロリダでは東風の時、対流性の雲が発達しやすい。シノップの場があまり変わらなくても晴天から雷雨まで発生しえる。

海上の境界層で対流圏中部に増大する水蒸気があることが、対流活動のある日とない日を区別するのに役立つ事がわかった。

検証は45kmメッシュのメソモデルでおこなっている。11kmのネスティングをかけて検証した。

05/17’04

 

 

Nowcasting with the new generation GOES

James F. W. Purdom

Advances in Space Research
Volume 19, Issue 3 , 1997, Pages 423-432

アメリカのGOESの改良によって、衛星画像を用いたナウキャストが進歩した。

スキャン速度が速く、30秒、1分、3分でアクセスする実験が進行中である。

このような「高速スキャン」は大雨を伴う雷雨などに用いられる。

業務用のモードではないが、GOESの画像を受信し、活用するプログラムがあり約50の事務所で活用されている。

本論文では、このプログラムの成功、GOESの画像を活用する重要性とナウキャストの成果を紹介する。

 

 

Improving the nowcasting of precipitation in an Alpine region with an enhanced radar echo tracking algorithm, Pages 46-68

S. Mecklenburg, J. Joss and W. Schmid   Journal of Hydrology Volume 239 2000

 

レーダの移動解析の向上

評価のために、誤差評価パラメータを導入:位置についてのパラメータと強度についてのパラメータ

位置の誤差評価は、絶対誤差、相対誤差、移動ベクトルの誤差で評価

強度の誤差評価は、中央値の比および雨量強度の変動度によって評価

 

05/06/2004

 

Meteorological Applications 2000
Mesoscale analyses and diagnostic parameters for deep convection nowcasting

C Calas, V Ducrocq, S Sénési pp 145-161

地上データの解析。水蒸気の収束を調べる事で、対流性の降雨の発達を予見する。

水蒸気の収束があれば、雷雨が起きる。発散場では、対流性の降雨は発生しなかった。

本研究で提案した閾値を用いると雷雨の空振り率を下げる事ができる。一方、見逃しは低いままおさえている。

対流性のライン構造ができる前に(1-4時間前に)MOCON場が組織化していることがわかった。

MOCON:mouisture convergense

解析にはCANARIという地上解析のシステム、ALADINという気象モデルを用いている。

05/13/04