9/4'8 流体力学会年会 ・竹見先生 乱流を考慮することの意味は? MRRでは結果として、乱流の乗っているものを観測している。そのため、粒径分布から推定される反射強度因子に乱流の寄与を与える必要がある。 乱流のもっともらしさは? 結果としてあっているので、よいと考える。 ・大石先生 雪の密度について? 球形を仮定して計算。既往検討からもっともらしいと考えている。 ・岡本先生 MRRのキャリブレーションは? 2003年から2004年にかけて地上雨量計と比較して、もっともらしいことを確認している。 研究の目的は? ひとつは、レーダ雨量計の観測精度を上げるため、(雪の層、)融解層に存在する水の量を定量的に見積もるための手法を検討している。 このためには、融解粒子の粒径分布とともに、融解粒子に含まれる液体の水の質量比(=含水量;(液体の水の質量)/(粒子の全質量)、霙水量と呼ぶ)を知る必要がある。(また、霙水量は地表面への寒気フラックスと強く関連している。) 融解中の粒子のレーダ反射強度因子(Ze)は、誘電率が複雑に変化しており、(融解中の粒子の誘電率を求めるモデルは確立したものがなく、)Ze単独で霙水量を推定することは難しい。そこで、粒子融解モデルを用いて、霙水量を計算し、降水強度を推定する手法を提案する。(9/18'8re-vise) −−−−−− (反省) 研究の目的を、もっと、わかりやすく伝えるべき。 レーダ雨量計による融解層の定量観測であれば、含水量とZの比較とか。。