How to make precipitation?
ここでどのようにして人工的に雪をもたらすか、について説明します。
そのためには、まず自然界で雪がどのようにしてできるかを知る必要があります。
大きな流れでは、ここで模式的に示した2つのステップで雪ができます。
まず、気体である水蒸気が集まって雲ができます。これがステップ1雲というのは雲粒という小さな液体の水の粒で構成されています。次に、ステップ2では雲の中で雲粒が集まって固体である雪結晶ができます。
人工降雪を行う新潟県上空では、この2つのステップのうち、水蒸気は充分にあるのでステップ1は容易に進むのですが、ステップ2のほうがあまり進みません。(水蒸気は日本海からの補給により豊富にあります。)
そこで、雲粒から雪結晶へのステップが進むように、人工的に働きかけてやればよいのです。