Dr. Mコメント
2006/1/19
降水のタイプを本庁(大手町)の観測を利用することに対してのコメント
・ 10km程度離れていると、MRR観測と直接比較は難しい
・ 大手町でのT, RH, hydrometer の関連を整理し、IISでのT, RHから関連付けを行うことは可能。ただし、現状の観測内容を大きくサポートするデータとはなりえない
全般について
・ 低気圧から伸びる寒冷前線でも、層状性の降雨(バンド状に伸びる降雨など)はある(20041215JSTの天気図で確認すると、今回の事例は、背面から寒気が入っているが、寒冷前線の降雨ではない)
・ 1次元データを使う場合は、ドップラー速度の変化を詳細に調べ、大気の上昇流が数cmであることを確認しながら進める。
・ 「対流性」と言った瞬間に1次元データを利用することはできなくなる。
・ 都市部で、雨雪の切り替わりの部分を詳細に観測できる(査読者1の言う「融解層に着目」)ことを強調する。
Radar Observation of the Atmosphere Louis J. Batten を借用し8章をコピーした。多謝。