MieRayleighの違い

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MRR波長(12.4mm)でのスペクトル強度の比較

20044~6月の平均観測(2ケース除く)の粒径分布によるMRRRD80の比較において

MRRRD80よりも全ての粒径範囲で大きくなっていた。

特に大粒径のところで差が大きいのでRayleighの近似がよくないと考え

MieRayleighによるスペクトル反射強度を計算した。

スペクトル反射強度とは

ミーおよびレイリーで計算される後方散乱係数にマーシャル/パルマ-で与えられる粒径分布を乗じて求めた。

粒径分布は以下の式で2mm/hのマーシャル・パルマ-分布を与えた

ミー散乱の計算計算結果

 

MRRおよびRD80で観測される粒径の範囲(おおむね5mm以下)ではミーとレイリーの差がそれほど大きくない事がわかる。

左:計算で求めたスペクトル反射強度

右:2004年気象学会秋季大会の図